機動戦士ガンダム 第41話 光る宇宙

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ギレン:「しかし、連邦軍の戦力とて底をついております。すなわち、グラナダ、ア・バオア・クーを抜く力はない。となれば直接我が本国を強襲するでしょう、あのレビルなら考えそうなことです」
デギン:「だからこそ戦争回避の努力をせねばならぬものを」
ギレン:「その為のソーラ・システムです。一挙に連邦を葬ってみせますよ、父上」
デギン:「できるものかよ。なあ、ガルマ」

ナレーター:「デギン・ザビ公王はみずからの意志にはずれた局面を打開すべく、ジオン公国を発進した。無論、ギレン・ザビ総帥の知るところではない」

タイトルコール:「光る宇宙」


ギレン:「老いたな、父上。時すでに遅いのだがな・・・」
「なんだ?」
セシリア:「技術顧問のアサクラ大佐からです」
ギレン:「よし、つなげ」
アサクラ:「報告いたします。ソーラ・レイは稼動体制に入りました」
ギレン:「うむ」
アサクラ:「2時間後には臨界点に達します、ただ・・・」
ギレン:「続けたまえ」
アサクラ:「は、臨界透過膜と偏光ミラーが実用テスト用に製作されたものしか使えませんので、ソーラ・レイシステムは一度しか使えません」
ギレン:「能力は?予定通り出るのか?」
アサクラ:「はい。3秒間の連続照射と、その間12度の角度変化が可能です」
ギレン:「よくわかった。準備を万全にな」

シャア:「ゲルググの修理はあと2、30分で」
キシリア:「うむ、それが直り次第、第2波の攻撃を掛けよ」
シャア:「はい」
キシリア:「木馬の隊を破ったらただちにア・バオア・クーへ向かう。情報ではレビルの主力艦隊はグラナダを無視すると見えた」
シャア:「ほう」
キシリア:「で、その前にひとつ聞いておきたい事がある。お前の打倒ザビ家の行動が変わったのはなぜだ?」
シャア:「私の?」
キシリア:「私は4歳ごろのキャスバル坊やと遊んであげたことがあるんだよ。お忘れか?」
シャア:「キシリア様に呼ばれた時からいつかこのような時が来るとは思っていましたが、いざとなると恐いものです、手の震えが止まりません」
キシリア:「あたしだってそうだ、お前の素性を知った時にはな」
シャア:「それを、またなぜ?」
キシリア:「ララァだ。お前はフラナガン機関にララァを送り込んでいたな。そのお前の先読みする能力を知って徹底的に調べさせた訳だ。お前もララァによってニュータイプの存在を信じ、打倒ザビ家以上のことを考えだした」
シャア:「・・・どうも」
キシリア:「ギレンはア・バオア・クーで指揮をとる」
シャア:「はい」
キシリア:「そのあとの事はすべて連邦に勝ってからのこと。よろしいか?」
シャア:「は、確かに」

ブライト:「ニュータイプか。超能力者とは違うという訳だな?」
セイラ:「ええ」
ブライト:「しかし、アムロの話を総合すると超能力的な敵としか思えんが」
セイラ:「今はそう考えていいのじゃなくて?」
カイ:「そんなのが相手じゃ俺達に歯が立つ訳ないじゃないか」
ミライ:「でも、それほど深刻じゃないわ。あのとんがり帽子が出てきたらアムロには気の毒だけど」
アムロ:「そ、それはそうです、今となっては」
ミライ:「そうね。今のアムロにそのニュータイプの現れ方をしているから」
アムロ:「そうとでも考えなければ説明のつかない事が多すぎるんです、僕の中に」
ミライ:「頑張ってね」
アムロ:「でも、ニュータイプっていっても僕は特別な人間じゃありませんよ。これだけ戦い抜いてこられたホワイトベースのみんながニュータイプです。でなければ勝ち抜けなかったはずです」
ブライト:「それは、そうかもしれん。しかし、アムロには特別何かを感じるな」
アムロ:「・・・ええ、否定しません。ことにあのとんがり帽子と接触してそう思えるんです。あの、ラ・ラって音」

ジオン兵A:「大佐、ダイヤモンド編隊とりました」
シャア:「おう、各モビルスーツ隊発進急がせ!」
ジオン兵A:「は」
シャア:「まず艦隊特攻を掛ける、半分は沈めるつもりだ。その上でララァが中心にガンダムを」
ララァ:「はい」
シャア:「私もゲルググで出るが、今度は私がララァの命令に従う」
ララァ:「・・・大佐!」
シャア:「今はララァの方が優れている」
ララァ:「大佐、今日からノーマルスーツを着けて出撃なさってください」
シャア:「うん。ララァがそう言うのならな」
ララァ:「ありがとうございます」

