機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 第5話 嘘だといってよ、バーニィ

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スナップショット 1 (2015-06-19 16-50)


ジオン兵A:「報告します。ルビコン作戦失敗。ガンダムは依然としてサイド6にあり。サイクロプス隊の生死は不明。以上!」

ルーゲンス:「いかん!即刻中止だこの場を離れろ!」
ジオン兵B:「しかし、中佐殿の命令で・・・」
ルーゲンス:「キリングどういうことだ?」
キリング:「どういうこと、と言いますと?」
ルーゲンス:「核弾頭の使用など許可した覚えはない!」
キリング:「私も許可された覚えはありませんな」
ルーゲンス:「貴様。・・・条約を無視する気か!?」
キリング:「サイド6は南極条約を批准しておりません」
ルーゲンス:「そんな問題ではない!」
キリング:「それに、私の行動は閣下の管轄外に置かれているはずですが?」
ルーゲンス:「当基地の指揮は私が・・・おぉ・・・」
ジオン兵C、D:「閣下!うぉ、うぁぁ!」
キリング:「作業を再開しろ!当刻よりグラナダの指揮は俺が取る!」

クリス:「警察?」
ルムンバ:「君から直接聞きたいそうだ」
クリス:「どこにいるの?」
ルムンバ:「ジオンのモビルスーツの側だ。どうしてもそこで会いたいと言っているんだ」

刑事A:「ほーう、こんな可愛らしいお嬢さんが、あのモビルスーツのパイロットとはね・・・」
クリス:「ご苦労さまです」
刑事A:「こいつを倒したのもあんたなのかね?」
クリス:「はい」
刑事A:「ふん、生き残りのジオン兵士が2名市街地に逃げ込んだらしいんだが、何か思い当たることはないかね?」
クリス:「いえ、特に」
刑事A:「どんなことでもいいんだがね・・・」
クリス:「申し訳ありませんが」
刑事A:「うむ・・・では、今度の襲撃には内部からの協力者がいたとの情報があるんだが、それについてはどうかね?」
クリス:「心当たりはありません」
刑事B:「無駄足でしたか・・・」
クリス:「よろしいでしょうか?」
刑事A:「よかない!連中が動き出せばまた人が死ぬんだ。」
「大体妙ですな、中立コロニーであるはずのここに、こうもあからさまにジオンが攻撃してくるというのは、何故でしょうな・・・」
クリス:「お答えできません」
刑事A:「なるほど。知っているが答えないということですな。連邦軍はこのコロニーに駐留するという名目で、密かにモビルスーツの開発をしていた。だからジオンが来た。違うかね?」
クリス:「お答えできません」
刑事A:「死者246名。重軽傷者572名。昨日の犠牲者の数だよ。2度とこんな大惨事は起こって欲しくないもんですな」
クリス:「戦わなければもっと多くの人が死んでいたはずです。仕方がなかったんです。」
刑事A:「言いたいことは分かるがね。死んでも仕方のない人間なんてーのは1人だっていないんだ。数の問題じゃないよ」

市民達:「こりゃ酷い、何てことだ」
「生き残りのジオン兵が街へ逃げ込んだって」
「やだねー見つけたらぶっ殺してやる!」
「何もコロニーの中でドンパチしなくても・・・連邦軍は何やってるんだ」
「子供だよ!」
「ああ!」
「可哀相に・・・」
アル:「あぁ・・・」

(シュタイナー):(バーニィ・・・あいつは?ガンダムは?どうなった?)
(バーニィ):(えっ・・・あっ・・・あいつは、ミーシャが破壊しました。僕達も早いとこ脱出しましょう!)
(シュタイナー):(ふふっ・・・バーニィ・・・嘘が下手だな・・・うっ!)
(バーニィ):(隊長!・・・隊長!)

バーニィ:「隊長・・・」

チャーリー:「ハーディーが・・・シュタイナーが死んだか・・・ミーシャは?」
バーニィ:「戦死です」
チャーリー:「髪の黒い若いのは?」
バーニィ:「戦死です」
チャーリー:「そうか・・・あんたそのパスポートで脱出しろ。なるだけ急いでな!」
バーニィ:「警戒が収まるのを待つつもりですが・・・」
チャーリー:「いかん!すぐに脱出するんだ!」
バーニィ:「待った方が安全だと思いますが・・・」
チャーリー:「そりゃあ分かってる!」
バーニィ:「じゃあ何故?」
チャーリー:「いいか、よく聞くんだ。クリスマスの夜までにガンダムを始末できない時にはグラナダの艦隊がやって来る。核を使ってコロニーごと吹き飛ばす作戦だ」
バーニィ:「そんな・・・バカな!」
チャーリー:「まったくな・・・とにかく逃げろ!逃げて生き延びるんだ!」
バーニィ:「あなたは逃げないんですか?」
チャーリー:「ワシはもう年だ。それにこのコロニーが気に入ってるんでな」

