機動戦士ガンダム 第11話 イセリナ、恋のあと

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ナレーター:「宇宙世紀ダブルオーセブンティーナイン(0079)、宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。この戦いでジオン公国と連邦は総人口の半分を死に至らしめた。人々はそのみずからの行為に恐怖した」

タイトルコール:「イセリナ、恋のあと」


ナレーター:「月のむこう、地球から最も離れた宇宙空間に数十の宇宙都市が浮かぶ。これこそ、地球をみずからの独裁によって治めようとするザビ家の支配する宇宙都市国家、ジオンである。この、宇宙に浮かぶ円筒形の建造物の中に人々の生活空間がある。すなわち、円筒形の直径は6キロメートルあまり、長さにいたっては30キロメートル以上ある。その中には人工の自然が作られて、人々は地球上とまったく同じ生活を営んでいた。今、ジオン軍宇宙攻撃軍司令ドズル・ザビ中将が前線基地から帰国する」

ドズル:「フン、半年前と同じだ。なんの補強工事もしておらん」

ナレーター:「宇宙都市は遠心力によって重力を発生させている為に、人々はカプセルの内側を大地として暮らしている。ここはジオン公国の首都、ズム・シティ」

ギレン:「ガルマの死を無駄にする訳には参りません。ザビ家末代の沽券にかかわります」
デギン:「ギレン、わしはただガルマの死を」
ジオン兵A:「おそれながら、ドズル・ザビ様、キシリア・ザビ様、ただいま前線より御到着でございます」
ギレン:「通せ」
ドズル:「父上!」
デギン:「早かったな、二人共」
ドズル:「父上、さぞ!」
キシリア:「残念です。あのガルマが連邦軍のモビルスーツの前に倒れたと」
ドズル:「あ、兄貴、俺はまだ信じられん。今にもあいつが顔を出すんじゃないかと」
ギレン:「過去を思いやっても戦いには勝てんぞ、ドズル」
ドズル:「しかし、あ奴こそ俺さえも使いこなしてくれる将軍にもなろうと楽しみにもしておったものを・・・」
デギン:「ドズルの言う通りだ。だからだ、ギレン、静かに丁重に、ガルマの冥福を祈ってやってくれまいか」

ダロタ:「お待たせしました、イセリナ様。・・・イセリナ様」

ダロタ:「先日のパーティーでも遠くからお姿を拝見いたしました。いえ、あの、同席した将校は皆イセリナ様の美しさを称えておりました。ここがガルマ様のお使いになったお部屋でございます」
「さぞ、ご無念でございましょう。しかし、このままでは済ませません。イセリナ様。我々は必ず」
イセリナ:「ダロタ中尉」
ダロタ:「は」
イセリナ:「あたくしをガウに乗せてください」
ダロタ:「イセリナ様!」
イセリナ:「ガルマ様を殺した憎い敵、せめて、せめて一矢なりとも報いたいのです」
ダロタ:「いやしかし、それは・・・」
イセリナ:「ダロタ中尉!」

避難民A:「いや、いくらなんでもまだ早いぞ」
避難民B:「なあに、ここまで来りゃ着いたも同じじゃい。連邦軍の迎えが来てくれるっちゅうんじゃからな」
避難民C:「わしら気が短けえ。着地と同時に一番乗りだ」
避難民達:「はははは、おうっ」
ミライ:「あっ。強力な乱気流です」

アムロ:「な、なんです?」
リュウ:「うん、エアポケットかな?」
ミライ:「乱気流に入りました。少しの間揺れますが大丈夫です」
リュウ:「わかったかい?」
アムロ:「はい。安全弁が内蔵されていてジャベリンにならなかったんです」
リュウ:「ほお、お前どっちかっていうと技術者向きなんだな」
アムロ:「そうですか?」
リュウ:「おう、おらよ!両方使えるのか?ジャベリンに」
アムロ:「そりゃあそうでしょう、同じ物ですから」
マーカー:「11時の方向に敵機発見。3機編隊」
オスカ:「レーザー計測。ガウです、ガウの3機が来ました」
ブライト:「アムロ、リュウ、ガンダムの整備は終わっているか?」
リュウ:「おう、いつでもいい」
ミライ:「エンジンの調子よくないのよ。ブライト、不時着でもしたら?」
ブライト:「連邦軍の制空権内まであと一息なんだ。救援隊が来てくれるかもしれない」
アムロ:「ブライトさん、ホワイトベースだけでも連邦軍の制空権内へ脱出してください」
ブライト:「乱気流に巻き込まれるぞ」
アムロ:「かえって直撃よけになります」