ジオン兵B:「モビルスーツの発進終了。シャア大佐のザンジバルを先頭に突撃隊形終了」
キシリア:「よし。我がグワジンはここに固定。シャア大佐発進30秒後に援護射撃を30秒掛ける」

マーカー:「敵が動き出しました。Fライン突破します!」
アムロ:「カイさん、ハヤト!」
セイラ:「発進よ」
ブライト:「シフトはどうする?」
ミライ:「もう任せましょう」
ブライト:「ニュータイプか。ん?」
ミライ:「フラウ・ボゥ、各機の発進を急がせてね」
フラウ:「はい」
ミライ:「・・・なにか?」
ブライト:「い、いや・・・」

キッカ:「あ、アムロ!」
カツ、レツ、キッカ:「わあっ・・・」
キッカ:「もう、アムロったら!」

キシリア:「30秒。発射!」

カイ:「うわあ!大丈夫だろうな?俺達の帰る所がなくなるんじゃねえだろうな!?」
アムロ:「来ますよ」
セイラ:「右10度、1時半の方向」
アムロ:「コースを変えてくる!」

マーカー:「左舷、4隻来ます!」
ブライト:「弾幕を張れ!」

ジオン兵D:「うおっ!」
シャア:「止まるな!」

マーカー:「双方2隻ずつ撃沈。敵は回避行動に移りました!」
ブライト:「よし、対空砲火。次はモビルスーツ戦だ、来るぞ!」
オスカ:「5、6機編隊で来ます、15、6機はいるようです」

セイラ:「こいつ!」
ハヤト:「このっ!」
アムロ:「む、とんがり帽子だな!」
「クッ。そうか、コントロールを!」
「見えるぞ!」
「ラ、ラ?」
「チィッ!んっ!」

ララァ:「あっ!」
「アム、ロ?」

アムロ:「ララ?」
「うっ。ララァならなぜ戦う?」

ララァ:「シャアを傷付けるから」
アムロ:「なに?」
ララァ:「シャアを傷付けるいけない人!」
アムロ:「そ、そんな、馬鹿な!」
ララァ:「そのあなたの力が示している。あなたを倒さねばシャアが死ぬ!」
アムロ:「シャア?そ、それが・・・」
ララァ:「あなたの来るのが遅すぎたのよ!」
アムロ:「遅すぎた?」
ララァ:「なぜ、なぜ今になって現れたの?」
「なぜ、なぜなの?なぜあなたはこうも戦えるの?あなたには守るべき人も守るべきものもないというのに」

アムロ:「守るべきものがない?」
ララァ:「私には見える。あなたの中には家族もふるさともないというのに」
アムロ:「だ、だから、どうだって言うんだ!?」

アイキャッチ

ハヤト:「こいつ!こいつ!」

アムロ:「守るべきものがなくて戦ってはいけないのか?」
ララァ:「それは不自然なのよ!」
アムロ:「では、ララァはなんだ?」
ララァ:「私は救ってくれた人の為に戦っているわ」
アムロ:「たった、それだけの為に?」
ララァ:「それは人の生きる為の真理よ」
アムロ:「では、この僕達の出会いはなんなんだ?」
ララァ:「ああっ!!」
「これは?これも運命なの?アムロ!」

アムロ:「ああ、そうだ、そうだと思う。これも運命だ」
ララァ:「なぜ、なぜなの?これが運命だなんてひどすぎるわ!」
アムロ:「しかし、認めなくちゃいけないんだ。ララァ、目を開いて!」
ララァ:「そ、そうなの?そうなのかしら?アムロの言う通りなの?」

シャア:「ララァ!」

セイラ:「アムロ!」

ミライ:「・・・アムロ!いけないわ!」

ララァ:「・・・でも、なんで今、今になって」
アムロ:「それが人の背負った宿命なんだろうな」
ララァ:「あっ!」
アムロ:「うっ」

シャア:「ララァ!奴との戯言はやめろ!!」
アムロ:「あっ!」
ララァ:「あっ!」
アムロ:「シャア!」
セイラ:「あそこ・・・あっ、兄さん」
「兄さん、下がってください!」
アムロ:「ここは危険です!セイラさん下がって!」
セイラ:「ああっ!!兄さん!私よ!わからないの!?」
シャア:「ララァ、私はガンダムを討ちたい。私を導いてくれ!」
「ララァ!」

