機動戦士ガンダムUC RE:0096 第1話 96年目の出発

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カーディアス:「恐れるな、自分の中の可能性を信じて、力を尽くせば道はおのずと開ける」
バナージ:「そんな・・・今更勝手ですよ」
カーディアス:「許してほしい、お前とはもっと・・・もっと・・・」
バナージ:「父さん!ウウッ・・・『父さん』って・・・俺、今・・・俺の・・・」

バナージ:「私のたったひとつの望み・・・可能性の獣・・・希望の象徴・・・父さん・・・母さん、ごめん。俺は・・・行くよ」

OP「Into the Sky」SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle


アナウンサー:「現在グリニッジ標準時23時40分。今ひとつの世界が終わり、新しい世界が生まれようとしています。まもなく首相官邸・ラプラスにおいて地球連邦政府主催の改暦セレモニーが執り行われます。私たちは母なる地球の外に自らの世界を築く時代に足を踏み入れました。今宵私たちは歴史の目撃者となります。この幸運を全ての人と分かち合い、去りゆく西暦の時代を感謝と感慨をもって見送ろうではありませんか。そして新たなる世界・宇宙世紀の始まりを笑顔で迎えましょう。さようなら西暦!ようこそ宇宙世紀!」
リカルド:「地球と宇宙に住む全ての皆さん、こんにちは。私は地球連邦政府首相リカルド・マーセナスです。まもなく西暦が終わり・・・・・・首相と大統領が語りかけるのは自国の国民と決まっていました。国家とは国民と領土の統治機構であり究極的には自国の安全保障のためにのみ存在するものでした。今、人類の宿願であった統一政権を現実のものとした我々は旧来の定義における国家の過ちを指摘することができます。人間が1人では生きていけないように、国家もそれ単独では機能しえないことを知っています。地球の危機という課題に対して旧来の国家は何ら有効な解決策を示せませんでした。今や後戻りの許されないこれらの問題を解決するには我々・・・」

サイアム:「どうだ?」
カーディアス:「予定どおり行います。これまで以上の混乱をもたらすことになるかもしれません」
サイアム:「あれからじきに100年がたつ。このままでは地球圏はひっそくする。宇宙世紀のゆがみを正してくれる者たちの胎動は既に始まっている『ラプラスの箱』を託すに足りる者がそこにあることを願う」
カーディアス:「はい」
サイアム:「カーディアス、私を・・・許すか?」
カーディアス:「これでひとつの世界が終わるかもしれないのです。私以外誰があなたを許せるのです?」

96年目の出発

フラスト:「ミノフスキー粒子、戦闘濃度散布急げ」
ギルボア:「敵艦はクラップ級と推定。熱弾を感知」
フラスト:「回避運動」

ギルボア:「隔壁閉鎖遅いぞ!」
フラスト:「敵艦、高熱源体を射出!モビルスーツと推定、数は2・・・いや3!急速に近づく」
ジンネマン:「マリーダを出せ、母艦は無視しろ。ガランシェールの脚なら振り切れる」
マリーダ:「了解。目標捕捉、足の速いジェガンがいる特務仕様かもしれない」
ジンネマン:「偶然の出会いじゃないってことだ。暗礁宙域まであと10分、片づけて帰ってこい」
マリーダ:「了解、マスター」
ジンネマン:「マスターはよせ」
マリーダ:「マリーダ・クルス、クシャトリヤ出る!船は追わせない・・・ファンネル!」

パイロット:「『袖付き』め・・・」
マリーダ:「任務完了、これより帰投する」

バンクロフト:「このように宇宙移民者の独立を掲げるジオン公国によって引き起こされ、実に人類の半数を死に至らしめた一年戦争はア・バオア・クーにおける大攻防戦をもって終結した。それがちょうど17年前、君たちが生まれる前年の出来事だ。戦後もジオン残党を名乗る集団は幾多の戦乱を引き起こしてきた。スペースノイドの自治独立を叫ぶ彼らの根底にはギレン・ザビの思想に通ずる選民主義が今も根強く潜んでいる。ジオン・ダイクンの提唱したジオニズム、いわゆるニュータイプ思想は結果的に彼らのような反乱分子を生む危険な思想であったということだ。お前たち!歴史の授業なんぞ就職の役に立たんと思ってナメるなよ!工員といえどもアナハイムはシニア・ハイ程度の学力もないアホは雇わんのだからな。就職率100パーセントのうたい文句をうのみにしていると・・・」
教師:「バンクロフト先生、またシャトルが・・・」
生徒:ざわめき
バンクロフト:「ンッ・・・ハァ・・・うーん・・・」

