機動戦士ガンダム 第36話 恐怖!機動ビグ・ザム

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ナレーター:「地球連邦軍第3艦隊の宇宙要塞ソロモンに対しての総攻撃は、ソーラ・レイシステムによってひとつの突破口を開いた」

タイトルコール:「恐怖!機動ビグ・ザム」


スレッガー:「まいったな。俺としたことがまったくドジなことよ」

マーカー:「Gファイター・スレッガー機、帰還します。左翼エンジンに被弾の模様」
「スレッガー、聞こえるか?応答しろ」
スレッガー:「聞こえるぞ。第3デッキに着艦する」
ブライト:「何か?少尉」
ミライ:「・・・いいえ」
ブライト:「右のミサイルが薄いぞ、手を抜くな」
「フラウ・ボゥ、バンマス曹長をサブブリッジより上がらせろ」
「ミライ少尉」
「戦闘中の個人通話は厳禁だが、水臭いぞミライ、君のことを見守るぐらいのことはこの僕にだってできるつもりだ」

ミライ:「・・・ブライト」
ブライト:「君の気持ちはわかっている。が、僕はいつまでも待っているよ」
バンマス:「何か?」
ブライト:「ミライ少尉が気分悪いのだ。少しの間代わってやれ」
バンマス:「はっ」
「代わります」
ミライ:「ブライト・・・」
ブライト:「対空機銃、左に接近する物があるぞ、わかっているのか?」

ハワド:「急げー!!消火がすんだら左翼エンジンかかれー!!」
スレッガー:「ハワド、ぶっ壊れた外装パネルをとっかえてくれ。それから2番エンジンのフュエールポンプだ、咳き込みやがるぜ」
ハワド:「OK、やりますよ」
スレッガー:「それから燃料と弾薬の補給もだ。急いでな」
ハワド:「15分待ってください」
スレッガー:「10分だ。俺も燃料を補給してくる」
ハワド:「早くしろよ!10分で仕上げてみせろ!」
ミライ:「ハワド、スレッガー中尉はどこですか?」
ハワド:「待機ボックスの方へ行かれました」
ミライ:「そう、ありがとう」

スレッガー:「・・・」
「ん?」
ミライ:「中尉・・・怪我はないようね」
スレッガー:「少尉、こんな所へどうしたんです?え?」
ミライ:「よかった・・・」
スレッガー:「少尉、やめましょうや、迂闊ですぜ」
ハワド:「スレッガー中尉、発進用意完了!」
スレッガー:「すぐ行く」
「それじゃあな」
ミライ:「中尉!」
「死なないでください」
スレッガー:「ミライ少尉、人間、若い時はいろんなことがあるけど、今の自分の気持ちをあんまり本気にしない方がいい」
ミライ:「どういうことでしょう?」
スレッガー:「ん、まあいいでしょう」
ミライ:「中尉」
スレッガー:「俺は少尉の好意を受けられるような、男じゃない」
ミライ:「スレッガー」
スレッガー:「俺にとっちゃあ、・・・少尉はまぶしすぎるんだ。世界が違うんだな」
ミライ:「でも」
スレッガー:「安物なんだがね、おふくろの形見なんだ。空でなくしたら大変だ、預かっといてくれよ」
「・・・すまない。お、おっ!」
ミライ:「あっ・・・」
スレッガー:「指輪を頼むよ!少尉」
ミライ:「・・・」
「中尉・・・」

ナレーター:「月のウラル山脈の南に位置するキシリアの基地グラナダでは、ソロモンを救出すべき艦隊の出撃準備が進められていた。マ・クベ司令のもとに急遽編成された艦隊である」