ララァ:「・・・お手伝いします、お手伝いします、大佐!」
シャア:「すまん、ララァ」
アムロ:「シャア!!」
シャア:「ララァを手放す訳にはゆかん!」
アムロ:「やれるのか?」
「うっ!」
「う・・・」

ララァ:「大佐、近づきすぎます!」
アムロ:「セイラさんか?」
ララァ:「大佐、いけない!」
シャア:「ん?アルテイシアか!?」
アムロ:「シャア、覚悟!!」
シャア:「チィッ!」
ララァ:「大佐!」
シャア:「ララァ!」
アムロ:「ララァ・・・」
ララァ:「きゃーっ!!!」
アムロ:「ララァ!!」

ララァ:「人は変わってゆくのね。あたし達と同じように」
アムロ:「そ、そうだよ。ララァの言う通りだ」
ララァ:「アムロは本当に信じて?」
アムロ:「し、信じるさ、き、君ともこうして解かり合えたんだから。人はいつか時間さえ支配することができるさ」
ララァ:「ああ、アムロ、時が見える・・・」

アムロ:「ぁ・・・ぅ・・・」
シャア:「・・・うわーっ!!!!」
アムロ:「ラ、ララァ、・・・と、取り返しのつかないことを、取り返しのつかないことをしてしまった・・・うぅ・・・」

ブライト:「ザンジバルだ、ザンジバルだけに砲撃を集中しろ」

マリガン:「木馬だけでいい、木馬だけを」

キシリア:「残るはこのグワジンのみ。ひどいものですね」
シャア:「はい。ガンダムのパイロットのニュータイプの能力、拡大しつつあります、圧倒的」
ジオン兵E:「キシリア様、ア・バオア・クーのギレン総帥より特命であります」
キシリア:「ん?」
ジオン兵E:「連邦軍主力艦隊はア・バオア・クーへ侵攻しつつあり、ソーラ・レイのルート上のジオン艦隊はすべて退避、作戦タイム2105」
キシリア:「ソーラ・レイを?30分後に使うというのか?」
シャア:「ソーラ・レイ、あ、あれを・・・」
キシリア:「急ぎすぎるな。ギレンめ、何を企むのか」

ブライト:「本隊との集結時間に遅れそうだ。ミライ、うしろのサラミスがついてこれるかな?」
ミライ:「無理ね。先行しましょう」
ブライト:「しかし、大丈夫か?」
ミライ:「大丈夫よ、この空域にはもうジオンはいないわ。それにアムロに対抗できるニュータイプもいなくなったから・・・」

アムロ:「大丈夫です、戦えますから・・・」
「な、ハロ、大丈夫だろ?僕」

ハロ:「アムロ、ノウハ、レベル、ユウリョウ、ユウリョウ」
アムロ:「ははは、ありがとう」

ナレーター:「その頃、レビル将軍指揮する地球連邦軍艦隊はア・バオア・クーに対する第3戦闘ライン上に集結しつつあった。ここに至り、レビル将軍は攻撃目標を示した。ア・バオア・クーを抜きジオンに進攻する、と」

連邦士官A:「グレートデギンが和平交渉を、と」

ナレーター:「しかしちょうどその頃」

ギレン:「ア・バオア・クーのギレンである。ソーラ・システム最終目標を伝える。敵のレビル艦隊の主力は3つの隊に分かれてはいるものの、ソーラ・レイ、ゲルドルバ照準に合わせれば敵主力の3分の1は仕留められるはずである。ソーラ・レイシステム、スタンバイ」

アサクラ:「了解であります!」
「ソーラ・レイシステム、スタンバーイ!」
ジオン兵F:「発電システム異常なし。マイクロウェーブ送電良好。出力8500ギルガワットパーアワー!」
アサクラ:「発射角調整、ダウン012、ライト0032!」
ジオン兵G:「基本ターゲット、ゲルドルバ!」
アサクラ:「825発電システムのムサイ、下がれ!影を落とすと出力が下がる!」

アムロ:「だ、駄目だ、前へ進んじゃ駄目だ。光と人の渦がと、溶けていく。あ、あれは憎しみの光だ!!」

次回予告:「ギレンとキシリアの相克だけがジオンを窮地に追い込んだのか?生き残った地球連邦軍は最後の特攻を掛ける。シャアも立つ。アムロもまた、ララァを追うかのように。機動戦士ガンダム、次回、『宇宙要塞ア・バオア・クー』。君は、生き延びることができるか?」


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