マルコ:「いいかげん買い替えればいいのにな、ウチのシャトル」
タクヤ:「理事長がケチなんだろう?アナハイムの払い下げで十分ってさ」
ミコット:「ねえそれじゃ今日ここに泊まるの?私着替え持ってきてないよ」
エスタ:「私も」
タクヤ:「・・・てことはあしたのカタツムリ見学は中止だな」
マルコ:「なっ・・・ここで2日続けてバンクロフトの特別講義なんてイヤだぜ俺は」
トム:「フフフ・・・」
タクヤ:「俺だったら2分で『シャアの反乱』まで説明できるのに。なあ?バナージ?アア・・・うん?おっ・・・すげえ!ザクだ!バンクロフトめこういう物があるなら初めから教えろっての」
エスタ:「なに?それ・・・すごいの?」
タクヤ:「モビルスーツの元祖だぜ」
エスタ:「ふ~ん・・・」
タクヤ:「おい待てよ!じっくり見ようよ!」
マルコ:「興味なーし」
エスタ:「とっくに戦争は終わってるんだし必要ないでしょう」
トム:「撮影禁止だと思います」
タクヤ:「ロマンのないヤツらだよな、実際」
ミコット:「ねえ、バナージってさ」
バナージ:「あ?」
ミコット:「たまに遠くを見るような顔するよね」
バナージ:「そう?」
ミコット:「うん、さっきも」
バナージ:「多分それどこかを見てるわけじゃなくて・・・」
ミコット:「えっ?」
バナージ:「どこにいるのかなって考えてるときだと思う」
ミコット:「お父さんのこと?」
バナージ:「いや自分がさ」
ミコット:「あっ・・・ごめん」
バナージ:「何をしていてもその時を本当には過ごせていないような」
ミコット:「それなら私も感じてるよ。なんかズレてるような感覚のことでしょう?」
バナージ:「うん・・・あっ・・・」
ミコット:「これからどんどん大きくなっていくんじゃないかな。それを感じないで済むのはほんのひと握りの望んだとおりの人生を生きられる人たちだけ」
バナージ:「・・・!」
ミコット:「ねえ聞いてる?」
バナージ:「モビルスーツ・・・」
ミコット:「ンンッ!」

パイロット:「ハァハァ・・・ハァハァ・・・」
カーディアス:「もっと踏み込んでくれ」
パイロット:「は・・・はい!ウッ・・・ウウッ・・・」
カーディアス:「あのデブリ群へ突っ込むつもりで頼む」
パイロット:「ハァッ・・・アアッ・・・ハァ・・・ご・・・」
カーディアス:「まだだ」
パイロット:「ンッ・・・ンンッ・・・ご当主!」
カーディアス:「ブレークダウン060」
パイロット:「ハァ・・・」
カーディアス:「さすがだな」
パイロット:「い・・・いえ」
カーディアス:「機体がだ」
パイロット:「はっ・・・」
カーディアス:「ご苦労」
コクピット:「RX-0 Final phase all clear.Psychoframe G-Force?・・・」
カーディアス:「戻るぞガエル」
ガエル:「申し訳ありません」
カーディアス:「どうした?」
ガエル:「アナハイム工専の実習施設にまだ人がいたようです」
カーディアス:「カリキュラムはチェックしたはずだが」
ガエル:「往還シャトルが故障したようで」
カーディアス:「そうか、もし誰かの目に触れたとしても一瞬の幻にしか見えんだろうさ」

