機動戦士ガンダム 00 ダブルオー 第13話 聖者の帰還

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アナウンサー:「一部の軍属によりクーデターは沈静化しましたが、都市部では未だテロによる攻撃が続いています。国民の皆さんは決して出歩かないで、家にいるようにしてください」

マリナ:「アザディスタン第1皇女、マリナ・イスマイールです。皆さん、どうか落ち着いてください。神に与えられし契約の地で、国民同士で傷つけあうことは、決してあってはならないことです」

市民A:「改革派が国連なんか連れてくるから・・・」

市民B:「・・・マリナ様、神のご加護を」

マリナ:「マスード・ラフマディーの行方は、まだわからないの?」
シーリン:「ユニオン軍と共同で鋭意捜索中。けど、まだまだ時間がかかりそうよ」
マリナ:「そう・・・」
シーリン:「状況は最悪ね。受信アンテナも破壊され、国連の技術者たちも撤退。しかもソレスタルビーイングにまで介入されて・・・この状況を打開させるためにはマスード・ラフマディーを保護するしかない。そうするしか・・・」

ナレーション:「アザディスタン王国で、宗教的指導者、マスード・ラフマディの誘拐に端を発する内紛が勃発した。その内紛が軍事クーデターにまで発展した段階で、ソレスタルビーイングはガンダムによる武力介入に踏み切る。戦術予報士スメラギ・李・ノリエガが不在の状況で、刹那・F・セイエイとロックオン・ストラトスはアザディスタンの内紛を止めることができるのであろうか」

タイトル:「#13 聖者の帰還」

ワン・リューミン:「第3勢力?」
ロックオン:「ああ、アザディスタン側の要求を受けたユニオン、そして武力介入を行った俺たちの他に、内戦を誘発している勢力がいる」
紅龍:「その勢力がマスード・ラフマディを拉致したと?」
ロックオン:「俺の勝手な推測だが、ヴェーダだってその可能性を示唆してたんだろ?」
ワン・リューミン:「その根拠は?」
ロックオン:「受信アンテナの建設現場で、遠方からのミサイル攻撃があった。火力からしてモビルスーツを使用した可能性が高い」
ワン・リューミン:「モビルスーツを運用する組織。いったい何のために?」
ロックオン:「わからんよ。だから刹那に調べに行かせた。この国で俺たちは目立ちすぎるからな」

刹那:「ロックオンの情報だと、このあたりからミサイルが発射されたそうだが。残留反応?確かにここにモビルスーツがいた。しかしどこに?」
「・・・!ユニオン?」

ビリー:「回収したポットもそうだけど、この反応、やはり間違いないね」
刹那:「奴らもここの捜索を」
グラハム:「PMCトラスト側の見解は?」
ビリー:「モラリアの紛争時に紛失したモ・・・なんだい?」
グラハム:「立ち聞きはよくないな」
刹那:(・・・!見つかった!)
グラハム:「出てきたまえ!」
刹那:「・・・」
ビリー:「地元の子かな?」
グラハム:「どうかな」
刹那:「あの、僕、このあたりで戦闘があったって聞いて、それで」
ビリー:「なるほど、そういうことに興味を抱く年頃であるのはわからなくはないけど、このあたりはまだ危険だよ。早く立ち去った方がいい」
刹那:「はい、そうします。失礼します」
グラハム:「少年!君はこの国の内紛をどう思う?」
刹那:「え?」
ビリー:「グラハム?」
グラハム:「この国の内紛をどう思うかな?」
刹那:「ぼ、僕は・・・」
グラハム:「客観的には考えられんか。なら、君はどちらを支持する?」
刹那:「支持はしません。どちらにも正義はあると思うから。でも、この戦いで人は死んでいきます。たくさん、死んでいきます」
グラハム:「同感だな」
刹那:「軍人のあなたが言うんですか?」
グラハム:「この国に来た私達はお邪魔かな」
刹那:「だって、軍人がたくさんきたら、被害が増えるし・・・」
グラハム:「君だって、戦っている。うしろに隠しているものは何かな?」
刹那:「・・・!くっ!」
グラハム:「怖い顔だ」
「ふっ・・・カタギリ、一昨日、ここから受信アンテナを砲撃した機体は、AEUの最新鋭機イナクトだったな」

