機動戦士ガンダムUC RE:0096 第10話 灼熱の大地から

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ダグザ:「バナージ!」
ダグザ:(お前は私の希望、託したぞ、バナージ)
バナージ:「ギルボア・・・さん」

OP「Into the Sky」SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle


サイアム:「ウウッ・・・アア・・・」
アナウンサー:「ダカール・プレスセンターからニュース速報をお送りします」

パイロット:「来るぞ!」
オペレーター:「融合炉の停止を確認。誘爆なし」
パイロット:「ハァハァ・・・」
オペレーター:「高熱源反応、来る!」
パイロット:「ウオッ!」

ブライト:「発進遅いぞ!何やってる!」
士官:「状況知らせ!」
ブライト:「まさか首都に攻撃を仕掛けてくるとはな」

ロニ:「この時を待っていた。お父様、お母様・・・お前たちが悪いんだ!」
カークス:「ロニ!敵の増援が来る。もう十分だ!陽動は成功した。あとはガランシェール隊からの連絡を待つ」
ロニ:「了解」

サイアム:「始まってしまったのだな。早く収束させねば」
ガエル:「はっ・・・しかしながら『ラプラスの箱』への鍵であるユニコーンは旧首相官邸を焼失させた、せんだっての交戦で消息不明、依然・・・、ですがカーディアス様が選んだ者ならば・・・」
サイアム:「神のいたずら、いや、あやつの・・・人の祈りがなさしめたことか。バナージ、我が血を継ぐ者よ」

アナウンサー:「『シャアの反乱』以来3年の間沈黙を守っていたジオン残党。突然のこのテロは果たして彼らによる蜂起なのか?第三次ネオ・ジオン戦争の始まりを告げるものとする支持者?の声もあり世界に不安が広がっています・・・地球連邦・・・ダカール・・・」
ブライト:「まったく・・・こんなときになぜこんな所へ呼びつけられるものか」

ローナン:「言いがかりですな。3年前のラサとは違い今度のダカールでは政府関係者にも多くの犠牲が出ているのです。確かに詮ない泥のかけ合いだ。ここはお互いにとってより建設的な話をお願いしたい、ミズ・マーサ」
マーサ:「では手短に。あなたが保護している要人をこちらに引き渡してください」
ローナン:「えっ・・・何のお話だか・・・」
マーサ:「それがお互いのため御身のためです。ローナン・マーセナス議長」
ローナン:「こちらはともかくあなた方にとってのメリットは?」
マーサ:「ご想像にお任せします。発送先は・・・」
ローナン:「うーん・・・2時間後にもう一度ご連絡いただきたい。火急の懸案があるもので」
マーサ:「いいでしょう。詳しく聞いてみたいものだわ。ザビ家の遺児の処遇に勝る議長の懸案というものをね」

リディ:「フゥ・・・ご迷惑をおかけしているんでしょうけど、でも彼女は・・・」
ローナン:「ホレたんだろう?」
リディ:「・・・!」
ローナン:「そのために軍を脱走してここへ逃げ込んで・・・パイロットになりたいと言って家を飛び出していったときと同じだ。まさかお前が箱に関わっていようとはな。お前はマーセナス家の真実を知らなければならない。こうなった以上お前が生き延びる道は・・・」
リディ:「えっ・・・」
ローナン:「ほかにない。我らに救いを・・・我らに」

モニター音声:「現在軍・消防が全力を挙げて生存者捜索を続けています」
ミネバ:「私、どうしたら・・・バナージ・・・、・・・!無礼な!あっ・・・リディ」
リディ:「すまない」
ミネバ:「どうしたのです?」
リディ:「情けない家だと知った」
ミネバ:「『情けない』?」
リディ:「この家・・・マーセナス家はビスト財団とは合わせ鏡の存在だ。そうすることでこの宇宙世紀を生き長らえてきた。ラプラスの箱の流出を阻止するためならきっと手段を選ばない。君をまた人質に使うことだって・・・そうさせないためには財団やネオ・ジオンより先に箱を手に入れるしかない。あるいはその鍵を・・・」
ミネバ:「壊すの?ユニコーンを」
リディ:「・・・!」
ミネバ:「アッ・・・」
リディ:「俺はとんでもない所に君を連れてきてしまった。君の力になれると思ったのに。何があっても君だけは守る。だからここにいてくれ、俺のそばに・・・俺を独りにしないで・・・」

リディ:「君・・・うちの人間になってくれないか?ジオンもザビ家も捨ててマーセナス家の人間になるんだ。そうすりゃ親父だって・・・形だけでもいい。この不毛な争いは終わり君も自由を手にすることができる」
ミネバ:「そんな自由・・・自由と呼べると思って?」

