鉄血のオルフェンズ 第6話 彼等について

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ビスケット:「今だっ!」
オルガ:「やれユージン!」
ユージン:「言われなくてもやってやらぁ!」
マルバ:「あ、あああっ・・・やめろ!やめろ、俺の船が!ああぁっ!やめてくれぇっ!あああーっ!」

OP 「Raise your flag」 MAN WITH A MISSION


ガエリオ:「どうなっている?」
マクギリス:「無理せず休んでいろ、ガエリオ」
ガエリオ:「かすり傷だと言ったろう。追撃の手筈はどうなっている?準備が整い次第、俺も出る。今度こそあのクソガキを・・・」
マクギリス:「追撃はしない」
ガエリオ:「何っ!?」
マクギリス:「落ち着けよ。コーラルが死んだおかげで仕事が山積みだ。すぐには動けない」
ガエリオ:「しかし、奴らを放っておくのか?」
マクギリス:「いや、連中から届いた荷物から、クーデリア・藍那・バーンスタインが確かにあの船に乗っていると確認出来た。となれば、いずれ地球航路に乗るだろう。再会の機会はあるさ」
ガエリオ:「・・・」

オルガ:「どうだ?追ってくる船はいるか?」
チャド:「エイハブ・ウェーブの反応はない。哨戒に出ている連中からの報告も、今のところゼロだ」
ユージン:「助かったぜ」
ビスケット:「油断は出来ないけどね」

雪之丞:「ったぁく、なかなか楽させちゃくれねぇなぁ・・・」
タカキ:「おやっさん、装甲の補強ってモビルワーカーと一緒でいいの?」
雪之丞:「バカかおめぇは。装甲にナノラミネートアーマー使ってるモビルスーツと一緒なわけねぇだろ」
タカキ:「じゃあどうすんですか?」
雪之丞:「ちょっと待ってろよ。ったく、ろくな記録が残っちゃいねぇ・・・」
ヤマギ:「おやっさん!」
雪之丞:「ん?」
ヤマギ:「リアクター回りのチェックも・・・」
雪之丞:「だから待てって!こちとらモビルワーカー専門でモビルスーツをいじるなんて、ガキのころ以来なんだからよお」
タカキ:「このモビルスーツって大昔に造られたんでしょ?」
雪之丞:「あぁ、昔も昔、厄祭戦のころの骨董品だぁ。もっとも、ギャラルホルンが使ってるモビルスーツ以外は、大抵は骨董品だがな」
タカキ:「厄祭戦って・・・?」
雪之丞:「300年もめぇに地球で起こったでかい戦争のこった。話にゃ、それこそ地球をぶっ壊すぐらいの数のモビルスーツが、ドンパチやりあったそうだ」

ガエリオ:「ガンダムフレームだと?」
マクギリス:「ああ。厄祭戦末期に活躍した、ガンダムの名を冠された72体のうちの1つだ。固体名はバルバトス」
ガエリオ:「ガンダム・・・聞き覚えはあるが・・・間違いないのか?」
マクギリス:「リアクターのパターンを確認している。あれは、専用設計のエイハブ・リアクター2基を搭載しているのが、その特徴だからな」
ガエリオ:「・・・そんな大昔のモビルスーツに苦戦させられたとはな」
マクギリス:「機体性能というよりは、乗り手の問題かもしれん」
ガエリオ:「んんっ?」
マクギリス:「気にするな。阿頼耶識システムは、そもそも厄祭戦時に、モビルスーツの能力を最大限に引き出すために開発された技術らしいからな」
ガエリオ:「ふんっ・・・!宇宙ネズミか・・・」

三日月:「・・・」
アトラ:「すっごい食欲」
三日月:「仕事の後は腹減るんだよ」
アトラ:「ああいうのってこれからもあるのかな・・・?」
三日月:「多分ね。クーデリアを狙っている奴らがいるみたいだから。・・・」
アトラ:「三日月、怖くないの?」
三日月:「別に」
アトラ:「どうして?だって死んじゃうかもしれないのに・・・」
三日月:「・・・」
アトラ:「あ・・・」
三日月:「大丈夫だよ。これがあるから。」
アトラ:「あ・・・うん!」

