鉄血のオルフェンズ 第36話 穢れた翼

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メリビット:「300年の深き眠りから目覚めし沈黙の天使、モビルアーマー。その無慈悲な羽はただひたすらに人の殺戮を欲する。ヤツを止められるのは人ならざる者のみ」

マクギリス:「バカが・・・。目覚めさせてしまったのか。」
イオク:「な・・・何なんだ、これは?」
三日月:「はあ~。」
イオク:「えっ?」
イオク部下:「イオク様!うお~!」
イオク部下:「ぐわぁ~!」
イオク:「あ・・・あれが・・・モビル、アーマー・・・」

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オルガ:「くっそ。何なんだよ、ありゃあ。」
マクギリス:「今のうちに離脱しよう。」
オルガ:「待ってくれ。このままじゃ採掘場がめちゃくちゃになっちまう。今本部に応援を呼んだ。到着すれば・・・。」
マクギリス:「無駄だ。」
オルガ:「なっ!?」
マクギリス:「あれはそんなになまやさしい代物ではない。」
オルガ:「止める方法は?」
マクギリス:「起動してしまった以上破壊するしかない。できるものならだがな。」
オルガ:「くっ!ミカ!行くぞ!」
マクギリス:「こういう事態を避けるために慎重に事を運んだというのに。イオク・クジャン・・・愚かにも程がある。」
イオク:「何がモビルアーマーだ。所詮は300年前の遺物!恐るるに足らず!」
イオク部下:「イオク様迂闊です!ここは一旦下がって陣形を・・・。」
イオク:「うおぉ~~!!・・・な・・・なんだ!?(警報)はっ・・・あっ!」
イオク部下:「イオク様!ぐわっ!」
イオク部下:「くっそこっちを向け!ぐわっ!」
イオク部下:「うおぉ~!はあ~!取りついた!なっ!?くそ~!うわ~!」
イオク:「なんだこいつら!?この数は!?」
オルガ:「ありゃ一体・・・。」
マクギリス:「モビルアーマーのサブユニットだ。プルーマと呼ぶらしい。だがあれほどの数とはな。」
ザック:「団長~!残りの団員の回収終わりました!」
オルガ:「よし!とっととずらかるぞ!」
イオク部下:「ここはお退きくださいイオク様!損傷した機体では・・・。」
イオク:「右は動く!まだやれる!」
イオク部下:「意気だけで勝てる相手ではありません!この場は我らがしのぎます。ですからどうか!」
イオク:「バカな・・・。お前たちを見捨てろというのか!?」
イオク部下:「クジャン家の未来をお考えください。イオク様の命はあなた一人のものではないのです。」
イオク:「あぁ・・・ううっ・・・。みんな、すまん・・・!敵は必ず取る!我が名に懸けて!誓うぞ・・・!」

ザック:「んん~?ん?なんだありゃ?」
ハッシュ:「ザック、ちゃんと見張れ。」
ザック:「ちゃんと見てます~!」

ラスタル:「先行したイオク隊からの連絡が途絶えた。」
ジュリエッタ:「まさか全滅したのですか?」
ラスタル:「分からん。火星支部からも状況はまったく不明とのことだ。」
ジュリエッタ:「それはまた・・・。」
ヴィダール:「だとしても全滅と判断するのは早計かもしれない。火星支部はファリド公の支配下だからな。偽情報の可能性もある。」
ラスタル:「ふむ。」
ジュリエッタ:「まったく・・・。いなくなって静かになったと思ったら更に面倒を引き起こすのですね。」
ラスタル:「いずれにせよモビルアーマーの件もイオクの件も捨て置くわけにはいかん。確実な情報が欲しい。できるな?」
ジュリエッタ:「お任せを。」
ラスタル:「期待している。」
クルー:「間もなく火星の引力圏に入ります。」
ジュリエッタ:「(だが好機ではある。私がそのモビルアーマーとやらを倒せばラスタル様のもとへ七星勲章を届けることができるかも)」
艦長:「それでは補給は?」
ヴィダール:「そんなには待たせんさ。」

シノ:「団長、俺だ。採掘場に到着した。」
オルガ:「どんな様子だ?」
シノ:「ああ~モビルアーマーってのはもういねぇな。捜して追うか?」
オルガ:「いや先に俺たちと合流してくれ。」
シノ:「了解。」