ローナン:「全て了解した」

マリーダ:「アアッ・・・」
マーサ:「プルトゥエルブ、あなたの名前でしょう?返事をなさい」
マリーダ:「ンンッ・・・」
マーサ:「マスターの指示には従うものよ」
マリーダ:「あなたは私のマスターではない。従わせたいのなら再調整でも拷問でもしてみることだ」
アルベルト:「き・・・君!口の利き方に・・・」
マーサ:「あなたの再調整は難しいということが分かったわ。あまりにも完成されすぎている。でもそれでいい。簡単に記憶を入れ替えられる人形に興味はないから。私が欲しいのは・・・」
マリーダ:「・・・!」
マーサ:「量産型キュベレイ、あなたたちの乗っていたマシンね。人工的に作られたニュータイプ。マスターの言いなりに動く人形」
アルベルト:「うん?」
マーサ:「あなたの魂はまだあのマシンの中にとらわれている。血を流すことしか知らない男たちが戦う道具としてあなたを造った。命は女の腹から産み落とされるものなのに不自然だと思わない?私があのマシンからあなたを連れ出してあげる」
マリーダ:「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ああっ・・・!!」
アルベルト:「・・・!」

ローナン:「10日ほど前に地球に降下した『袖付き』の偽装貨物船だ」
ブライト:「ラプラスの史跡が破壊されたという話は聞いています。その犯人というわけですか?」
ローナン:「君の艦で見つけ出してもらいたい」
ブライト:「つまりラー・カイラムを私的に使いたいとおっしゃる?」
ローナン:「この船はインダストリアル7やパラオの事件にも関わっている。ロンド・ベル司令としてはネェル・アーガマの安否も気になるところじゃないか?今は地球軌道上で足止めを食っている。参謀本部を介したビスト財団の差し金だ。人質を取っていると思われたくないから先に手の内を明かした。彼ら財団もこの船を追っている我々が先に確保すれば優位に立てる」
ブライト:「この船が何であると?」
ローナン:「ラプラスの箱、そう呼ばれているものをその船は積んでいる。確保するか、できない場合は破壊してもらいたい」
ブライト:「買いかぶられては困ります。たまたま本流から外れた道を歩いてきただけで私は・・・」
ローナン:「一年戦争以来ガンダムタイプの母艦の艦長を歴任していればニュータイプ部隊の指揮官と目されても不思議はない」
ブライト:「自分の星回りは認めますが・・・」
ローナン:「才能を率直に示し過ぎれば振り回されるというひとつの事例だよ。それともう1つ君に頼みたい。軍でパイロットをやっている不肖の息子がいる。彼を君の艦に・・・(ノック音)どうした?」
ドワイヨン:「失礼します」
ローナン:「何だ?ドワイヨン。話が終わるまではと・・・うん?」
ドワイヨン:「ミネバ様がお部屋から姿を消されました。今付近を探索しております」

フラスト:「すんません。俺が言えた義理じゃないですが横っ腹を突き破ってモビルスーツを出す以外に手は・・・」
ジンネマン:「それは最後の手段だな。ガランシェールもおシャカになる」
フラスト:「しかし早いとこ味方と連絡をつけないと敵に見つかっちまいます。陽動が成功したらしいとはいっても・・・」
ジンネマン:「よりによってダカールを狙うとはな」
フラスト:「気持ちは分かります。地球でくすぶってるのは2度のネオ・ジオン戦争でひと旗揚げ損ねた連中ばかりですからね」
ジンネマン:「このまま俺たちが音信不通になっちまったら、次はどんな派手をやらかすか分からんか・・・」
フラスト:「東へ60キロほど行った所にオアシスがあります。モビルスーツでひとっ飛びしてそこから味方と連絡を取りましょう。ここは船を潰しても・・・」
ジンネマン:「慌てたところでユニコーンが動かないんじゃどうにもならん」
フラスト:「あの小僧をコックピットに縛りつけて機体を運ぶって手もありますが?ラプラス・プログラムが示した次の座標がとびきり面倒な場所ときてる」
ジンネマン:「地図をよこせ」
フラスト:「えっ?」

フラスト:「・・・たく!どういうんだか、なんでまたよりによってお前なんか連れて・・・てめえ!ユニコーンのパイロットだからって自分だけは殺されないなんて思うなよ!」
バナージ:「そんなこと思ってませ・・・」
フラスト:「・・・!」
バナージ:「・・・アッ!アアッ・・・ウウッ・・・俺のせいだって分かってます。俺がギルボアさんを・・・」
フラスト:「ああそうだ!大気圏突入のさなかにお前のユニコーンがしがみついてきてもヤツならちゃんと着陸させたろうさ!」
バナージ:「・・・」

