機動戦士ガンダム 第12話 ジオンの脅威

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ナレーター:「人類の全てをみずからの独裁の手に収めようとするザビ家のジオン公国は、月の向こうに浮かぶ巨大な宇宙都市国家である。デギン・ザビ公王はその実権を長男のギレン・ザビに譲り渡して開戦に踏み切った。万全の準備をして戦いを挑んできたジオン軍の前に地球連邦軍はなすすべもなかった。ジオンの攻撃を避けてサイド7を脱出したホワイトベースは、少年達の手によって地球へ降りたった。そして、ザビ家の末弟ガルマ・ザビを討ち取り、今、太平洋上にある」

タイトルコール:「ジオンの脅威」


ガルマ:「二ヶ月ほどの内に一度ジオンに帰ります。ですが父上、その前に必ず一つ大戦果を上げてご覧にいれますよ。親の七光りで将校だ元帥だなどと国民に笑われたくはありませんからね。では、お目にかかる日を楽しみにしております」
キシリア:「まだこんな所にいらっしゃったのですか」
デギン:「・・・」
キシリア:「閣下のお気持ちはお察しいたしますが、公王としてのお立場ゆえ、お役目だけは果たしていただき」
デギン:「わかっておる」

ジオン国民:「わあーっ!ザービ!ザービ!ザービ!ザービ!・・・」

ラル:「面白い物とはなんだ?」
クランプ:「は、我が軍の識別表にない戦艦をキャッチしたのであります」
ラル:「ほう、見せろ」
クランプ:「例の木馬だと思われます」
ラル:「うん」
ハモン:「ガルマ様の仇を討つチャンスという訳ですか」
ラル:「そう急ぐな、ハモン。奴の地点は我々の基地からはかなりの距離だ。航続距離を計算に入れなければな」
クランプ:「このザンジバルなら問題ありませんが、ほかのはただの大気圏突入カプセルですから」
ラル:「そういうことだ」
ハモン:「では、このまま見過ごすおつもりですか?」
ラル:「フフフフ、私の任務はガルマ様の仇討ちだ。ドズル中将からじきじきの命令をなんでやり過ごすものかよ」
ハモン:「でも、只今は大気圏に突入している途中です。ご無理を」
ラル:「しかし手出しをせずに行き過ぎる男なぞ、お前は嫌いなはずだったな」

フラウ:「アムロ、入るわよ?また修理?」
アムロ:「ああ・・・」
ハロ:「アムロ、ゲンキ、ナイナ、アムロ」
アムロ:「そうかい?」
フラウ:「なんなの?」
アムロ:「ガンダムの予備のコンピュータ・・・」
フラウ:「アムロ、冷めないうちに食べてね」
アムロ:「ああ・・・」
ハロ:「アムロ、ノウハ、レベル、オチテル、レベル」
アムロ:「大丈夫だよ、ハロ」
フラウ:「ハロ、邪魔しちゃ駄目よ、いらっしゃい」
「じゃあね。すぐ食器取りに来るわ」
アムロ:「あ、食べなくちゃ・・・」

セイラ:「メインエンジンの3番ノズルが表示より2パーセント推力不足ですけど」
ブライト:「実数値にしてどの程度だ?」
セイラ:「およそ40トン」
ブライト:「なんでそんなになるまで放っておいたんだ?」
ミライ:「碌に整備する暇も取れないのを無理して・・・」
カツ、レツ、キッカ:「わあーい!」
ブライト:「ここは遊び場じゃないんだぞ!出て行け!」
ミライ:「ブライトさん・・・」
キッカ:「遊んでんじゃないやい。遊んでんじゃないやぁぃ・・・」
ブライト:「・・・3番ノズルをチェックしてくれ。少しいいな?ミライ」
ミライ:「え?ええ」
ブライト:「すまなかった。掃除続けてくれ。頼むな」
キッカ:「ベーだ」

ブライト:「どうぞ。なんだい?」
ミライ:「別に」
ブライト:「わかっているよ、言いたい事は」
ミライ:「でしょうね。あなたが中心になる以外ないし、みんな頼りにしているんだから」
ブライト:「とも思えんが・・・」
「なんだ?」

セイラ:「ジオンです。大気圏突入用のカプセルの様ですが、大きすぎるようです」
ブライト:「今行く・・・」

キシリア:「例のシャアはどうしました?」
ギレン:「ふるさとにでも帰ったんだろ。な、ドズル」
キシリア:「そう・・・」
ジオン将校A:「は、早速」

ブライト:「ううっ」
ミライ:「あっ」
クルーA:「第6ブロックに被弾」
ブライト:「振り切れないのか?」
ミライ:「無理です。相手は突入速度を利用しているし、こちらはエンジンを・・・」
ブライト:「よし、右舷の雲の中に突っ込め」
ミライ:「嵐の中に入ることになるけど、いいんですか?」
ブライト:「そうだ。ビーム砲の威力は半減するが、やむを得まい」
ミライ:「了解!」
「あっ」

