鉄血のオルフェンズ 第43話 たどりついた真意

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鉄華団によるJPTトラスト襲撃より3日後
ヴィダール:「マクギリスがセブンスターズの会議を招集したらしいな」
ラスタル:「目的はイオクの件だろう。ダインスレイヴまで持ち出してはな。しかしテイワズとは話をつけてある。何を言われようと巻き返せるさ」
ヴィダール:「地球へは行かないと?」
ラスタル:「呼ばれてもいない会議にわざわざ顔を出しては、よほどの暇人だと笑い者にされる」
ヴィダール:「そうか」
ラスタル:「気になるのか?」
ヴィダール:「俺に時間をくれないか」
ラスタル:「動くというのか?ヤツが」
ヴィダール:「ヤツの真意を俺は知りたいと願ってきた。そしておぼろげながらにたどりついた答えがある。それが正しければ必ず・・・」
ラスタル:「分かった。お前のモビルスーツも持っていけ。けじめをつけてこい」
ヴィダール:「感謝する」

ライザ:「政治抗争に腐心し民間人を虐殺してなお権力の座にあり続けようとする・・・。」
ラスタル:「お前の読みどおりだったな。」
ライザ:「腐敗したギャラルホルンの・・・。」
ラスタル:「アリアンロッドの全隊に招集を掛けろ。」

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石動:「現在、地上部隊が本部施設の7割を制圧。会議場のセブンスターズメンバーは拘束。通信施設の制圧も完了。予定どおりライザ・エンザによる声明を全世界に向けて放送中です。」
マクギリス:「モビルスーツはどうした?」
石動:「本部所属のモビルスーツ隊はすでに無力化が完了。各地の支部は今のところ様子見といったところでしょうか。」
マクギリス:「さすがだな。上はどうだ?」
石動:「放送を終えたライザ・エンザがそのまま地球軌道上にて対アリアンロッド艦隊への防衛網を構築中です。」
マクギリス:「もう引き返せんな。」
石動:「当然です。」
マクギリス:「では私も果たすべきを果たすとしよう。あとのことは任せるぞ石動。」
石動:「はっ。」

ガルス:「他のメンバーはどうなっている!?マクギリスと話をさせ・・・マクギリス!」
マクギリス:「ご安心くださいガルス・ボードウィン卿・・・いえ義父上。妻には危害が及ばないようにしてありますので。」
ガルス:「何を考えているのだこのような行動を起こして!」
マクギリス:「ご心配には及びません。」
ガルス:「なっ!?」
マクギリス:「今の私はギャラルホルンにとって逆賊でしかない。しかしあれを手に入れれば立場は一転するでしょう。」
ガルス:「あっ!も・・・もしや・・・。」
マクギリス:「(ついにこの日が来た。私の・・・いや俺の見つけた真理)」

回想
マクギリス:「力が必要だった。友と呼べる者もなく親の愛情も知らなかった。力なき者は地べたを這い、力ある者が全てを手に入れる。それが私に見えていた世界の形。それはあの男に拾われたあとも変わらなかった。変わったことがあるといえば力にはさまざまな種類があると知ったこと。俺は力を示した」
執事:「旦那様がお前を本邸にお呼びだ。準備しろ」
マクギリス:「俺はファリド家の跡取りに納まった。しかしそれによって俺の生活が特に変わることもなかった。俺にはまだ力が必要だった。そして見つけた。今この世界で最高の力の象徴・・・権力、気力、威力、実力、活力、勢力、そして暴力。全ての力を束ねる存在。ギャラルホルンのトップ、アグニカ・カイエル・・・真理を」

三日月:「ねえまだなの?」
石動:「すまない。本部の完全掌握まであと少しだ。もう少しそこで待機してくれ。」
三日月:「チョコは?」
石動:「准将は今最後の仕上げの最中だ。妙なあだ名で呼ぶな。あと少し・・・我々の勝利は目前だ。」