ビスケット:「で、これからどうするかだけど・・・」
シノ:「オルクスがだめだったからには、別の案内役を探さねぇとなぁ」
クーデリア:「やはり案内役はどうしても必要なのですか?」
ユージン:「そりゃあ当然だぜ。無事に地球までたどり着きたかったらな」
オルガ:「ここまでギャラルホルンとこじれた以上、ただの案内役じゃダメだ。加勢に残ってる連中もひっくるめて頼めるくらいの、強力な後ろ盾がねぇとな」
シノ:「後ろ盾かぁ・・・」
ビスケット:「って言っても・・・」
オルガ:「テイワズだな」
ビスケット:「ん?」
シノ:「お?」
オルガ:「それしかねぇ」
シノ:「うそだろ?」
クーデリア:「テイワズ・・・木星圏を拠点とする複合企業ですね。実態はマフィアだという噂も聞きますが・・・」
オルガ:「お目当てはその実態の方さ」
ビスケット:「確かにテイワズだったら、地球にも影響力を持ってるし、ギャラルホルンもうかつには手を出せないだろうけど・・・」
シノ:「けど、どうやってテイワズに話をつけるんだ?」
ユージン:「そうだぜ。あのテイワズが、俺らみたいなガキの後ろ盾にすんなりなってくれるか?」
ビスケット:「何かツテがあればいいんだけど・・・」
オルガ:「このままじゃ地球には行けねぇし、火星にも戻れねぇ。どっちみち俺たちは木星へ向かう以外ねぇんだ。渡りのつけ方は行く道考えるが、いざとなりゃ一か八かぶつかるまでよ」
ユージン:「ぜってぇ無理だよ・・・」
チャド:「スゲェ・・・!」
シノ:「・・・?」
ビスケット:「・・・?」
チャド:「どうやったんだ?」
オルガ:「どうした?」
チャド:「火星の連中とどうにか連絡を取ろうと思ってたら、この人が簡単につなげてくれたんだ」
クーデリア:「フミタン?」
フミタン:「ギャラルホルンが管理するアリアドネを利用したんです」
ビスケット:「アリアドネを?」
シノ:「それって?」
フミタン:「アリアドネは、レーダーが機能しないエイハブ・ウェーブの影響下でも、船に正しい航路を示す道しるべです。それを構成するコクーンを中継ポイントとして利用することで、長距離の通信が可能になります」
ユージン:「んなことしたら、ギャラルホルンにもばれるんじゃねぇの?」
フミタン:「通信は暗号化されているので、まず問題ないかと」
シノ:「そんなやり方が・・・!」
フミタン:「よろしければ、これからもお手伝いしましょうか?お嬢様のお許しをいただければですが」
クーデリア:「えっ?あっ・・・ええ、もちろん」
オルガ:「決まりだな。通信オペレーターとして、ぜひ頼むぜ」
クーデリア:「・・・」
フミタン:「承知しました」
チャド:「じゃあ、よろしく。ええっと・・・」
フミタン:「フミタン・アドモスです」
クーデリア:「・・・」
チャド:「へぇ~そんな名前だったのか」

三日月:「あ」
アトラ:「あ!クーデリアさん!」
クーデリア:「あ・・・」
三日月:「何してんの?」
クーデリア:「今さっき、今後の方針について団長さんたちと話し合ってきました」
三日月:「へぇー」
クーデリア:「あなたはどうして参加しなかったのですか?」
三日月:「ん・・・」
アトラ:「・・・?」
三日月:「・・・いや別に、俺難しい事苦手だし、聞いてもよくわからないから」
クーデリア:「でも・・・あ、それは・・・?」
三日月:「弁当だよ。」
アトラ:「作業中の人たちに届けてるんです。」
クーデリア:「へぇ・・・」
アトラ:「それじゃ!」
クーデリア:「私も!」
アトラ:「え?」
クーデリア:「私もお手伝いしても良いでしょうか?」
三日月:「は?」
アトラ:「あ・・・」