カツ、レツ、キッカ:「ああっ」
カツ:「なな、なんだい?今のは?」
フラウ:「ジ、ジオンの新兵器かしら?」
キッカ:「・・・」
フラウ:「大丈夫よ。どんな新兵器が来てもガンダムが防いでくれる」

ジオン兵A:「た、大尉、連邦軍の新兵器です」
ラル:「うろたえるな!これが地球の雷というものだ」
ハモン:「あなた」
ラル:「以前に地球で見たことがある、大丈夫だ、ハモン。もっとも、こんなに間近で見ると恐ろしいものだがな・・・」
ハモン:「はい。でも、これが噂の雷と知れば。木馬の追跡を」

クルーA:「左舷メインエンジン推力低下。さっきのが効いてます!」
ブライト:「まずいな、こんな時に。ECMを」
ミライ:「最大出力で発信しています」
ブライト:「ミライ、どこかに着陸してやり過ごす。このままではミノフスキー粒子を無駄にするだけだ。できるか?」
ミライ:「やってみます」
マーカー:「前方、赤外線監視モニター開きます」
ブライト:「レーザーセンサー、地形読み取り開始」
「あそこだ。方位、進入角確認。やれるか?ミライ」

ミライ:「は、はい」
「ホワイトベース、速度0」
ブライト:「よーし、よくやってくれた、ミライ。ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク、出撃用意。対空砲火開け」

リュウ:「おっ、アムロ。まさかと思ったがまだこんな所に。おい、アムロ!」
「アムロ!アムロ!しっかりせんか、出撃だ!」
アムロ:「リュウさん・・・」
リュウ:「ぼーっとしとったってなんにもならんのだぞ!」
アムロ:「リュウさん・・・」
リュウ:「ほら、立て!立つんだ!」
アムロ:「わかってますよ、ぶたなくたっていいでしょう・・・」

ジオン兵A:「木馬が完全に消えました。レーザーサーチの網からも抜けたようです」
ラル:「この暴風圏からは抜け出しはせん。滞空時間の許す限り捜索を続けろ」
ジオン兵A:「は!180度赤外線カメラ開放。聴音センサー、反応ありません」
ラル:「島が多い所だな?」
ジオン兵A:「は!」
ラル:「不自由なものだ。レーダーが使えればすぐにでも捜しだせるものを」

アムロ:「やめてください、できます」
リュウ:「・・・本当だな?」
アムロ:「はい」
「あ」

リュウ:「・・・こりゃ、駄目かな・・・」
アムロ:「このヘルメットおかしいですよ。苦しいんだ・・・」

アイキャッチ

ブライト:「行き過ぎてくれよ・・・」

ジオン兵B:「間違いないのか?」
ジオン兵C:「あ、はい、磁気反応が強すぎます」
ジオン兵B:「発光信号FWだ」

ジオン兵D:「ランバ・ラル様、今発光信号が来ました。後方七時の方向です」
ラル:「稲妻の見間違いではないのだな?」
ジオン兵D:「はい!」
ラル:「ようし、急速ターン!」

オスカ:「敵機接近!」
ブライト:「主砲開け。ガンダム、ガンキャノン発進用意!めくら撃ちでいい、ミサイルも発射だ!」

ラル:「ほう、あれが噂の木馬か。データーを収集しろよ。かかれ!」

アムロ:「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

ハモン:「やはり指揮官らしく収まってるあなたより、こうやって出撃なさる時のあなたを見る方が好きだわ」
ラル:「私もそうだ。この方が似合ってると思う。では。兵には手を出させるなよ」
ハモン:「はい」

ラル:「アコース、コズン、用意はいいか?」
アコース:「はい中尉!」
コズン:「準備OKです!」
ラル:「アコース、コズン、我々が地球で戦うのは初めてだ。敵のモビルスーツが出てきても深追いはするな」
アコース:「了解!」
コズン:「了解!」
ラル:「ハモン、行ってくる」
ハモン:「戦果を期待します」
ラル:「ハハハハハ、あせるなよ、ハモン」

ジオン兵E:「申し訳ありません。我々はこれ以上現在位置に滞空する訳にはいきません」
ハモン:「ご苦労でした、基地へお向かいなさい。すぐ追いかけましょう」
ジオン兵E:「了解、御武運をお祈りします」

ミライ:「どういうこと?ブライト、コムサイは離れていくわ」
ブライト:「燃料の問題だろう。これでこっちにも勝ち目はでてきた。ガンダム、ガンキャノン、出撃どうした?ザクは降りているんだぞ」
リュウ:「実は、アムロが新米の兵隊のよくかかる病気になっているんだ」
ブライト:「なんだと?アムロにも出撃させろ。それしかザクは防げん」
リュウ:「荒療治って訳か。アムロ、出撃だ。アムロ、行くぞ、発進だ」
「アムロ、発進するぞ!いいな?」
セイラ:「アムロ、聞こえて?カタパルト接続終了、射出するわよ」
アムロ:「えっ?ええ、セイラさん・・・」
セイラ:「返事が聞こえないわ!」
アムロ:「いいですよ、発進でしょ」
ブライト:「構わんセイラ!ガンダムを発進させろ!」
セイラ:「了解。アムロ、しっかりしなさい」
アムロ:「うわっ、ああっ!」