リュウ:「アムロ、一気にあそこまでジャンプするぞ。できるか?」
アムロ:「や、やってみます」

ダロタ:「来たぞ!目標をモビルスーツに絞れ!」
イセリナ:「モビルスーツ、あれがガルマ様を」
ダロタ:「なんとしてもガルマ大佐の恨みを晴らしてご覧にいれますよ、イセリナ様」

ジオン兵達:「うおおっ」
「おおっ」
ジオン士官A:「撃てっ、撃てーっ、撃ち落せーっ!!」

アムロ:「・・・リュウさん、近いからすごい威力があるぞ!」
リュウ:「ヘヘへへ、砲塔さえ壊しちまえば・・・」
ダロタ:「2号機!3号機を援護しろ!」
ジオン兵B:「うわっ」

イセリナ:「あっ」
ダロタ:「ば、馬鹿めが」
「モ、モビルスーツめ・・・」
イセリナ:「戦闘機はないのですか?」
ダロタ:「ざ、残念ながら。この数回の戦いで実戦に出られるものは・・・お、あれは」

シャア:「こちらシャアだ。手を貸すぞ」
ダロタ:「シャア少佐、私です、ガルマ大佐直属のダロタ中尉です」
シャア:「誰でもいい、コクピットを狙え」
ダロタ:「コ、コクピットですか?」
シャア:「腹だ。ガンダムは腹が心臓だ」
ダロタ:「わ、わかりました」
シャア:「私は木馬を攻撃する。そこを突いて一気にケリをつけるんだ」
(ガルマを戦死させた責任、ドズル中将への忠誠、どう取られても損はないからな)


セイラ:「連邦軍から入電です」
ブライト:「なんだと?参謀本部の連絡会議で揉めている」
セイラ:「援軍は望めそうもありませんね。マチルダのミデアを寄越した事も問題になってるくらいだから」
ブライト:「なぜだ?我々がどうなってもいいというのか?」
セイラ:「まだ電文はありますよ」
ブライト:「避難民収容の準備あり。・・・S109、N23ポイントへ向かわれたし。ミライ、進路1.5度変進だ」
ミライ:「はい」
マーカー:「敵機です!10時の方向!」

ハヤト:「き、来た!あ?あ、安全装置が。うわっ!!」

マーカー:「うわっ、やられました。左舷後部です」
ミライ:「駄目だわ、ターンの切り替えが効かない。操縦不能」

アムロ:「あっ」
リュウ:「ん?」

アイキャッチ

ブライト:「不時着する。全員何かにつかまれ。シートベルトができればするんだ」
ミライ:「着陸です!」
カツ、レツ、キッカ:「うわあーっ」

ブライト:「うわーっ!」
ミライ:「あっ・・・」
セイラ:「あ・・・」
避難民達:「うおっ・・・」

シャア:「うーん、うまくしてあの木馬をこちらにいただける手はないものかな」

ブライト:「う・・・あ・・・う・・・う・・・」
ミライ:「う・・・」
ブライト:「ミライ、よくやってくれた」
ミライ:「私の力じゃありません、ホワイトベースの性能のおかげです」
ブライト:「謙遜だな。セイラさんも大丈夫ですか?」
セイラ:「ええ」
ブライト:「避難民達の状況を調べてみてくれませんか?」
セイラ:「はい」

リュウ:「うおっ・・・あ・・・」
アムロ:「大丈夫ですか?」
リュウ:「ああ、一応な。いったん地上へ降りよう」
アムロ:「了解」
イセリナ:「逃がさないでください。絶対、絶対に倒してください!」

ハヤト:「パワーセクションの応急処置はすみました。これでかなりの無理はきくはずです」
ブライト:「よし!」
「パワーセクション、いけるな?」

ジョブ:「はい。25パーセントの出力減ですが、なんとか大丈夫です」
ミライ:「こっちはOK、異常はないわ」
ハヤト:「驚くほど頑丈にできてますね、ホワイトベースって」
ブライト:「よし、あとはここから急いで脱出だ。今、敵の攻撃を受けたら身動きできない」
ハヤト:「アムロ、リュウと連絡を取りましょうか?」
ブライト:「まだ緊急連絡は受けてないか?」
ミライ:「ええ、まだ異常事態もキャッチしていません」
セイラ:「ブライト、ブライト、避難民の何人かが勝手に船の外に出ました」
ブライト:「なに?」