ダンテ:「採掘場に残ってたのはギャラルホルンの機体の残骸だけでした。生存者はゼロ。」
オルガ:「ゼロ?そこまで確認してきたのか?」
シノ:「確認も何も全部のコクピットがすげぇ念入りに潰されてたからよ。」
マクギリス:「やはりな。」
3人:「ん?」
オルガ:「やはり?」
マクギリス:「モビルアーマーとはそういうものだからだよ。」
シノ:「ああ?」
マクギリス:「君はあれをどう見た?三日月・オーガス。」
三日月:「すごかったな。すごくきれいだった。地球で見た鳥みたいだ。」
マクギリス:「鳥ではないよ。あれは天使だ。天使の名を持つ人類の災厄。かつて人類に敵対し、当時の人口の4分の1を殺戮したという化け物だ。」
オルガ:「4分の1!?」
マクギリス:「そうだ。何しろモビルアーマーとはただひたすらに人間を殺すことそれだけに特化したマシンだからな。」
シノ:「ああ?」
マクギリス:「今から300年前ギャラルホルンの始祖たるアグニカ・カイエルが戦った人類の敵。厄祭戦と呼ばれる人類の災禍はあのモビルアーマーたちによってもたらされたものなのだから。」
ハッシュ:「厄祭戦って?」
ザック:「そこからかよ。」
マクギリス:「モビルアーマー・・・人を狩る天使たち。そしてその天使を狩るために天使をまねて造られた悪魔。モビルスーツ。それを操るための『阿頼耶識』。」
シノ:「ん?」
オルガ:「他に報告は?」
ダンテ:「ああ・・・採掘場の燃料と資材の倉庫がぶっ壊されてた。」
オルガ:「あそこに人はいなかったろ?」
ダンテ:「あ・・・ああ。」
ザック:「あっそれ俺も見ましたよ。なんかちっこいのが火事場泥棒みてぇにわらわらと。」
オルガ:「そりゃあ・・・。」
マクギリス:「補給か。」
オルガ:「はっ?」
マクギリス:「半永久機関であるエイハブ・リアクターと違い推進剤やオイルは消耗品だからな。なるほど。どんな化け物でも結局ヤツも機械ってことだ。なら俺たち鉄華団にやれねぇわけがねぇ。違うか?」
三日月:「オルガがやれって言うならどんなヤツでもやってやるよ。」
ハッシュ:「・・・」
オルガ:「ふっ。」
マクギリス:「確かにそのとおりだ。アグニカ・カイエルはモビルアーマーを倒してギャラルホルンを築いたのだからな。」
石動:「准将、今、軌道上の新江本部長から連絡が入りました。第三地上基地がモビルアーマーの襲撃を受けたとのことです。」
オルガ:「第三?」
マクギリス:「先ほどまで我々がいた所だ。あの規模の基地ならかなりの量の補給ができただろうな。」
石動:「それから新たにアリアンロッドのハーフビーク級が接近中とのことです。」
マクギリス:「ふむ・・・。」
シノ:「で、俺たちはどうする?そこに援護しに行くのか?」
マクギリス:「不要だ。今から行っても間に合うまい。それにあの辺りは見晴らしのいい平地だ。あれを迎え撃つのに適しているとは言えない。」
オルガ:「迎え撃つ?あんたが?」
マクギリス:「『我々が』だ。協力してくれるだろう?あれを起動させてしまったのは我々ギャラルホルンの失態とも言える。その責任は取らねばならない。だがそもそもあれを掘り出したのは君たち鉄華団だ。」
オルガ:「分かってる。投げ出すつもりはねぇよ。」
マクギリス:「では・・・。」
オルガ:「やるしかねぇだろ。おい!この辺りの地形データ持ってこい。」
ザック:「はい!」
ハッシュ:「はい!」
オルガ:「それからモビルアーマーの現在地の確認、本部に戻った昭弘たちを偵察に出せ。」
シノ:「了解。」
石動:「准将・・・。」
マクギリス:「ようやく地固めのできた火星を手放すわけにはいかない。それにイオク・クジャンの言っていた七星勲章、私も欲しくなった。」
石動:「モビルアーマーの最も厄介なところはあの無数に引き連れたプルーマと呼ばれる子機たちです。あれには攻撃の他にもう一つの重要な機能本体の修復があります。」
オルガ:「修復?」
マクギリス:「直してしまうんだよ、自分たちでな。」
オルガ:「はあ?なんだそりゃ?」
マクギリス:「更に言えば本体にはプルーマの生産機能があって時間と資材さえあれば、あれは無限に増え続ける。」
シノ:「むちゃくちゃだな。」
ダンテ:「なっ。」
マクギリス:「そうやって無限に人を殺し続けるのさ。」
三日月:「つまりあれをやるにはおまけとの連携を断てってこと?」
マクギリス:「正解だ。」
石動:「修復が済みしだいあれは人口密集地を目指すはずです。人間を見つけて殺す。それがモビルアーマーの基本プロトコル・・・本能とも言えるものですから。」
マクギリス:「だから下手に追撃するよりもヤツの進路に罠を張り迎え撃つのが得策だろう。」
オルガ:「いちばん近い人口密集地・・・。」
シノ:「んん~?って!そんなのクリュセに決まってんじゃねぇか!」