アムロ:「さすがだな。基地の中にはかなりの戦力が残ってるぞ」
カイ:「こいつ!」
シン:「注意しろ、新型だ、でかいぞ」
連邦兵A:「なんだと?何機いる?」
連邦兵B:「待て、新型は1機だけのようだ。あとはリック・ドムかザクしかいない。やるぞ」
シン:「ま、待て、相手の戦力を」
ドズル:「来るぞ、木っ端ども。このビグザムがそこらのモビルアーマーやモビルスーツと違うところを見せてやれ」
マイヤー:「は!」
シン:「ああ・・・」
「はあぁぁ・・・」
アムロ:「出てくるなら早く出てくれよ」
シン:「うわあーっ!!」
「ビ、ビームが。ば、化け物だーっ!!」
アムロ:「化け物?確かめてやる」
ラコック:「こちら司令室です、閣下は?」
ドズル:「なんだ?」
ラコック:「閣下はどちらに?」
ドズル:「ビグザムで打って出る。モビルスーツにこうも入り込まれたら」
ラコック:「し、しかし残存艦隊も発進しつつあります、閣下みずから出ることは」
ドズル:「甘いな、すべての戦力を叩き込まねばならんところまで来ておる」
「ゼナ、ミネバ、無事に逃げおおせたか?」

ジオン兵A:「味方の脱出ロケットです」
マ:「コースは?」
ジオン兵A:「ソロモンから射出された物と思われます」
バロム:「遠隔操作して回収しろ」
マ:「大佐、ソロモンの戦いは深刻のようだな」
バロム:「は?」
マ:「脱出ロケットなぞ構わずに」
バロム:「失礼だが、マ・クベ殿は宇宙の兵士の気持ちをわかっておられん」
マ:「私が?」
バロム:「このような時、仲間が救出してくれると信じるから兵士達は死と隣り合わせの宇宙でも戦えるのです」
ジオン兵A:「急がないと回収圏外に出ます」
マ:「ふむ・・・わかった。回収しろ」
ジオン兵A:「はい!」

ゼナ:「ぁ・・・」
「ミネバ、味方の艦隊ですよ。・・・助かったのよ」

ドズル:「うーむ、こいつが強力なのはいいが、このままでは基地の損害も馬鹿にはならん。司令室!」
ラコック:「は、閣下」
ドズル:「艦艇は何隻残っている?」
ラコック:「敵の新兵器とモビルスーツの為に4分の3は破壊、または稼動不能であります」
ドズル:「よし、敵の主力艦隊の中央を突破させろ」
ラコック:「は」
ドズル:「私も生き残りのリック・ドムとザクを率いてソロモンを出る」
ラコック:「は、閣下も御武運を」
ドズル:「おう、貴様もな」

アイキャッチ

連邦兵C:「グラナダに敵艦の動きが認められます」
ティアンム:「まだ我慢できるな?」
連邦兵C:「は。しかし、ソロモンの後方から残りの敵艦隊が出撃しました」
ティアンム:「破損をまぬがれたソーラ・システムで潰せるか?」
連邦兵C:「60パーセントの確率ならば」
ティアンム:「やってみようか」
連邦兵D:「集光座標、0635」
「Y軸微調整入る」
連邦兵E:「004、002」
ティアンム:「ソーラ・システム集光後、各艦隊は各個に敵を殲滅する。最大戦速に入れ」

ブライト:「すれ違ったのはいい、まだ前から来るぞ。1隻でも仕留めるんだ」

スレッガー:「へへへへっ」
「お次は、と」
「ははは、なんてお上手なんでしょ僕。おっと!」

アムロ:「遅かったか。いったいどんな奴だ?モビルスーツをこんな風に破壊できるのは」
「・・・むこうか!」
「な、なんだ?」

カイ:「うわっ!なんだ!?」

マーカー:「ソロモンにまだ発進する船があります。ソーラ・システム焦点合わせ暗号キャッチ」
ブライト:「なに?ソーラ・システムはまだ生きているのか?」

マイヤー:「残った艦は敵主力に特攻を掛けます」
ドズル:「ようし」
マイヤー:「ビグザムの目標は?」
ドズル:「後方指揮艦を狙う。雑魚には目もくれるな」

マーカー:「セイラ機被弾。第3デッキより格納します」
ブライト:「急げよ」
「格納次第ソロモンを発進した大型モビルアーマーを追う」
「ミライ」

ミライ:「すいません中尉、もう大丈夫です」
ブライト:「よし、バンマス、サブブリッジに戻ってくれ」
バンマス:「はい」
ブライト:「180度回頭だ。急げ、ミライ」
ミライ:「はい」