避難民D:「いや、わしらはもう我慢できんよ」
ブライト:「よせ、やめるんだ!」
避難民達:「ああっ」
ブライト:「さあ、戻って戻って」
ハヤト:「こんなとこで降りたって危険なだけですよ」
セイラ:「おやめなさい」
ブライト:「戻りなさい!危険です!敵が近くにいるかもしれません、早く戻るんです」
避難民E:「ジオンが狙ってるのはホワイトベースとガンダムだ。わしらは関係ねえ」
避難民F:「ああそうだ、ホワイトベースに乗っているからわしらはこんな目に遭うんだ」
避難民G:「早く降ろしてくれ」
ブライト:「こんな砂漠に降りてどうするつもりです」
避難民E:「あ、ああっ」
シャア:「チッ」
ブライト:「うっ?」
セイラ:「あっ、あれは?」
ブライト:「あっ」
ハヤト:「あっ」
カイ:「おっ」
ブライト:「ん?」

デギン:「ガルマの死を我が王家だけで悼むのがなぜいけない?」
ギレン:「父上、今は戦時下ですぞ。国民の戦意高揚をより確かものにする為にも国を挙げての国葬こそもっともふさわしいはず。ガルマの死は一人ガルマ自身のものではない、ジオン公国のものなのです」
キシリア:「私はギレンに賛成です」
ドズル:「いや、それよりもシャアの処分だ。ガルマを守りきれなかった奴を処分すれば、それで国民への示しがつくわ!」
キシリア:「そのような事はあなたの権限で行えばよろしい事。大切な事は儀式なのですよ、父上」
ギレン:「ガルマは国民に大変人気があったのです。彼の国葬を行う事によって国民の地球連邦への憎しみを掻きたてる事こそ、肝要ではないのですかな?・・・父上!」
デギン:「シャアの事はドズル、左遷させておけ・・・」
ギレン:「父上、ジオン公国の公王として今ここで御決済を!」

アムロ:「リュウさん、援護頼みます!」
リュウ:「了解!」
アムロ:「うわあーっ!!」

ダロタ:「今だ!モビルスーツに集中攻撃を掛けろ!」
アムロ:「ああっ」
ダロタ:「いいぞ、もう一息だ!」
リュウ:「あっ、アムロ!」
イセリナ:「ああっ!」
ダロタ:「ああっ!ひるむな、一気にモビルスーツを!」
アムロ:「た、盾がもう持たない」
ダロタ:「ぐあっ!」
イセリナ:「ああっ!」
アムロ:「ハヤトか・・・ガウめ、いくぞ」

ジオン兵B:「うわあ!」
ジオン兵C:「うおっ、お、おいっ!」

アムロ:「う・・・」
リュウ:「うぅ・・・」
ハヤト:「うわっ・・・」
ミライ:「ああっ!」
ブライト:「ううっ」

ダロタ:「うわっ!」
イセリナ:「ダロタ・・・」
ダロタ:「う、腕が、操縦できない・・・!」
イセリナ:「代わります」
ダロタ:「イ、イセリナ様!」
イセリナ:「・・・このままではガルマ様がおかわいそうです!」

アムロ:「ん?まだ来るのか・・・」
「ま、まだ来るのか・・・」

イセリナ:「モビルスーツ、ガルマ様の仇」
アムロ:「ああっ!!」
「あ・・・うっ・・・しまった、どこか回路をやられたな」

ブライト:「アムロ、大丈夫か?アムロ!」
アムロ:「ブライトさん、ガンダムが故障したらしい。調べてみます」
ブライト:「よし。ガウに兵がいるかもしれん、気をつけろ」
アムロ:「はい」

イセリナ:「ダロタ中尉、中尉・・・」

イセリナ:「ガルマ様の仇!」
アムロ:「か、仇だと?」
イセリナ:「・・・うっ」
アムロ:「あぁ・・・」
「ぼ、僕が、仇?」


シャア:「人には頼れんな。あ、ドレン、私のモビルスーツは電気系統がめちゃめちゃに焼き切れていて使えなかった事にしておけ」

避難民F:「おお、救援だ」
避難民達:「おおー」
アムロ:「なんていう名前の人なんだろう?僕を仇と言ったんだ・・・」

次回予告:「アムロは疲れていた。しかし新たな敵、ランバ・ラルが降りてくる。新型モビルスーツの強大な破壊力はガンダムをもてあそぶ。そして聞こえる、ジーク・ジオンの雄叫びが。機動戦士ガンダム、次回、『ジオンの脅威』。君は、生き延びることができるか?」


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