ラスタル:「艦隊の集合状況は?」
士官:「周辺宙域に展開中の第二、第五艦隊は本日中に集合予定です。演習航海に出ていた第三、第四艦隊は集合まで最短でもあと3日はかかるかと。」
ラスタル:「急がせろ。」
士官:「司令、クーデターの鎮圧なら集合を待たず一刻も早く地球へ向かった方がよろしいのでは?」
ラスタル:「確かに『兵は拙速を尊ぶ』と言うがな。今は状況を見極める必要があるのだ。」
士官:「はっ。」
イオク部下:「シューンエリオン公。」
ラスタル:「なんだ?」
イオク部下:「この度のクーデター鎮圧作戦、何とぞイオク様の任務参加をお許しください。」
ラスタル:「またその話か。」
3人:「えっ?」
ラスタル:「嘆願に来たのは何人目だ?」
士官:「これでちょうど40人目ですね。」
ラスタル:「ふっ。まったく羨ましい話だな。あれだけの失敗を重ねてもこれだけ慕ってくれる部下たちがいるとは。イオクが謹慎中の今、残されたヤツの艦隊を率いるのはお前たちだ。主人の名誉は貴様らで守れ。イオクの戻る場所が残るよう懸命に働け。」
3人:「命に代えても!」
ラスタル:「さて・・・。お前は何を見極める、ヴィダール」

ライザ:「君たちと出会えて光栄だ。崩せぬ壁などない。変えられぬ未来などない。エドモントンでの鉄華団の活躍は我々に立ち上がる勇気を与えてくれた。感謝する!」
オルガ:「ああ~・・・ライザ・エンザさん。」
ライザ:「ん?」
オルガ:「偵察隊からの連絡は?」
ライザ:「ん?ああアリアンロッド隊は月の軌道上で艦隊を集結してるらしい。」
ユージン:「艦隊?どれくらいの規模なんだ?」
ライザ:「全隊が集結すればハーフビーク級だけで40隻。」
ユージン:「正気か!?お前ら。こっちの倍以上じゃねぇか。」
オルガ:「別にこれ全部を相手にするわけじゃねぇ。」
ライザ:「戦って勝つ必要はない。准将の作戦が終わるまで我々は時間を稼げばいいのだ。」
ユージン:「そっちの大将しだいってわけか。大丈夫なんだろうな?」
オルガ:「下にはミカもいる。バルバトスとミカでどうにもできねぇならそれこそどうしようもねぇさ。ここが俺らの正念場ってわけだ。」
ユージン:「ああ分かってる。」

マクギリス:「ここか。やっと会えたな、バエル、いや・・・新しい時代の夜明けだ。目を覚ませ、アグニカ・カイエル。これは・・・!ふっ・・・。」
ヴィダール:「やはりここに来たか。」
マクギリス:「ガエリオ・ボードウィン。」

#43 たどりついた真意

ヤマジン:「戦闘待機命令が出たからってここに来るのは早いんじゃない?」
ジュリエッタ:「地球でクーデターが起きたんですよ?じっとしてなどいられません。彼はまだ戻っていないのですか?こんなときに一体何を・・・。」
ヤマジン:「ヴィダールなら地球へ行ったよ。」
ジュリエッタ:「えっ?」
ヤマジン:「知らなかったのかい?エリオン公から特別な許可をもらったとかで。」
ジュリエッタ:「特別な・・・。」
ヤマジン:「のけ者扱いが悔しい?」
ジュリエッタ:「同じ失敗を重ねるわけにはいきません。ラスタル様には何かお考えがあるのでしょう。でも彼は一人で大丈夫なんですか?」
ヤマジン:「さあね。ただ一つ訂正しておくよ。ここに来てからずっとあいつは・・・ヴィダールは一人じゃないよ。」

マクギリス:「お前がラスタル・エリオンに飼われているとはな。」
ガエリオ:「彼とは利害が一致している。あくまで対等な立場だ。」
マクギリス:「すぐに人を信用するのはお前の悪い癖だな。」
ガエリオ:「そうかもしれないな。なんせ親友だったはずの男に殺されたのだから。親友・・・いやその言葉は違う。俺は結局お前を理解できなかった。俺にとってお前は遠い存在だった。だからこそ・・・憧れた。認められ、隣に立ちたいと願った。そのうちにお前は仮面を着け本来の自分を隠すようになった。しかし・・・」