バーニィ:「ん?」
アル:「バーニィ僕だよ。バーニィ」
バーニィ:「ふー」
「後ろをよく見ながら歩いてきたか?」

アル:「うん」
バーニィ:「警察は俺を捜してたか?」
アル:「んーん」
バーニィ:「そうか。座れよ。喰おうぜ」
アル:「うん」
バーニィ:「どうしたんだよ?」
アル:「人間て簡単に死んじゃうんだね」
バーニィ:「またそんな話か、もう考えるな!」
アル:「でもー!」
バーニィ:「死んだ奴にはツキが無かったってことだ!隊長だろうと何だろうとツキのない奴は死ぬんだ!」
「それが戦争ってもんだ!分かったか。ったくほら喰えよ」
アル:「うん・・・」
バーニィ:「アル」
アル:「ん?」
バーニィ:「俺は今日中にこのコロニーから脱出する」
アル:「えぇ・・・逃げるの?」
バーニィ:「そうだ」
アル:「何で?あいつは?連邦のモビルスーツはどうするの!?諦めちゃうの!?」
バーニィ:「気持ちはわかるが時には逃げるのも男としてだな・・・」
アル:「大丈夫だよまだ!それにこのままじゃ死んじゃった人は?」
バーニィ:「俺の話を聞け・・・あと3日・・・クリスマスの晩までにガンダムを始末出来ない時はグラナダの艦隊が来る。核爆弾を使ってコロニーごとぶっ潰す作戦なんだ」
アル:「じゃあ・・・」
バーニィ:「このコロニーは確実に破壊される。もうどうにもならん。お前もここを離れるんだ。母さんと旅行に行くとか・・・」
アル:「でもクリスマスまでにあいつを倒しちゃえばいいんだろ?」
バーニィ:「出来るわけないだろ!」
アル:「大丈夫だよバーニィなら!」
バーニィ:「出来ないの!あんな化け物どうやったら倒せるんだ!!」
アル:「新型ったってちょっと速いだけだろ?あのザクだって修理すれば・・・」
バーニィ:「修理してどうするんだ!お前が動かすのか!?」
アル:「え?」
バーニィ:「俺はな、モビルスーツなんて1機も落としたことがないんだ!!」
アル:「あと1機でエースだって言ったじゃないか!!!」
バーニィ:「言わねーよ!!!」
アル:「言ったよー!!!」
バーニィ:「俺はただのヒヨッ子で皆のお荷物だ。ただ連れて来られただけなんだよ!」
アル:「嘘だ!バーニィはあいつが怖くなったんで嘘をついてるんだ!!」
バーニィ:「ああ怖いね。怖くない方がどうかしてる。臆病とでも何とでも言えよ!」
アル:「待ってよー!」
バーニィ:「うるせーぞいいか・・・」
アル:「バーニィ!ホントは強いんだろ?あいつをやっつけられるんだろ?」
バーニィ:「見ろ、盗聴マイクだ。お前が俺達のことをバラすんじゃないかと思って、こいつで盗み聞きしていたんだ。仲間のしるしなんて嘘っぱちさ。生きたかったから逃げるんだアル、な?このコロニーから脱出しろ」
アル:「他の皆はどうなるの?ガンダム、僕達でやっつけようよ。そうすれば・・・」
バーニィ:「俺は逃げると決めたんだ」
アル:「バーニィのバカー!!!」
「警察へ行って話すからね!」

バーニィ:「そんなことしたら死刑だぞ。お前だって同罪なんだから!」
「ううっ!」


男:「ヒョーヒョッヒョ!気持ち良い!」
アル:「あぁ・・・」
「あ」

警察官A:「坊や、学校はどうした?」
(バーニィ):(お前だって同罪なんだ。死刑だぞ死刑!)
警察官A:「サボりか?」
アル:「く・・・」
警察官A:「おい!待たんか!」