アトラ:「みなさーん!お疲れ様ー!お昼ですよー!」
少年兵たち:「お、飯か!」
「やったーっ!」
三日月:「ほら」
少年兵A:「ありがとうございます」
アトラ:「大丈夫よ、まだあるから」
クーデリア:「ど、どうぞ」
少年兵B:「ありがとう、ねーちゃん!」

昭弘:「ふん・・・!」
三日月:「昭弘、昼飯」
昭弘:「・・・!あ・・・置いておいてくれ・・・、ん・・・ん・・・!」
三日月:「じゃあここ置いておく」
昭弘:「・・・三日月」
三日月:「ん?」
昭弘:「ふん・・・!あとで、シミュレータ付き合えよ。ふん・・・!」
三日月:「良いよ」
昭弘:「ふん・・・!」

アトラ:「じゃあ、そのテイワズって人の所へ行くの?」
三日月:「テイワズって人じゃなくて、会社じゃなかったっけ?」
クーデリア:「ええ。ただ、仲介を頼める人物がいないので、簡単にはいかないようですね」
三日月:「ふ~ん」
クーデリア:「ふ~んって・・・興味ないのですか?大事なことですよ?」
三日月:「別に」
クーデリア:「う・・・」
三日月:「オルガがちゃんとしてくれるだろ。だいたい俺、あんたが何で地球へ行くのかもよくわかってないし」
アトラ:「ええっ!?私たち、地球へ行くの?!」
三日月:「言ってなかったっけ?」
アトラ:「あっ、うん・・・でもどうしよう、おしゃれな服とか持ってないのに・・・」
三日月:「そのまんまでいいんじゃないか?」
アトラ:「だって、地球に行くんでしょ?田舎者だって思われないかなぁ?」
クーデリア:「わたしが地球へ行くのは・・・」
三日月:「あ・・・」
アトラ:「あ・・・」
クーデリア:「火星の人々の自由な暮らしを勝ち取るためです。300年前の厄祭戦によって細分化されていた地球の国家群が、4つの経済圏に統合されたのは知っていますよね?」
三日月:「知らない」
クーデリア:「あっ・・・そうですか・・・それを受けて、火星、木星などの圏外圏でも、それぞれの経済圏による分割統治が積極的に進められていきました。クリュセ自治区は、経済圏の1つ、アーブラウの支配下に入ったのですが、開拓時代に結ばれた不利な惑星間経済協定の名目のもと、長年の不当な搾取にさらされてきたのです。この状況を改善するために、私は地球のアーブラウ政府と交渉を続けてきました。そして先日、アーブラウ代表である蒔苗東護ノ介氏が、対話のテーブルに着くことを初めて了承してくださったのです。私の目的は、火星の経済的独立を勝ち取ること。それがすべての火星の人々の幸せにつながるものと信じています。・・・?」
アトラ:「クーデリアさんすご~い!」
クーデリア:「あ・・・」
三日月:「ふ~ん。じゃああんたが俺たちを幸せにしてくれるんだ?」
クーデリア:「えっ?あ・・・ええ、そのつもりです」

少年兵A:「それにしてもだいぶやられたなぁ・・・」
少年兵B:「よく戻ってこられたよな・・・」
雪之丞:「無駄口叩いてねぇで手ぇ動かせよお!」
少年兵A:「は~い!」
アトラ:「お疲れさまで~す!お弁当で~す!」
雪之丞:「おう、ありがてぇ。お~い!区切りのいい所で飯にしようや!」
ヤマギ:「了解!」
タカキ:「やった!飯だ!」