ガエル:「ルナツーにいる幕僚と連絡が取れました。ロンド・ベル所属の艦が袖付きと接触したのは間違いないようです」
カーディアス:「やはり漏れているな。交戦はあったのか?」
ガエル:「はい、モビルスーツ3機を失ったうえに逃げられた、と」
カーディアス:「ほかに動きは?」
ガエル:「ロンデニオンに当たってみましたが司令が堅物で」
カーディアス:「ブライト・ノアといったか?補給部隊を当たれ。艦隊の動きは探れる」
ガエル:「はっ」
カーディアス:「全員そのままで聞いてほしい。これにてRX-0の稼動試験を全て終了する。ただいまをもって試験用OSを全て削除。NT-Dを封印し、ラプラス・プログラムを起動させる」

カーディアス:「許す、か・・・」

ギルボア:「了解、5番ゲートに入ります」
フラスト:「さてラプラスの箱、どんな代物か」
ジンネマン:「本当にあるなら持って帰る。ワナなら突破するまでだ」

オードリー:「ンッ・・・フゥ・・・ハァ・・・ンンッ・・・フゥ・・・」

オードリー:「あっ・・・ああっ!ウッ・・・ウウッ!」

バナージ:「うん?」
タクヤ:「アア・・・無重力酔いしてる。今日のカタツムリ見学は勘弁してくれ」
トム:「ひと晩中騒いでいるからですよ」
マルコ:「造成ユニットなんて見てもなぁ」
ミコット:「うん?」
エスタ:「でもさ、あの中に入れることなんてめったにないんじゃない?」
バナージ:「あっ・・・」
ミコット:「バナージ!?」
マルコ:「聞くなよミコット」
ハロ:「バナージトイレか?」
バナージ:「ヤバイだろうあれ」

オードリー:(・・・!死ねない)

パイロット:「あっおい!何をしてる?」

バナージ:「ちょっとこれお借りします」
パイロット:「貸せるかよ!おい待て!おい!ウッ・・・」
作業員:「おおっ・・・おーい!」
バナージ:「真空と違うな・・・いた!でも日の出の時間だ・・・マズイ!あっ・・・アアッ・・・アッ!」
オードリー:「私はまだ・・・」
バナージ:「ンンッ・・・」
ハロ:「危険危険」
バナージ:「なんとかする!歯を食いしばって!アアッ!」
ハロ:「危険危険危険・・・。・・バナージ起きろ」
バナージ:「・・・」
ハロ:「バナージ起きろ」
バナージ:「アアッ!ウッ・・・あっ・・・いててててて・・・」
オードリー:「誰か!?」
バナージ:「何すんだよ!」
ハロ:「バナージ元気か?バナージ」
オードリー:「このコロニーの人?」
バナージ:「ンンッ・・・」
オードリー:「急いでるの、コロニービルダーの入り口まで送ってもらえない?」
バナージ:「カタツムリに?」
オードリー:「これまだ動く?」
バナージ:「ガス欠だよ、バッテリーもろとも」
オードリー:「時間がないの!お願い!会って話をしなければならない人がいるの。急がないと取り返しのつかないことになる。今ならまだ止められる。だから・・・」
バナージ:「止めるって何を?」
オードリー:「戦争」
バナージ:「あっ・・・、待って!・・・1人じゃムリだ」

ED「Next 2 U -eUC-」by SawanoHiroyuki[nZk]:naNami


次回予告:「次回『機動戦士ガンダムユニコーン』次回『最初の血』君の中の可能性が目を覚ます!」

バナージ・リンクス
内山昂輝
オードリー・バーン
藤村 歩
フル・フロンタル
池田秀一
リディ・マーセナス
浪川大輔
マリーダ・クルス
甲斐田裕子
アンジェロ・ザウパー
柿原徹也
スベロア・ジンネマン
手塚秀彰
ミコット・バーチ
戸松 遥
タクヤ・イレイ
下野 紘
カーディアス・ビスト
菅生隆之
アルベルト
高木 渉
サイアム・ビスト
永井一郎

脚本:むとうやすゆき
絵コンテ:古橋一浩
演出:古橋一浩、佐藤照雄
キャラクター作画監督:高橋久美子
メカ作画監督:玄馬宣彦


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