アイキャッチ

クリス:「・・・」

クリス:「アル!どうしたの?何か心配事?」
アル:「うーん別に」
クリス:「何でも相談に乗るわよ」
アル:「うーん・・・」
クリス:「ねぇ、そういえばバーニィはどうしてるの?最近見ないわね」
アル:「知るもんか、あんな奴」
クリス:「えっ・・・どうしたの?」
アル:「あのね、もしも・・・もしもね、宇宙艦隊が攻めてきてこのコロニーが潰されちゃうとしたら、クリスどうする?」
クリス:「戦うと思うわ」
アル:「えっ、逃げないの?」
クリス:「そうね、逃げないと思うわね」
アル:「怖くないの?」
クリス:「怖いでしょうね。でも怖いのには耐えられるけど1人ぼっちになるのは耐えられないから」
アル:「1人ぼっち?」
クリス:「お母さんやお父さんやアル、それに友達。私の大切な人が皆死んじゃって私だけが生きてるってこと。自分だけ逃げても1人じゃ生きていけないもの私」
アル:「やっぱり逃げるっていうのは卑怯な事なんだね!」
クリス:「そうじゃないの。私が戦うとすれば結局は自分のためよ。自分が1人ぼっちになるのが怖いから戦うんだと思うの。でも、それは私の生き方。逃げる事もその人の生き方。どっちが正しいとか間違ってるとか誰にも決められない事なのよ。戦えばそのために人が死ぬわ。でも戦わなくても死んでゆく、正しいことなんてどこにも無い。自分に出来ることをするしかないんだわ。あは、関係ないこと喋っちゃったな、ごめんごめん」
アル:「んーん、ありがとう!」
クリス:「あっ!ねぇ!バーニィに会ったらよろしく伝えて!」

空港職員A:「サンダファイルまでの便はあいにく満席です」
バーニィ:「船、ある?」
空港職員B:「どちらまで?」
バーニィ:「どこでもいい」
空港職員B:「あんたねーこの戦時にそんな・・・」
バーニィ:「フランチェスカでいい。1枚だ」
空港職員B:「料金520ハイトです」

土木作業員:「こらっ!入っちゃだめだ!」
アル:「離してよーチェイは?テルコットは?皆は?」
土木作業員:「あー知らん知らん!さぁ帰った帰った!ふん!」
アル:「バカ!アホ!」
土木作業員:「あーこらっ!お前等もかー!」
テルコット:「わー」
チェイ:「逃げろ!」
土木作業員:「いい加減にしろ!」
チェイ、テルコット:「わー!」
チェイ:「はっはっはっ、うっうっうっ」
アル:(チェイ、テルコット)
「おーい!」

チェイ:「あん?アルじゃないか!」
テルコット:「ほんとだ!」
チェイ:「お前昨日学校来なかったろ?」
テルコット:「凄かったんだぜー!ジオンのモビルスーツが来てさ。学校壊してったんだぞ」
アル:「皆は?」
チェイ:「皆?皆がなんだ?」
アル:「学校にいた皆は無事だったか!?」
チェイ:「はー?お前バカか?モビルスーツが来たのは夜だろー?」
アル:「あっ、あー・・・」
チェイ:「どうしたんだよー?」
アル:「だってー昨日来なかっただろ?なんて言うからさー」
チェイ:「俺達は来たんだぜ」
テルコット:「攻撃のすぐ後でさ」
チェイ:「なー」
チェイ、テルコット:「へへへへへへへ」
チェイ:「おい」
アル:「えっ」
チェイ:「いいもん見せてやるよ」
アル:「ん?」
チェイ:「へへっ。じゃん」
テルコット:「ずーん」
チェイ:「こいつが今日の収穫。まだ匂いが残ってんだぜ。嗅いでみっか?」
アル:「・・・」
チェイ:「そんな顔すんなよ。お前にもやるから、な?」
アル:「・・・」
テルコット:「アルーどうしたんだ?」
チェイ:「泣くなよ、元気出せよな!」
テルコット:「こんなんいくらでも落ちてるからさ」
アル:「あははははは、あははは」
チェイ:「あははは」
テルコット:「へへへへ」
チェイ:「そ、そうだよ笑うんだよ!な!」
アル:「はははははははははは」
チェイ、テルコット:「はははははははははは」

ジオン兵E:「艦長、キリング中佐より通信が入っています」
ヘルシング:「繋いでくれ」
キリング:「出撃時刻が決定した12月25日0時00分だ」
ヘルシング:「ミサイルは今搬入中だ」
キリング:「ん」
ヘルシング:「キリング、本気でアレを使う気なのか?」
キリング:「司令部の決定に反対か?」
ヘルシング:「いや・・・」
キリング:「お前が有能だからこそ与えられた任務だぞ。分かっているんだろうな?」
ヘルシング:「ああ」
キリング:「成功を祈ってるぞ」