アトラ:「そんなに慌てないで、皆の分ちゃんとあるから」
クーデリア:「はい、どうぞ」
少年兵:「あ、ありがとう・・・」
三日月:「俺もこっち手伝おうか?」
雪之丞:「ああ、力仕事になったらな、今、細けぇ調整やってからよ。おめぇ字読めねぇだろ?」
三日月:「そっか・・・わかった」
クーデリア:「あ・・・三日月・・・あなた字が読めないの?」
三日月:「うん?」
クーデリア:「うんって・・・だって、こんな複雑そうな機械を動かしているのに?」
三日月:「字読んで動かすわけじゃないからね。モビルワーカーと大体一緒だし、あとは・・・勘?」
クーデリア:「勘・・・!?」
三日月:「そんなに驚くことかな?」
クーデリア:「あの、学校とかには?」
三日月:「行ってないよ。行ったことある奴の方が少ないんじゃないかな」
雪之丞:「まあ、生きてくだけで精一杯だった奴もここには多いからなぁ。マシな施設にいた奴はいくらか教わったこともあるようだがな」
クーデリア:「・・・そうですか・・・」
アトラ:「配り終わったよ~!」
三日月:「アトラは字読めるんだっけ?」
アトラ:「うん。おばさんに習ったから」
クーデリア:「三日月、もしよかったら、読み書きの勉強しませんか?」
三日月:「えっ?」
クーデリア:「わたしが教えますから!読み書きができれば、きっとこの先、役に立ちます。本を読んだり、手紙や文章を書くことで、自分の世界を広げることもできます」
アトラ:「・・・」
三日月:「そっか、色んな本とか読めるようになるんだよな・・・」
クーデリア:「ええ、そうですよ!」
雪之丞:「ふん・・・」
三日月:「俺、やってみようかな・・・」
エンビ:「いいな~!」
タカキ:「俺も読み書きできるようになりたいっす!一緒にやってもいいですか?」
エンビ:「俺も俺も!」
エルガー:「俺にも教えてよ!クーデリア先生」
クーデリア:「せ、先生?えっと・・・」
アトラ:「ふふっ・・・」
雪之丞:「・・・」
クーデリア:「・・・、ええ・・・!私で良ければ、みんなで勉強しましょう!」
タカキ:「やった~!」
エルガー:「ああっ!」
トロウ:「すげぇ!勉強っ!」
アトラ:「皆偉いわね。うん!じゃあ、私も教えてあげるから、いつでも聞いてね!」
エンビ:「アトラかぁ・・・」
エルガー:「俺、クーデリア先生が良いや・・・」
アトラ:「えっ!?ちょっと!何よそれ!」
トロウ:「俺も!」
エルガーたち:「あはははは!」
アトラ:「私だってやればできるもん!」

タイトル:「#6 彼等について」
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オルガ:「ツテ・・・か・・・」
フミタン:「何かお手伝いしましょうか?」
オルガ:「ああ・・・あ、いや・・・あのさ、少しここを任せてもいいか?」
フミタン:「は?構いませんが・・・」
オルガ:「悪い。すぐ戻るからよ」

ノブリス:「そうか、コーラルは死んだか。への役にも立たん男だったね。それにしても大した子どもたちだ。・・・フン、お嬢様を守る少年騎士団・・・案外面白いかもしれないねぇ」

マクギリス:「君がアイン・ダルトン三尉か」
アイン:「はっ!」
マクギリス:「君たちがクリュセ郊外において、民間組織と交戦したことはわかっている。君らの中隊は、圧倒的戦力をもって敵を制圧する予定だったが・・・その予定が狂った。それは敵のモビルスーツのせいか?」
アイン:「はっ」
マクギリス:「率直な印象が聞きたい。奴の戦いぶりはどうだった?」
アイン:「最初は民間組織がモビルスーツを持っていたことに動揺しました。しかし、戦闘が始まるとすぐに別の驚きに変わりました」
マクギリス:「それはどんな?」
アイン:「それは、訓練では体験したことのない・・・機動性、反応速度、それらを駆使した戦法に翻弄され・・・我々は・・・」
マクギリス:「そうか・・・よくわかった。ご苦労だったな、下がりたまえ」
アイン:「あの、監査官殿、お願いがあります!」
マクギリス:「何だ?」
アイン:「自分がふがいないばかりに、上官を続け様に失いました!このまま火星での勤務には戻れません。願わくば追撃部隊の一員に加えて頂きたく、どうかお願い申し上げます!」
マクギリス:「気持ちはわかった。考慮しよう」
アイン:「ありがとうございます!」
マクギリス:「指示は追って出そう。下がりたまえ」
アイン:「はっ!」
マクギリス:(ガンダム・・・か・・・)