36.png

オルガ:「俺たちはクリュセに向かうぞ!」
三日月:「バルバトスもそっちに持ってきてもらえる?」
団員:「分かりました!」
マクギリス:「我々も船からモビルスーツを降ろす。3時間後に合流を。」
オルガ:「ああ。二番隊が到着したらモビルアーマーの遠距離からの監視と警戒。迎撃地点の選定に当たらせろ。一番隊は一旦戻って補給だ!」
シノ:「俺の流星号はまだ十分動けるぜ。先行して二番隊を待った方がいいんじゃないか?」
オルガ:「いやお前には別の仕事がある。」
シノ:「ああ?」

ジュリエッタ:「とりあえずイオク様たちの降下地点周辺から捜索を開始します。」
ヴィダール:「ふた手に分かれよう。その方が効率がいい。」
ジュリエッタ:「了解。」

クーデリア:「モビルアーマー?」
ハッシュ:「厄祭戦で人を殺しまくった化け物らしいです。それが今こっちに向かってるって。」
アトラ:「あっ・・・。」
クーデリア:「あっ・・・。」
三日月:「今オルガが町の偉い人に避難勧告を出すよう掛け合ってる。二人も早く逃げて。」
アトラ:「でも逃げるってどこに?」
三日月:「町の近くにシェルターがあるって聞いたけど。」
アトラ:「あっ・・・。」
クーデリア:「確かに開拓当初に造られたシェルターがあったはずです。でもあれはとてもこの町の全員を収容できる広さは・・・。」
ハッシュ:「なら余計急がないと。」
クーデリア:「いえ私は避難しません。」
アトラ:「クーデリアさん?」
クーデリア:「そうなれば必ず立場の弱い人々がつまはじきにされます。そういった人たちの助けになればとこのアドモス商会を立ち上げたのに、真っ先に逃げ出してはこの先誰も信用してくれません。三日月たちが今を懸けて戦っているように、私も自分の仕事に命を懸けたいのです。」
アトラ:「なら私も逃げない。」
クーデリア:「えっ?」
アトラ:「この町には女将さんたちもいるし、クーデリアさんを放って行けないよ。」
クーデリア:「アトラさん・・・。」
ハッシュ:「ちょっ・・・。三日月さん。」
三日月:「分かった。」
ハッシュ:「ええっ!?」

オルガ:「何?避難しないだと?」
三日月:「うん。全員が逃げられないなら動けないって。」
オルガ:「ったく・・・。」
三日月:「あの鳥の迎撃ポイントは決まったの?」
オルガ:「ああ。クリュセを狙うなら必ずここを通るはずだ。この谷でヤツを迎え撃つ。」
雪之丞:「おう待たせたな。」
ハッシュ:「三日月さん!バルバトスルプス来ました!」
三日月:「止めるよ。ここに来る前に。」
オルガ:「頼んだぜ遊撃隊長。」
三日月:「うん。」
雪之丞:「よ~し起こせ~!」
メリビット:「団長。」
オルガ:「あっ?」
メリビット:「どうぞ。」
オルガ:「昭弘たちからの連絡はまだか?モビルアーマーの状況を随時報告させろ。作戦準備の進捗状況もだ!」
団員たち:「はい!」

マクギリス:「やれやれ・・・。まさかこんな所で使うことになるとはな。ヘルムヴィーゲ・リンカー・・・グリムゲルデを改修した機体だ。今の立場にある私には使うことのかなわない機体。使いこなしてみせろ。」
石動:「はっ!」

ヤマギ:「ね・・・ねえあれって・・・。」
エーコ:「えっ?あっ!ギャラルホルンのモビルスーツ!?」
ヤマギ:「なんでこんな民間宇宙港に・・・。」
職員:「あんたらの積み荷も十分物騒ですよ。まさか戦争でも始まるんじゃないでしょうね?」

ライド:「う~わっすげぇ数。あれがそうなんですか?」
昭弘:「ああ。近づき過ぎんなよ。リアクターを感知されたら一発だからな。」
ライド:「でも意外と足はのろいっすね。」
昭弘:「ああ。あのおまけの歩調に合わせてんのか?本部にこのデータを送れ。」
ライド:「了解。」
昭弘:「いいぞ。これなら作戦の準備に余裕が出来る。(警報)なっ・・・砲撃!?」
ライド:「なっ!?モビルアーマーの進路が!」
昭弘:「くそっ!一体どこのバカ野郎だよ!」
イオク:「見たか正義の一撃!」