ビリー:「いきなり何を」
グラハム:「しかもその機体はモラリアのPMCから奪われたものらしい。撤収するぞ」
ビリー:「あ、ああ・・・」
「グラハム、なぜあんなことを」
グラハム:「さ、なぜかな?口が滑ったとしかいいようがない 」
刹那:「PMCのイナクト・・・まさか!」
「やつが、あの男が、この内紛に関わっている・・・。なぜだ、なぜ・・・なぜ今になって・・・」

市民達:「うわああああ!」

ダリル:「またテロか」
ハワード:「このあたりは改革派が多いんだと」
ダリル:「モビルスーツじゃ対応がきかねえ。対人制圧用のオートマトンを出すよう、要請するしか・・・」
ハワード:「無理無理。こっちはガンダム目当てで軍を派遣してんだ。上層部が余分な戦力をまわすわけねえさ」
ダリル:「世知辛いね、まったく!」

テロリスト:「神の雷を」
市民C:「マ、マリナ様・・・神の、ご加護を・・・」

マリナ:「なんて無力なの、私は・・・」
女(テロリスト):「失礼します」
シーリン:「何の用かしら?」
女(テロリスト):「死ね!改革派の手先が!」
マリナ:「・・・!」
シーリン:「・・・」
マリナ:「どうして?」
シーリン:「・・・?」
マリナ:「なぜ・・・なぜ私達は・・・こんなにも憎みあわないといけないの?」

ロックオン:「あ?なんだって?ポイントF3987?そこに何がある?」
刹那:「ないかもしれない。だが、可能性はある」
ロックオン:「黙って待つよりましか・・・了解だ、刹那」
ワン・リューミン:「紅龍も連れて行ってもらえます?」
ロックオン:「・・・?」
ワン・リューミン:「要人救出の役に立ちましてよ」

刹那:「GNシステム、リポーズ解除。プライオリティを刹那・F・セイエイへ。外壁部迷彩皮膜解凍。GN粒子散布状況のまま、ブローディングモードへ」
「エクシア、ミッションを開始する」

ロックオン:「用意はいいかい?紅龍さんよ?」
紅龍:「お任せします」
ロックオン:「了解だ。デュナメス、目標へ向かう」

テロリストA:「おい!」
テロリストB:「隊長、このじいさん、飯どころか水も飲みませんぜ」
サーシェス:「ほっとけほっとけ、敵の施しを受けたくねえんだろうよ。まったく、この国の奴らは融通がきかねえ。・・・ソレスタルなんたらの横槍で段取りがグチャグチャだぜ」
テロリストC:「隊長、こちらに接近する機影があります」
サーシェス:「ユニオンの偵察か?」
テロリストC:「違います」
サーシェス:「・・・?」
テロリストC:「あの白いモビルスーツは」
サーシェス:「・・・!ガンダムか!?」

刹那:「エクシア、目標ポイント到達。やはりここにいたか・・・」
「・・・!モビルスーツ!」

サーシェス:「ガンダムはこちらで引き受ける!じいさんを連れて脱出しろ!」
テロリストD:「了解!」
刹那:「あのイナクト!」
サーシェス:「あのガンダム、そうかい、パイロットはやっぱクルジスの・・・だったらこの隠れ家がわかっても不思議じゃねえな!」
サーシェス:「まさかな、あんときのガキがガンダムに乗ってるとは!」
刹那:「あんたの戦いは終わってないのか!」
サーシェス:「・・・?音声?」
刹那:「クルジスは滅んだ!」
サーシェス:「知ってるよ!!」
刹那:「あんたはなぜここにいる!?」
「あんたの神はどこにいる!?」
「答えろ!!」
サーシェス:「そんな義理はねえな」
刹那:「くっ!ぐっ!うあああ!ぐっ」
サーシェス:「もったいないからその機体、俺によこせよ。え!?ガンダム!!」
刹那:「誰が!」
サーシェス:「やってくれたな、しかし、予定どおりではある」
刹那:「それはどうかな?」