回想
マクギリス:「ぬるま湯の合議制をとりながら世界を支配するなどそんな二律背反に問題意識を持つ者がいないのが今のギャラルホルンの異常さだ」
ガエリオ:「おい今の言葉をお前の父上の前で言えるのか?」
マクギリス:「ふっ。言えないからこそ、ここでこっそり文句をつけている」
ガエリオ:「まったく・・・だがまあお前の意見には賛成だ」
マクギリス:「だと思ったよ」
ガエリオ:「ふっ」

ガエリオ:「隣に立つことがかなったと思った。お前は俺の前では仮面を外してくれているとそう感じた。なのに・・・」

回想
ガエリオ:「う・・・嘘だ~!」

ガエリオ:「俺は確かめたかった。カルタや俺や寄り添おうとしている人間を裏切ってまで、お前が手に入れようとしているものの正体を。」
マクギリス:「ふっ・・・たどりついたようだな。」
ガエリオ:「ああ。この場所にお前がいるということ、それこそが答え。」
マクギリス:「満足したか?」
ガエリオ:「おかげで決心がついたよ。愛情や信頼、この世の全ての尊い感情はお前の瞳には何一つ映らない。お前が理解できるのは権力、威力、暴力。全て力に変換できるもののみ。ここにいるということは乗れるのだろう?バエルに乗れ。」
マクギリス:「てっきり止めるのかと思っていたが・・・。俺がこれを手に入れることの意味分かってるんだろう?それとも一度は死んだ身、何も失うものは持たないと?」
ガエリオ:「いや逆だ。」
マクギリス:「ん?」
ガエリオ:「今の俺は多くのものを背負っている。しかし全てお前の目には永遠に映らないものたちだ。お前がどんなに投げかけられても受け入れようともせず否定するもの。それら全てを背負いこの場で仮面を外したお前を全否定してみせる。」
マクギリス:「その必要はないようだガエリオ。」
ガエリオ:「・・・!」
マクギリス:「バルバトス。」
三日月:「やっていいの?」
マクギリス:「ああ、頼む。」
ガエリオ:「ん?くっ!」
マクギリス:「お前では勝てんよ、ガエリオ。」
ガエリオ:「そうだな。俺では無理かもしれない。しかし俺たちならば。」
マクギリス:「なんだ?」
ガエリオ:「アイン!!さあ好きなように使え。俺の体をお前に明け渡す!」
三日月:「なんだ?なっ!?」
マクギリス:「何!?」
三日月:「今の動き・・・知ってるヤツだ。」

ジュリエッタ:「彼が一人ではないとはどういうことですか?」
ヤマジン:「あれには特殊なシステムが組み込まれている。」
ジュリエッタ:「特殊?確かヴィダールもそんなことを・・・。」
ヤマジン:「ジュリエッタ、『阿頼耶識』のことは知っているわね?」
ジュリエッタ:「もちろん。忌むべき旧時代の戦闘用インターフェイス。そしてエドモントンでギャラルホルンの名を汚した。」
ヤマジン:「そう、エドモントンの戦い。ギャラルホルンのパイロット、アイン・ダルトン三尉が阿頼耶識検証用のモビルスーツと一体化し暴走した。」
ジュリエッタ:「忌むべきギャラルホルンの恥部です。それが・・・。あっまさか・・・。」
ヤマジン:「あの機体に搭載されているのはアイン・ダルトン三尉の脳をベースにした、いわば疑似阿頼耶識。」
ジュリエッタ:「あっ。」
ヤマジン:「人体に増設された外部感覚器である阿頼耶識。あれには彼の残された脳と共に彼の阿頼耶識を補助システムとして搭載しているの。ヴィダール本人がフレーミングした敵対者に対しそのシステムが強制的にモビルスーツの挙動をコントロールすることで本来の阿頼耶識と同等の力を得る。」
ジュリエッタ:「あの人は自らの意思でそのシステムを望んだのですか?」
ヤマジン:「ああ。自分一人では倒せない敵がいるって。」
ジュリエッタ:「あっ。」
ヤマジン:「しかも今回それをのせているのはガンダム・フレーム。もともと阿頼耶識は人が人の限界を超えモビルアーマーに対抗するために開発されたもの。しかし限界を超えた人体・・・その脳には強烈な負荷がかかる。だけどあの『ヴィダール』はアイン・ダルトンの脳を介することでその制限を受けずに駆動できるんだ。」
ジュリエッタ:「それはつまり・・・。」
ヤマジン:「ふっ。たった1体でモビルアーマーを倒したというバルバトスとかいう化け物と同等の力を出せるってことだよ。」

