機動戦士ガンダムUC RE:0096 第9話 リトリビューション

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ナレーター:「宇宙世紀0096・・・工業コロニー・インダストリアル7。アナハイム工専に通うバナージ・リンクスは空から落ちてきた青い瞳の少女に出会う」
バナージ:「止めるって何を?」
オードリー:「戦争」
バナージ:「あっ・・・」
ナレーター:「オードリーと名乗る少女は『ラプラスの箱』の譲渡を止めるべく、ビスト財団の2代目当主カーディアス・ビストに訴えたが、箱の譲渡交渉は決行された。地球連邦軍ロンド・ベル隊は譲渡を阻止するためコロニーの制圧を開始。混乱の中交渉は決裂。バナージは実の父親であったカーディアスからラプラスの箱の鍵であるユニコーンガンダムを託される」
バナージ:「父さん・・・母さん、ごめん。俺は・・・行くよ」
ナレーター:「バナージは『袖付き』のモビルスーツを撃退し地球連邦軍ロンド・ベル隊の強襲揚陸艦ネェル・アーガマに回収され、同じくネェル・アーガマに保護されていたオードリーと再会を果たした」
フロンタル:「見せてもらおうか、新しいガンダムの性能とやらを」
ナレーター:「しかしネェル・アーガマはユニコーンガンダムを追うネオ・ジオンの領袖フル・フロンタルの襲撃を受ける。『赤い彗星の再来』といわれるフロンタルの圧倒的な戦力に追い込まれたネェル・アーガマではオードリーがジオンの姫君ミネバ・ザビであることが発覚し人質とされた」
バナージ:「あの赤いモビルスーツをやっつければオードリーを人質にしなくて済むんでしょう?やりますよ!」
ナレーター:「バナージはフロンタルと対峙するが捕縛されネオ・ジオンの資源衛星・パラオに連行された。フロンタルと会談したバナージは戦闘状況下とはいえ自らも人を殺していたことを知る。そして袖付きのパイロット、マリーダ・クルスから宇宙移民たちの思いを伝えられる。やがて『バナージとユニコーンガンダム奪還作戦』が決行されパラオは戦場と化し、バナージはマリーダと交戦する」
フロンタル:「『プルトゥエルブ』それが彼女の名だ。12番目の試作品」
ナレーター:「ニュータイプ同士の感応により彼女の心を知り動揺するバナージに特殊部隊の司令・ダグザは再度箱の鍵・ユニコーンガンダムが示したラプラス・プログラムの座標に向かえと指示をする」
ダグザ:「今の君は目の前の困難から逃げようとしているだけだ」
バナージ:「だって人が死ぬんですよ!人殺しをしなきゃいけない責任って何です!?」
ナレーター:「ラプラス・プログラムが示した座標、そこは宇宙世紀元年初代大統領リカルド・マーセナスが宇宙世紀憲章の演説のさなか爆破テロによって失われた宇宙ステーション、首相官邸・ラプラスの跡地であった」
バナージ:「二度とこいつには乗りたくなかった。たとえあの人に失望されたとしても・・・」

OP「Into the Sky」SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle


ダグザ:「ラプラス・プログラムは機体の位置座標を認識してデータを開示している可能性がある。前回のNT-D発動の際には新しい情報を示さなかった。ラプラスの残骸は毎日午前0時ジャストにその座標を通過する」
バナージ:「大昔にテロで壊された首相官邸、こんな分かりやすい場所に箱が隠されているっていうんならもうとっくに誰かが調べに来ているんじゃないですか?」
ダグザ:「分からんから調べている。操縦に集中しろ。接触のチャンスは一度しかない」
バナージ:「ンッ・・・ンンッ・・・フゥ・・・」