アムロ:「く・・・あっ」
「な・・・なんだ?」
「ザ、ザクか?まさか・・・」
「・・・ザ、ザク。ち、違う、新型のモビルスーツだ」


ブライト:「ジオンの新型モビルスーツ!リュウ、カイ、アムロを援護しろ。ホワイトベース各機銃座、援護急げ!」

アムロ:「よーし、行くぞ!砲撃をやめてくれ!」
「しまった!」
「うわーっ!!」

ラル:「アコース、クラッカーだ」
アムロ:「なんだ?」
「くっ、このっ!あっ!」

ラル:「こ、これは。し、しかし、ヒートロッドに耐えられるかな?」
アムロ:「は・・・」
「うわあっ!」

ラル:「やる、あのモビルスーツのパイロットめ。よくも自分のバズーカの弾の爆発でやられなかったものだ」
アコース:「ラル大尉、右から」
ラル:「なに?」
アコース:「もう一台出てきました!」
ラル:「うっ、あれもモビルスーツか?」
リュウ:「ハヤト、急げ。援護射撃をしてやってくれ。アムロが心配だ」
ラル:「アコース、コズンはうしろの二台のモビルスーツに仕掛けろ。私は白いのをやる」
アムロ:「や、やってやる、やってやるぞ。新型のモビルスーツがなんだ!」
リュウ:「アムロ!迂闊に近づくな。奴の武器は、うわっ!!」
アムロ:「うわっ・・・!!」
「うあっ!!」

ラル:「おお」
アムロ:「おおおおおっ!」
ラル:「おっ。やるな」
アムロ:「く・・・」
ラル:「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」
アムロ:「うあっ!こ、こいつ、違うぞ。ザクなんかと装甲もパワーも」
リュウ:「アムロ!立てい!!」
ラル:「アコース、コズン、後退しろ!帰還するぞ!」
アコース:「了解」
コズン:「了解」

ジオン兵F:「収監終了。ロック急げ」
ハモン:「ブリッジに伝えよ。めくらましの巨大投光機用意、戦線より離脱する」

アムロ:「な、なんだ?」
ブライト:「ああっ」
ミライ:「ああっ」
アムロ:「に、逃げられた。というより、見逃してくれたのか・・・?」

ギレン:「我々は一人の英雄を失った。しかし、これは敗北を意味するのか?否、始まりなのだ!地球連邦に比べ我がジオンの国力は30分の1以下である。にもかかわらず、今日まで戦い抜いてこられたのはなぜか?諸君!我がジオン公国の戦争目的が正しいからだ!!」
ブライト:「ジオンめ、あてつけに実況放送を世界中に流している。アムロも見ておくんだな!」
アムロ:「は、はい」
ギレン:「一握りのエリートが宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して五十余年、宇宙に住む我々が自由を要求して何度連邦に踏みにじられたかを思いおこすがいい。ジオン公国の掲げる人類一人一人の自由の為の戦いを神が見捨てる訳はない。私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ!なぜだ!?」

シャア:「坊やだからさ・・・」

ギレン:「戦いはやや落ち着いた。諸君らはこの戦争を対岸の火と見過ごしているのではないのか?だが、それは罪深い過ちである。地球連邦は聖なる唯一の地球を穢して生き残ろうとしている。我々はその愚かしさを地球連邦のエリートどもに教えねばならんのだ。ガルマは、諸君らの甘い考えを目覚めさせる為に死んだ!戦いはこれからである!我々の軍備はますます整いつつある。地球連邦軍とてこのままではあるまい。諸君の父も兄も、連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!この悲しみも怒りも、忘れてはならない!!それをガルマは、死をもって我々に示してくれたのだ!!我々は今、この怒りを結集し、連邦軍に叩きつけて始めて真の勝利を得ることができる。この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!!ジオンは諸君らの力を欲しているのだ!!ジーク・ジオン!!」

シャア:「マスター」
親衛隊:「それは私に奢らせてもらおう、いいかね?」
シャア:「親衛隊の者だな?」
親衛隊:「わかりますか」
シャア:「においだな。キシリアの手の者か?」
親衛隊:「ははは、さすがですな、少佐」

フラウ:「アムロ、大丈夫?」
アムロ:「心配かけたようだね、大丈夫だよ」
フラウ:「頑張ってね・・・」
アムロ:「ありがとう・・・」

ジオン国民:「ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!・・・」

アムロ:「こ、これが、敵・・・」
ブライト:「何を言うか!ザビ家の独裁をもくろむ男が何を言うのか!」
アムロ:「独裁?」

次回予告:「敵、味方の入り組む所にアムロのふるさとがあった。人々の心はすさみ、母との出会いの中、二人にとって不幸が迫る。母との再会がアムロにとって安らぎにはならなかった。次回、機動戦士ガンダム、『再会、母よ・・・』。君は、生き延びることができるか?」


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