三日月:「こいつ、やばいな。」
マクギリス:「お前は本当に面白い男だ、ガエリオ。お前とアイン・ダルトンの協力により完成した研究成果をお前たちの前で披露することになるとはな。運命か・・・。だがそれももう終わりだ。ぐっ、ぐっ・・・。300年だ。もう休暇は十分に楽しんだだろう、アグニカ・カイエル。さあ目覚めのときだ。」

ガエリオ:「2対1か。」
三日月:「あれは・・・。」
ガエリオ:「いつかのことを謝罪しよう。」
三日月:「あっ?」
ガエリオ:「阿頼耶識手術を受けた君たちを唾棄すべき存在としたことを。」
マクギリス:「深追いは必要ない。作戦は成功した。」
三日月:「あっ?」

エンビ:「団長!所属不明のシャトルが地球から上がってきます。」
オルガ:「何?」
エンビ:「ブースターの離脱を確認。小さいな。こっちの防衛網を迂回して月へ向かう軌道です。」
オルガ:「何者だ?」
ユージン:「追うか?」
エルガー:「地球より緊急通信!」

マクギリス:「聞け、ギャラルホルンの諸君!今300年の眠りからマクギリス・ファリドのもとにバエルはよみがえった!」
ライザ:「准将・・・。やったぞみんな。作戦は成功だ。我々の勝利だ!」

バクラザン:「あれを起動したというのか!?マクギリス、なんという・・・。」

ラスタル:「ギャラルホルンの創設者アグニカ・カイエルの魂が宿るモビルスーツガンダム・バエル。マクギリスの本当の狙いは錦の御旗だったというわけか。あれは子供の戯れ言かと思ったが、本当に実現するとはな・・・どこまでも愚かな・・・。お前は大人になれぬ子供だよマクギリス・ファリド。」
士官:「いかがいたしましょう?」
ガエリオ:「待たせてすまない。」
ラスタル:「あっ。ヴィダール!その姿・・・見極められたようだな。お前の運命を。」
ガエリオ:「ああ。これからはあなたに従おう。今こそ戻ろう。あるべき姿に。」

マクギリス:「ギャラルホルンを名乗る身ならば、このモビルスーツがどのような意味を持つかは理解できるだろう。ギャラルホルンにおいてバエルを操る者こそが唯一絶対の力を持ちその頂点に立つ。席次も思想も関係なく従わねばならないのだ。アグニカ・カイエルの魂に!」
オルガ:「こいつがマクギリスの言っていた切り札・・・。」
ユージン:「おいってことはもうこれで俺らの勝ちってことになんのか?」
エルガー:「ギャラルホルンの回線への強制割り込みです。」
ガエリオ:「私の名はガエリオ・ボードウィン!」
オルガ:「こいつは!」

ガエリオ:「セブンスターズの一員、ガルス・ボードウィンの息子!」
ライザ:「あの方は死んだはずでは!?」

ガエリオ:「ガエリオ・ボードウィンだ!」
ガルス:「あっ・・・あぁ・・・。」

マクギリス:「ラスタル・エリオンの差し金か。いいだろう。受けて立つ。」
ガエリオ:「ガエリオ・ボードウィンはここに宣言する。逆賊マクギリス・ファリドを、討つと。」

ED「フリージア」Uru
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