マイヤー:「サラミスです!」
ドズル:「構わん。前部ビーム撃て」
アムロ:「やっぱり。ただ大きいだけのモビルアーマーじゃなかった!」
カイ:「ああっ!!」
スレッガー:「い、今、確かにビームをはね返した!」
アムロ:「ミ、ミサイルしか効かないという訳か。このままにしておいたら損害が増えるだけだ」
ドズル:「ビグザムは主力艦隊に特攻する。その前に各自脱出命令の発光信号を上げろ」
マイヤー:「は。し、しかし」
ドズル:「戦力をズタズタにされすぎた。遺憾ながらソロモンを放棄する」
「操縦系を切り替え私の所へまわせ。お前らも各個に脱出しろ」
マイヤー:「し、しかし閣下・・・」
ドズル:「無駄死にはするな。ドムとザクがいる、それに引いてもらえば戦場から抜けられるぞ」
ジオン兵B:「は、はい」
ドズル:「ようし、発光信号上げい。ビグザムは私が預かる」
「フフフ、こうも簡単にソロモンが落ちるとはな」
マイヤー:「お、ガンダムか!」
スレッガー:「・・・ああいうのはやりづらいんだよなあ」
ドズル:「わははは!なめるなよ。このビグザムは長距離ビームなどどうということはない。私の道連れに一人でも多く地獄に引きずり込んでやるわ!」

連邦兵F:「巨大モビルスーツ、強力な磁界を発生させています」
ティアンム:「ミサイルだ!ミサイルで迎撃だ!」

アムロ:「あ、圧倒的だ・・・」
ドズル:「はははははっ、見たか。ビグザムが量産の暁は連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ」

連邦兵G:「うわあーっ!」
アムロ:「スレッガー中尉。ドッキングしてGアーマーで突っ込もうっていうんだな?」
スレッガー:「行くぜ、アムロ曹長」
アムロ:「は、はい。しかし中尉、どういうつもりです?」
スレッガー:「つもりもへったくれもあるものか。磁界を張っているとなりゃ、接近してビームをぶち込むしかない」
アムロ:「はい」
スレッガー:「こっちのビームが駄目ならガンダムのビームライフル、そしてビームサーベルだ。いわば3重の武器があるとなりゃ、こっちがやられたって」
アムロ:「スレッガー中尉・・・」
スレッガー:「私情は禁物よ。奴の為にこれ以上の損害は出させねえ。悲しいけど、これ戦争なのよね」
「アムロ、下から突っ込むぜ!」
ドズル:「ん?下か。対空防御!」
スレッガー:「おっ」
「まだーっ!!」
アムロ:「あーっ!!」
ドズル:「ううっ、このっ!」
アムロ:「中尉!!」
「やったな!!」

ドズル:「うおっ!」
「わあーっ!!」
アムロ:「このっ!」
ドズル:「た、たかが1機のモビルスーツに、このビグザムがやられるのか」
アムロ:「あっ」
ドズル:「やられはせんぞ!やられはせんぞ、貴様ごときに。やられはせん!」
「ジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん、やらせはせん!やらせはせんぞーっ!」
アムロ:「な、何者なんだ?」
「あっ」
(な、なんだ?)
「あっ!」


マ:「ソロモンが落ちたな・・・」
バロム:「は」
ゼナ:「ああっ・・・」
マ:「どうだろう?大佐はこのグワジンでゼナ様をグラナダへお届けしろ。私はチベに移り、今後の連邦の動きを見届けたいのだ」
バロム:「は、奇襲を掛けるにしてはすでに時を逸したようですし」
マ:「そうだな。君はあくまでもソロモンが持ちこたえられた時の作戦参謀だった」
バロム:「情報収集と脱出者救助の艦を残します」
マ:「よかろう。私もその任務に就こう」
ミネバ:「・・・」
ゼナ:「・・・」

ミライ:「・・・嘘って、嘘だって言えないのね?アムロ・・・」

次回予告:「次の戦いの準備をするシャア。それを知らぬマ・クベとアムロは無人の原野で死闘を繰り返す。少女ララァはその戦いの中に、己の運命の呼びかけを見る。機動戦士ガンダム、次回、『テキサスの攻防』。君は、生き延びることができるか?」


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