オルガ:「渓谷内の仕掛けがうまくいったとしても時間はギリギリ、マクギリスたちがモビルスーツを出してくれるとしても正直あの化け物相手にどれだけ・・・」
メリビット:「団長、大変です!モビルアーマーの進路が変わったそうです!」
オルガ:「なんだと!?」
メリビット:「南東から何者かの砲撃を受けその方向に移動を開始したと!」
オルガ:「南東だと?まさか・・・。あっ!農業プラントがありやがる。」

昭弘:「ライド!」
ライド:「俺が先回りしてそこの連中を逃がします!くっ・・・しかたねぇ。カバーに回るぞ!」
団員たち:「了解!」

三日月:「進路が変わった?」
ハッシュ:「らしいです。今二番隊が対応してますけど。」
三日月:「バルバトス、出るよ。」
ハッシュ:「えっ!?団長に連絡しなくていいんですか?」
雪之丞:「いいんだよ。あいつは遊撃隊長なんだからよ。」

イオク:「あ~っはっはっはっ!やった・・・やってやったぞ!これで手向けになるか?お前たちの忠義のおかげであのモビルアーマーに一矢報いることができた。」
ジュリエッタ:「今の砲撃はあなたですか?イオク様。」
イオク:「うわっ!ジュ・・・ジュリエッタ!?どうだ見たか!ヤツに一矢報いてやった!」
ジュリエッタ:「バカですか、あなたは。あの距離ではかすり傷も付きません。」
イオク:「なん・・・だと!?レギンレイズの最高出力だぞ!」
ジュリエッタ:「その程度でなんとかなるならモビルアーマーが最強の兵器などと呼ばれたりはしません。」
イオク:「くっ!」
ジュリエッタ:「何をするんです?」
イオク:「止めるな!部下たちは命を賭して俺にチャンスをくれたのだ。その敵を取れずにおめおめ戻るなど!」
ジュリエッタ:「いいから!もうあなたはおとなしくしていてください!」

ライド:「プラントの住人の数は分かるか?」
団員:「データじゃそんなに多くないはずですがまだ避難は・・・。」
ライド:「了解!」
昭弘:「ちっしょうがねぇ。ライドを援護すんぞ!ケツをたたいてこっちに注意を引き付けろ!」
団員たち:「おう!」

メリビット:「二番隊プラントの防衛に向かいました。」
オルガ:「ちっ。ミカ!」
三日月:「聞こえてる。」
オルガ:「今更迎撃ポイントは変えられねぇ。なんとかしのいでヤツの進路を引き戻してくれ。」
三日月:「分かった。」

チャド:「くっそ、完全にこっちを無視してやがる!」
昭弘:「人間の多い方に向かってるってことか!」
子供:「うぅ・・・。」
老人:「なんだありゃあ?」
ライド:「させるかよ!へっ!?」
住人たち:「うわぁ~!!」
ライド:「なんだよこれ!?」
チャド:「あれはまさかビーム兵器!?」
昭弘:「なんだそりゃ?ライドは無事なのか!?」
チャド:「大昔の兵器だよ。モビルスーツのナノラミネートアーマーなら大丈夫だと思うが・・・。」
ライド:「な・・・なんだったんだ?今の攻撃。あっ。えっ?そんな・・・俺守ろうと・・・。くっ!」
昭弘:「おいライド!無事なのか!?返事をしろ!ライド!」
ライド:「うおぉ~~!ぐっ!うっ!くそっ!くそっくそっくそっくそっくそっ!何なんだよお前!なんで今更出てくるんだよ!ずっと埋まってろよバカ野郎!ぐっ!うわぁ~!ちっくしょう~!えっ?ぐっ!うっ!な・・・なんだこれ!?」
三日月:「生きてる?」
ライド:「三日月さん・・・!」

マクギリス:「予定外の進路変更か。やはり物事はこちらの思惑どおりには進まぬものだな。」
石動:「それにしてはどこか楽しげにも聞こえますが?」
マクギリス:「そうか?だがやはり気持ちのいいものではないな。予想外の駒の動きは盤面を乱す。」
石動:「エイハブ・ウェーブ!?」
マクギリス:「あれは・・・。」
石動:「IFFを確認。これはギャラルホルンの機体コード!?しかしあれは・・・。」
マクギリス:「ガンダム・フレーム。」

ED「少年の果て」GRANRODEO



シノ:「次回、機動戦士ガンダム、鉄血のオルフェンズ『クリュセ防衛戦』。悪ぃな急に。けどおめぇが必要なんだ。しっかり守ってやっから手ぇ離すなよ!あっお姫様抱っこの方がよかったか?」


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