クーデリア:「まず、自分の名前を正確に書けるようにしましょう。丁寧に、しっかりとね」
エンビ:「クーデリア先生!」
クーデリア:「ん?」
エンビ:「見て!俺の字!」
エルガー:「俺も!」
エンビ:「ちゃんと書けてるよねぇ?」
クーデリア:「そうね・・・うん、2人ともとても上手ね」
エンビ&エルガー:「やったぁ!はははっ!」
三日月:「ん・・・」
エンビ&エルガー:「ん?んっふふふふ!」
三日月:「ん?」
クーデリア:「ん?ふふ・・・三日月、あなたその字は左右反対よ。これ、あとこっちも」
三日月:「えっ?」
エンビ&エルガー:「あははははっ!」
三日月:「そっか、何か違うと思ってたんだ・・・」
エンビ:「三日月さん、仕事ん時はすげぇのに字はヘタクソだなぁ!」
エルガー:「字の上手さだったら俺、三日月さんに勝てるかも~!」
タカキ:「エンビ、エルガー!」
エンビ&エルガー:「あっ」
タカキ:「無駄口叩いてないで真面目に練習しろっ!」
エンビ:「へ~い」
エルガー:「わかってるって!」
タカキ:「大人たちがいたときと違うんだぞ!俺たちだって、これから鉄華団の役に立たなきゃいけないんだからな!」
エンビ&エルガー:「は~い」
クーデリア:「厳しいんですね」
三日月:「タカキは小さい子たちのまとめ役だからね。俺たちに追いつこうって頑張ってるんだ」
エルガー:「ヅってduじゃねぇのか?」
エンビ:「発音的にはzuだろ?」
オルガ:「フ・・・」
三日月:「ん?」
(オルガ?)


少年兵A:「ほら急ぐぞ!」
少年兵B:「うん!」
少年兵A:「痛っ!」
少年兵B:「あっ!」
オルガ:「おいおい、前見て走れよ」
少年兵A:「す、すいません団長」
オルガ:「ああ。今度から気ぃつけろ」
少年兵A:「はい!すみませんでしたぁ!」
少年兵B:「ったく何やってんだよ」
少年兵A:「うるせぇな、お前が・・・」
ビスケット:「オルガ」
オルガ:「・・・!」

ビスケット:「やっぱりツテもないのにさ、テイワズと交渉するのは無茶じゃないかって・・・」
オルガ:「ならどうする?」
ビスケット:「わからないけど、もっとじっくり考えて、一番良い方法を・・・」
オルガ:「考えたさ、さんざん考えたけど、それ以上のやり方が思いつかねぇんだ」
ビスケット:「今回の仕事は正直、今の鉄華団には荷が重過ぎると思うんだ。俺たちは仕事の経験もないし・・・」
オルガ:「だったら何だ?」
ビスケット:「・・・」
オルガ:「だったらクーデリアの護衛を諦めて、ギャラルホルンに引き渡そうってのか?」
ビスケット:「それは出来ないけど・・・例えば、今なら他の会社に委託することだって・・・」
オルガ:「いや、ダメだ。やると決めた以上は前に進むしかねぇ」
ビスケット:「オルガは、少し焦り過ぎてるんじゃないか?」
オルガ:「ん?」
ビスケット:「何だかわざと危険な道ばかり進もうとしてる気がするんだ」
オルガ:「フッ・・・かもな」
ビスケット:「どうしてさ?何でそんなに前に進む事にこだわるんだ?」
オルガ:「見られてるからだ」
ビスケット:「えっ?」
オルガ:「振り返るとそこに、いつもあいつの目があるんだ」
ビスケット:「あいつ?」
オルガ:「すげぇよ、ミカは、強くて、クールで度胸もある。初めてのモビルスーツも乗りこなすし、今度は読み書きまで・・・そのミカの目が俺に聞いてくるんだ。『オルガ、次はどうする?次は何をやればいい?次はどんなワクワクすることを見せてくれるんだ?』ってな・・・。あの目は裏切れねぇ」
ビスケット:「・・・」
オルガ:「あの目に映る俺は、いつだって最高に粋がって、カッコいいオルガ・イツカじゃなきゃいけねぇんだ」
ビスケット:「・・・」
オルガ:「テイワズの本拠地へ向かう。変更はなしだ」