ダグザ:「コンロイ、些細なことでもいい、何か変化があったら報告しろ」
コンロイ:「了解」
ミヒロ:「指定座標到達まで2分」
ダグザ:「限界に達したこの星を救うには大規模な宇宙移民が必須だった。そしてそのためには神にも等しい力を持った組織が必用とされた。それが連邦政府・・・逆らう者は容赦なくねじ伏せる無慈悲な神首相官邸の爆破は連邦政府にとっては都合のいい事件だった。テロ防止を名目にその権能を維持することが許されたのだからな」
バナージ:「連邦が自作自演のテロを仕掛けたみたいな言い方ですね」
ダグザ:「大人の世界では時としてそういうことが起きる。当事者などもうひとりも生きてはいまい。生き残っているのは『箱を畏れよ』というしきたりと、その上で保たれてきたビスト財団との共生関係だ」
バナージ:「『しきたり』・・・」
ダグザ:「個人の力では変えられないし変えようとする気すら起こさせない。どんな組織でも起こることだ・・・が、かといって維持存続の本能にのみ込まれた歯車を悪と断ずることもできない。箱は100年の間ただそこにあり続けさえすればよかった」
ミヒロ:「指定座標到達まであと15秒!12・11・10・9・8・7・6・5・4・3・2・1、ただいま0ポイントに到達。指定座標を通過!」
ダグザ:「機体のシステムは正常・・・どうだ?」
バナージ:「『どう』って何も・・・」
ダグザ:「外観に変化は?」
コンロイ:「異常なし。ユニコーンにもラプラスの残骸にも変化ありません」
リカルド:「(ノイズ)・・・地球と宇宙に住む全ての皆さんこんにちは・・・」
バナージ:「あっ・・・どこからだ!?」
コンロイ:「何です?これは」
ダグザ:「分からん。そっちで発信源を特定できないか?」
ミヒロ:「RX-0から通信波が発しています。そちらの状況を知らせてください」
ダグザ:「ここからだと!?」
コンロイ:「間違いありません」
リカルド:「この記念すべき瞬間に地球連邦政府・・・」
バナージ:「ンンッ・・・」

アルベルト:「発信源はユニコーンだと!?ラプラスの残骸に接触して封印が解けたのか?NT-Dはどうなっている?」
部下:「発動は観測されていないとのことです。どうします?出発を延期して調査を見届けますか?」
アルベルト:「『状況によっては出発時刻の変更もありうる』とクリムトには伝えろ」
マリーダ:「マス・・・ター・・・」

オットー:「ミノフスキー粒子だと?」
サーセル:「濃度急速に上昇中!散布源の方位確認できず。拡散パターンが定常化しません」
オットー:「対空戦闘用意!総員ノーマルスーツ着用!付近の民間船に敵が紛れ込んでいる可能性がある。対空監視を厳となせ!」
レイアム:「仮にも地球の絶対防衛圏内です。偽装しているにしても艦隊規模の戦力が侵入できたとは・・・」
オットー:「それが問題だ。小戦力で仕掛けてくるからにはそれなりの策がある敵ということになる」
レイアム:「あっ・・・」
オットー:「うん?ンンッ・・・うーん・・・」

リカルド:「・・・意識改革が不可欠だったのですいち国家いち民族に帰属する『我』ではなく・・・」
バナージ:「あっ!」
コンロイ:「うん?隊長!」
ダグザ:「バナージ!」
バナージ:「何かが来ます。ネェル・アーガマが狙われている」

オットー:「調査隊を呼び戻せ!エコーズのロトも砲台代わりになるはずだ」
ミヒロ:「はっ!ユニコーンは?」
オットー:「ワケの分からん演説を垂れ流しているんだ。敵の的になる前に避難させろ!」
ミヒロ:「了解!ブリッジよりモビルスーツ隊、各機直ちに現状任務を放棄し母艦へ帰投せよ」

ダグザ:「お前・・・」
バナージ:「いた!」
ダグザ:「数は分かるか?」
バナージ:「1つ・・・いえその後ろに別働隊がいます」
ダグザ:「ウッ・・・」

フラスト:「敵部隊、ラプラスの残骸付近で足止めを食っています」
ジンネマン:「よしギルボア、引き際を見誤るなよ」
ギルボア:「了解」
ジンネマン:「気をつけろ。ガンダムの動きが思ったより早い。ヤツだけラプラスの残骸から離脱したようだ」
ギルボア:「勘のよさそうなガキでしたからね」
フラスト:「しかし気味が悪いな。まさかこの演説が流れておしまいってんじゃないでしょうねえ」
ジンネマン:「まだNT-Dは発動していない。この先に隠された何かが・・・」
アレク:「レーザー信号受信!」
フラスト:「レウルーラからか?」
アレク:「いえ違います!これは・・・」
ジンネマン:「フル・フロンタル・・・もうお出ましか」