主人:「おごりだ、飲みな。いい食いっぷりだ。若い娘さんにしちゃ気取りがなくていい」
ミネバ:「・・・ありがとうございます。いただきます」
主人:「ここいらじゃ見かけないがどこから来なすった?・・・スペースノイドか、そりゃ見かけんわけだ。観光かい?この辺りじゃ見るものもないだろうに」
ミネバ:「いえ宇宙暮らしの身には地面に足をつけていられるだけでうれしいものです」
主人:「わしらのような者にはこの重力が疎ましくなることもある。宇宙へ行けば腰の痛みも取れるんじゃないかってな」
ミネバ:「ずっと地球に住んでおられるのですか?」
主人:「ああ今更離れられんよ。わしらの世代はじいさん・ばあさんから昔の惨状を聞かされて育っとる。そりゃひどいもんだったらしい。それをなんとかしたくて人は連邦政府をつくり宇宙移民ってやつを始めた。『貧乏人だけが無理やり宇宙に捨てられた』って言うヤツらもいるが望んで出ていった連中も大勢いた。地球の自然が元に戻るまでもう帰らないと覚悟してな。それも一年戦争でほとんど『元の木阿弥』になっちまったが」
ミネバ:「救われませんね」
主人:「まあしょうがない。全て善意から始まっていることだ」
ミネバ:「善意?」
主人:「連邦も移民も元は人類を救いたいって善意から始まってる。会社を儲けさせたり家族の暮らしをよくしたいと願うのと同じで」
ミネバ:「でもそれはともすればエゴと呼ぶべきものになります」
主人:「そうかもしれんがね、それを否定してしまったらこの世は闇だよ。自分を殺して全体のために働けるヤツってのもいるんだろうが、それはそれでうさんくさい。ネオ・ジオンのシャアとかな。『全て人のためだ』と言いながら『隕石落とし』をやる。本当は人間を好きになったことがない男だったんじゃないかな」
ミネバ:「ではどうすれば?」
主人:「さあな、わしらにゃそいつが分からなかった。努力はしたつもりだが結局はツケを先送りにしただけであんたたちに何もしてやれんことを悔いながら生きている。わしにはそのコーヒーをいれてやるのが精いっぱいだ。・・・うん?」
ミネバ:「そうか・・・そうですね、私にやれること・・・おいしいコーヒーでした。このコーヒーを飲めただけでも地球に来た価値はあったと思えます」
主人:「ああっ・・・」
男性:「オードリー・バーン様、ローナン議長がお待ちです。ご同道を」
主人:「あんた・・・」
ミネバ:「ミネバ・ザビである。逃げ隠れするつもりはない。道を開けよ」

マーサ:「ミネバ・ザビをこちらへ移送させました。ユニコーンを奪い返すためのエサになってもらいます。彼女も従うでしょう」
アルベルト:「はっ!」
マーサ:「命令はあなたから伝えるといいわ」
アルベルト:「あっ・・・はい。うーん・・・」

バナージ:「ハァハァハァ・・・」
バナージ:(なんで俺なんです?)
ジンネマン:(お前がいちばん暇そうだからだ)
バナージ:(ムリですよ。砂漠を4日も歩くなんて)
ジンネマン:(やりようはある)
バナージ:「アッ・・・アアッ・・・アッ!」
ジンネマン:「バカが!喉が渇いてなくても定期的に水を飲めと教えただろう」
バナージ:「置いていってください」
ジンネマン:「頑張れとでも言ってほしいのか?」
バナージ:「だから放っといてください。もうイヤなんです。何かに関わったり利用されたりするのは」
ジンネマン:「そうはいかん。お前はパイロットだ。被害者根性でふてくされるのはやめろ。落とされたギルボアも浮かばれん」
バナージ:「殺したかったわけじゃない!ダグザさんが死んで頭の中が真っ白になって・・・それが許せないっていうんならひと思いに・・・」
ジンネマン:「ウソだな」
バナージ:「えっ?」
ジンネマン:「お前の目はそんなこと納得しちゃいない。自分の生き死には自分で決めるっていうヤツの目だ。なら死ぬまでやせ我慢してみせろ。男の一生は死ぬまで戦いだ」
カーディアス:(力を尽くせば道はおのずと開ける)
ダグザ:(お前もお前の役割を果たせ)
バナージ:「やりました!やったんですよ!必死に!その結果がこれなんですよ!モビルスーツに乗って、殺し合いをして、今はこうして砂漠を歩いてる。これ以上何をどうしろって言うんです!?何と戦えって言うんですか!ンンッ・・・グッ!ハァハァハァ・・・」

ED「Next 2 U -eUC-」by SawanoHiroyuki[nZk]:naNami


ナレーター:「次回、機動戦士ガンダムユニコーン『トリントン攻防』君の中の可能性が目を覚ます!」

バナージ・リンクス
内山昂輝
オードリー・バーン
藤村 歩
フル・フロンタル
池田秀一
リディ・マーセナス
浪川大輔
マリーダ・クルス
甲斐田裕子
アンジェロ・ザウパー
柿原徹也
スベロア・ジンネマン
手塚秀彰
ミコット・バーチ
戸松 遥
タクヤ・イレイ
下野 紘
カーディアス・ビスト
菅生隆之
アルベルト
高木 渉
サイアム・ビスト
永井一郎

脚本:むとうやすゆき
絵コンテ:古橋一浩、玄馬宣彦
演出:菱田正和、綿田慎也、京極尚彦
キャラクター総作画監督:高橋久美子
メカ総作画監督:玄馬宣彦
キャラクター作画監督:茂木信二郎、堀内博之、濱田邦彦、藤澤俊幸
メカ作画監督:中谷誠一、仲 盛文、城前龍治、津野田勝敏


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