婦人警官:「どう?こんなもんでいいかしら?」
アル:(今までのことを全部話すんだ。そうすればわかってくれるはずだ。死刑がなんだ。自分を1人ぼっちにしないためだ)

警察官B:「えっそりゃあ大変だ!すぐに逃げた方がいいぞ!さあ早く!」
アル:「本当なんだよ!」
警察官B:「だからほら早く逃げなきゃ!」
アル:「本当にクリスマスの日にジオンの艦隊が・・・」
警察官B:「あーわかったわかった。大変だ大変だ」
アル:「信じてよ!!」
警察官B:「お前、この前ひき逃げだ何だって言って大騒ぎしたガキだろ?覚えてんだぞ!」
アル:「今度は本当なんだよ!」
警察官B:「いいから帰れ!親呼ぶぞ!」
アル:「皆死んじゃうんだぞ!バカー!!」
「死んじゃうぞ!知らないからな!!」


港内アナウンス:「フランチェスカ行きNTW-205便ご利用のお客様へ、ご案内を申し上げます。搭乗手続きは30分後に開始いたします」
バーニィ:「ふー・・・うっ・・・クリス・・・」
店員:「いらっしゃいませ。お飲み物は何になさいますか?」
バーニィ:「あの・・・ウィスキー水割り」
店員:「かしこまりました」
女:「こっちにもウィスキー追加ね」
店員:「お客様もう控えられた方が・・・」
女:「何よ!あっちの人にはOKで私にはダメってわけ?」
店員:「ウィスキーですね?」
女:「ダブルでお願いね」
店員:「はい、3ハイト5クールです」
バーニィ:「ぁっ・・・」
店員:「ありがとうございました」
女:「勘定置いとくわよ。そうよ私、仰せの通り、今出発するとこ、麗しのフランチェスカへね。厄介払いができて、さぞホッとしてるんでしょ?あの娘とせいぜい幸せに暮らしてね。・・・酔ってなんかないわ!少しお酒を飲みましたけどね、全然酔ってなんかないわよ、酔えるもんですか・・・結婚しようって言ったのあんたじゃない!何よ嘘ばっかり言って!うぅ・・・行きたくないわよ!あんなとこに!フランチェスカなんて・・・フランチェスカなんて最低のコロニーじゃない!」
港内アナウンス:「NTW-205便の搭乗手続きを開始いたします」
女:「今度の女もすぐバレる嘘ついてたらしこんだんでしょ。私の時と同じ!嘘を言い通す根性もないくせに!!」

(アル):(嘘だー!本当は強いんだろ?)
(バーニィ、あいつをやっつけられる?)

女:「うぅ・・・」

(チャーリー):(このコロニーが好きだからね)

(アル):(楽勝?)

(アル):(あはははははははは)
(バーニィ):(あはははははははは)

ミチコ:「食べる前に、父さんとのことで話しておくことがあるの」
アル:「離婚するの?」
ミチコ:「そうじゃないの。父さん帰ってくるの」
アル:「いつ?」
ミチコ:「クリスマスよ」
アル:「いつまでいるの?」
ミチコ:「ずうっとよ。母さんね、父さんと仲直りしたの。どうしたの?嬉しくないの?」
アル:「んーん」
ミチコ:「これからは家族3人一緒に暮らしていくのよ」

アル:(父さんが帰ってくる。父さんまで死んじゃう。皆死んじまうんだ)
ミチコ:「アル、電話よ、バーニィって人から」
アル:「えっ?ああ!」

アル:「もしもし、もしもし!バーニィ?バーニィなの?バーニィ!」
バーニィ:「ああ、俺だよ」
アル:「バーニィあのね、さっきはごめんなさい。お願いだよ、僕達を助けて!バーニィ!」
バーニィ:「ああ、そのつもりだ」
アル:「ほんと?」
バーニィ:「ああ、あいつを倒すためにもう1度攻撃をかけることにした。手伝ってくれるか?」
アル:「うんもちろんだよ。ありがとうバーニィ!2人でやればきっと上手く行くよね?」
バーニィ:「ああ・・・上手く行くさ!」
アル:「大好きだよバーニィ・・・」
バーニィ:「バカ野郎・・・」


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