ダグザ:「ビーム・マグナムを使え。この距離なら狙える」
バナージ:「ダメです。あれは強力すぎる」
ダグザ:「手加減できる状況か!」
バナージ:「接近すれば!」
ダグザ:「遊んでいるつもりか?貴様!敵は落とせるときに落とせ。お前が見逃した敵が味方を・・・お前自身を殺すかもしれんのだぞ!」
バナージ:「遊びなもんか!自分が死ぬのも人が死ぬのも冗談じゃないって思うから、やれることをやってるんでしょう!」

ギルボア:「さがっていろバナージ!」
バナージ:「あっ・・・ギルボアさん!」
ギルボア:「艦は沈めない。俺たちの目的はマリーダの奪還だ」
バナージ:「そんな・・・どうやって?」
ギルボア:「いいな?さがっているんだぞ。こんな所で死ぬことはない」
バナージ:「ギルボアさん待って!」
ダグザ:「捕虜の奪還だと!?RX-0よりロメオワンオー、中継頼む。敵の目的は捕虜の奪還と推測される。新手か?」
バナージ:「『赤い彗星』・・・」
フロンタル:「『木馬もどき』はガランシェール隊に任せておけばいい。我々はユニコーンに仕掛けてNT-Dの発動を促す」
アンジェロ:「はっ!」
フロンタル:「遠慮はするな。落とす気でかからないとガンダムには勝てんぞ」
アンジェロ:「親衛隊、露払いをさせていただきます」

アンジェロ:「バカにして・・・今更そんな態度が通用するものかよ!さっさとガンダムになってみせろ!」
ダグザ:「応戦しろ!ちゃんと狙え!」
バナージ:「狙ってます!」

オットー:「調査隊はまだか!」
ミヒロ:「ロトの牽引に手間取ったもよう!到着まであと5分!」

アルベルトたち:「ウオッ!」
アルベルト:「ダメだシャトルの発進を延期させろ!安全な場所に退避するんだ!」
部下:「もう戦闘は始まってます。この艦から・・・」
アルベルト:「おおっ・・・おい捕虜が!」
マリーダ:「・・・!」
部下たち:「うあっ・・・」
アルベルトたち:「ウワーッ!」
部下:「ウワッ!ウッ・・・」
部下:「ウワーッ!」
マリーダ:「・・・」
アルベルト:「ウウッ・・・ウッ・・・アアッ!」

ダグザ:「本気で戦え!バナージ、ヤツと向き合えばNT-Dが発動するはずだ。このままではなぶり殺しにされるぞ」
バナージ:「で・・・でも本気で動いたらダグザさんが・・・」
ダグザ:「補助席がもろい分、身体は頑丈だ」
バナージ:「いっそのことこの機体を渡してしまえば・・・」
ダグザ:「ユニコーンがなくなったらネェル・アーガマはどうなる?連中は戦争のプロだ。捕虜を取り戻したら落とせる敵を見逃したりしない。艦にはお前の友達だって・・・」
バナージ:「分かってます、分かってますよ!分かってるけど俺は!ンンッ・・・ハァハァ・・・
ダグザ:「ハッチを開けろ」