三日月:「ここにいたんだ」
オルガ:「ミカ・・・」
三日月:「さっき見てたよね?」
オルガ:「バレてたか・・・どうしたんだ?急に読み書きの練習を始めるなんてよ」
三日月:「クーデリアが教えてくれるって言うからさ。タカキたちも一緒に」
オルガ:「ふ~ん」
三日月:「読み書きができないとモビルスーツの整備も手伝えないし、それに・・・今は無理だけどいつかいろいろな本を読んで、野菜のこととか勉強したいんだ」
オルガ:「言ってたもんなぁ、いつかビスケットのばあちゃんのとこみたいな農場をやってみたいって」
三日月:「うん・・・オルガ、疲れてない?」
オルガ:「どうってことねぇよ。お前こそ、このあいだの戦闘の疲れは残ってねぇのか?」
三日月:「俺は平気だよ」
オルガ:「ならいい・・・遠いよな、地球は」
三日月:「でも行くって決めたんでしょ?」
オルガ:「ああ。もうサイコロは振っちまった。あとはとことん突っ走るしかねぇ。だろ?」
三日月:「うん」
オルガ:「やっと俺らの居場所が出来たんだ。皆の命も将来も、鉄華団の上に乗っかってんだ」

エンビ:「ねぇねぇ、クーデリア先生!この字はこれで合ってる?」
クーデリア:「うん?あ~これはね、ほら、ここの所が」
エンビ:「あ~・・・」
クーデリア:(阿頼耶識システム・・・こんな小さな子にまで)
エンビ:「ん?ああ!かっこいいでしょ!」
クーデリア:「えっ?ええ・・・」
エンビ:「これがあるといろんな仕事ができるんだ。痛いけど、もう1回やろうかな~」
エルガー:「ええっ!?俺、ぜってー無理!あんなに痛いの」
エンビ:「怖がりだもんな、エルガーは」
エルガー:「はぁ?!」
エンビ:「そんくらい我慢しねぇと三日月さんみてぇになんねえじゃん」
エルガー:「三日月さんは特別だよ」
クーデリア:(これが、この子たちの現実・・・)

オルガ:「守ってやらねぇとな」
三日月:「そうだね」
オルガ:「変わらねぇなお前は」
三日月:「オルガは?」
オルガ:「俺か?俺は俺だ!」
三日月:「ふっ、だね」
オルガ:「叶えようぜ、お前の夢。今度の仕事成功させて、鉄華団をでっかくしてよ」
三日月:「うん」
オルガ:「何だ?」

オルガ:「何があった?!」
フミタン:「他船からの停止信号です」
オルガ:「他船?位置は?」
フミタン:「不明です」
ユージン:「ギャラルホルンじゃねぇのか?」
ビスケット:「わからない。いったいどこから・・・!?」
マルバ:「ガキどもよお!俺の船を返せ!」
ビスケット:「社長・・・!?」
マルバ:「人の船を好き勝手に乗り回しやがって!」
オルガ:「マルバ・アーケイ!?」
マルバ:「この泥棒ネズミ共が!俺のウィル・オー・ザ・ウィスプを今すぐ返せぇ~!」
オルガ:「何であいつが・・・」

ED 「オルフェンズの涙」 MISIA
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次回予告:「マルバと出会った頃はお互いまだ若くてよぉ、あんなクソ野郎じゃなかったんだがなぁ。あいつ犬が好きでよ、赤ん坊の犬2匹拾って名前が確か、ケンケンとワンワン。ってマルバの過去バナなんて誰も知りたかねぇか。次回、機動戦士ガンダム、鉄血のオルフェンズ、第7話『いさなとり』」


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