バナージ:「えっ?」
ダグザ:「急げ!」
バナージ:「何をするんです?」
ダグザ:「これで戦えるだろう?」
バナージ:「違う・・・違うんですよ!そういうことじゃなくて俺は!」
ダグザ:「バナージ・・・俺はさっきNT-Dが発動しかけるのを見た。あれはお前自身に反応しているように見えた。このラプラスの亡霊の声を聞いて何かを感じたお前の心にだ」
バナージ:「俺の・・・心」
ダグザ:「ジオン根絶のための殺りくマシーンなどではないそれとは違う何かがこのユニコーンには組み込まれている。それを制御するのは多分生身の心だ。それがラプラス・プログラムの正体なのかもしれん。乗り手の心を試しながら箱へと導く道標・・・こいつを造ったヤツはとんだ食わせ者らしいな」
バナージ:「それは・・・」
ダグザ:「今は時間がない。俺が外に出たらお前は奥まで移動して合図を待て」
バナージ:「何をする気なんです?」
ダグザ:「歯車には歯車の意地がある。お前もお前の役割を果たせ」
バナージ:「俺の・・・」
ダグザ:「ここが知っている。自分で自分を決められるたったひとつの部品だ。なくすなよ」
バナージ:「果たすべき責任・・・」

リカルド:「・・・そして祈りをささげてください」
オットー:「フゥ・・・あとはユニコーンだな」
リカルド:「宇宙に出た人類の先行きが安らかであることを・・・」
ダグザ:「意地でも借りでもない。自分の心に従っただけだ。歯車にも生まれるのだな。望みというものが」
リカルド:「・・・可能性という名の神を信じて」
バナージ:「来た!」
ダグザ:「バルカンだ。威嚇でいい、撃て!今だ!バナージ!」
バナージ:「ダ・・・グ・・・」
ダグザ:(お前は私の希望、託したぞバナージ)
バナージ:「・・・!やったな!」
アンジェロ:「大佐!ガンダムになってくれた!キュアロン!手はずどおりだ。所詮は素人だ。シミュレーションで予測したとおりに動いてくれる。このまま挟み込むぞ!コックピット以外は潰してもいい。やれ!・・・!誘い込まれた!」
フロンタル:「アンジェロ逃げろ。ヤツは普通じゃない。離れろ!」
フロンタル:「化け物め!グッ・・・大佐!離脱してください!あなたがこんなことで!」

フラスト:「シナンジュ!レーザー通信ロスト!がれきに紛れて判別できない」
ジンネマン:「ガンダムは?」
フラスト:「サイコ・モニターは健在です」
ジンネマン:「そちらを追えば捕捉できる。直ちに転針軌道変更、重力の井戸に引きずり込まれる前に2機を回収する」
フラスト:「俺の操縦で・・・ですか?」
ギルボア:「大気アシスト航法だ。フラスト、なんとかなる」
ジンネマン:「ギルボア、タイムアップだ。この状態では木馬もどきに侵入することはできん」
ギルボア:「しかしこれを逃したら・・・」
ジンネマン:「作戦中止だ!ギルボア隊はフロンタル隊の救援に当たれ」

バナージ:「あんただけは落とす!」
フロンタル:「バナージ君聞こえているならやめろ!このままではお互い大気圏で燃え尽きることになる」
バナージ:「グッ・・・今度は外さない!」
ギルボア:「バナージ・・・」
ギルボア:(ティクバ・・・家族を頼む・・・)
バナージ:「ギルボア・・・さん」

ED「merry-go-round」CHEMISTRY



ナレーター:「次回、機動戦士ガンダムユニコーン『灼熱の大地から』君の中の可能性が目を覚ます!」

バナージ・リンクス
内山昂輝
オードリー・バーン
藤村 歩
フル・フロンタル
池田秀一
リディ・マーセナス
浪川大輔
マリーダ・クルス
甲斐田裕子
アンジェロ・ザウパー
柿原徹也
スベロア・ジンネマン
手塚秀彰
ミコット・バーチ
戸松 遥
タクヤ・イレイ
下野 紘
カーディアス・ビスト
菅生隆之
アルベルト
高木 渉
サイアム・ビスト
永井一郎

脚本:むとうやすゆき
絵コンテ:古橋一浩、村田和也、玄馬宣彦
演出:佐藤照雄、遠藤広隆
キャラクター総作画監督:高橋久美子
メカ総作画監督:玄馬宣彦
キャラクター作画監督:菱沼義仁、茂木信二郎、小林 理、藤澤俊幸、堀内博之
メカ作画監督:仲 盛文、高瀬健一、中谷誠一、金 世俊


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