テロリストA:「ん?」
テロリストE:「ん?あれは!ガンダムか!」
テロリストA:「隊長!敵襲だ!・・・反応しねえ!」
テロリストE:「くるぞ!」
テロリストA:「え?」
「くそっ!」
テロリストE:「ぐおっ!」
テロリストA:「ぐあっ!」
テロリストB:「やろう!うおっ!」
テロリストF:「動くな!」
紅龍:「その方を引き渡してもらおう」
テロリストF:「へっ・・・ぐ、おごっ」
テロリストG:「・・・!?ぐぁ!」
テロリストH:「・・・!?ぐぁ!」
ロックオン:「まだ腕は錆付いていないようだな」

ラサ:「あんたは?」
紅龍:「ソレスタルビーイング」
ラサ:「ソレスタルビーイング?」
紅龍:「アザディスタンの内戦に武力干渉する、私設武装組織です」
ラサ:「ん?そうか、お前達が」
「・・・?」
刹那:「乗ってください」
ラサ:「・・・何?」

ワン・リューミン:「ラストミッション、確かに受け取りましたわ、スメラギさん」

ティエリア:「なんという作戦だ!本当にあのような指示を出したのですか?一歩間違えればエクシアは!」
スメラギ:「これが一番確実な方法よ」
ティエリア:「しかし!」
アレルヤ:「僕はスメラギさんのプランに賛成だ」
ティエリア:「何?」
アレルヤ:「世界に見せ付ける必要があるのさ。ソレスタルビーイングの思いを」

側近:「マリナ様、ソレスタルビーイングからメッセージが届けられました」
マリナ:「ソレスタルビーイングから?」
側近:「マスード・ラフマディ氏を保護。王宮へ向かう。皇女には早期停戦へ向けての会議を望む。以上です」
マリナ:「・・・わかりました、至急会談の用意を」
側近:「かしこまりました」
シーリン:「マリナ様」
マリナ:「確かに私は、彼らの行いには賛同できない。罠である可能性だってある。でも、それ以上に信じたい・・・信じたいのよ」

市民達:「出てけー!」
「おらぁー!」

ハワード:「ソレスタルビーイングが王宮に向かっているって、本当ですか?しかも人質を連れて」
ダリル:「もしそうなったら絶好のチャンスですよ、中尉!」
グラハム:「刮目させてもらおう、ガンダム!」

池田特派員:「こちら、アザディスタン王宮前です。マスード・ラフマディ氏が保護され、王宮に向かっているという噂を聞きつけた市民達が、続々とこの場所に集まっています。えー、未確認情報ですが、ラフマディ氏を保護したのは、ソレスタルビーイングだという情報も入ってきました。果たして、ここにガンダムが現れるのでしょうか?ともかく、改革派の象徴である、マリナ・イスマイール皇女と、保守派の宗教的指導者であるカタフ氏の会談が実現すれば、アザディスタンが内紛終結に向け、動き出すことは間違いないと思われます」
絹江・クロスロード:「ガンダムがくる」

沙慈・クロスロード:「・・・」
ルイス:「・・・、沙慈から離れてよー!ママー!」

市民D:「お、あれは!?」

ダリル:「中尉!」
グラハム:「わかっている」
側近:「姫様」
マリナ:「うん・・・」
池田特派員:「ガ、ガンダムです!ガンダムが上空から降下してきました」

ルイス:「すごい、ホントに来た」
沙慈・クロスロード:「ガンダム・・・」
池田特派員:「今、ガンダムがゆっくりと王宮前に着地しました」

グラハム:「武装を解いているだと?」

マリナ:「・・・」
シーリン:「馬鹿よ!非武装でここにくるなんて」
マリナ:「・・・ガンダムに攻撃はしないで!」
部下:「し、しかし」
マリナ:「これは命令です!」

市民E:「約束の地から出て行け!」
池田特派員:「銃撃です!数名の市民がガンダムに向け、銃撃をしています」

沙慈・クロスロード:「どうして?」
ルイス:「見て、沙慈!」

市民E:「・・・離せ!」
池田特派員:「ガ、ガンダムが動き出しました。ゆっくり王宮に向けて、歩を進めていきます」
市民達:「うわぁぁぁ!」
パイロット:「保護した人質を解放せよ!繰り返す!保護した人質を解放せよ!」

ハワード:「中尉!」
グラハム:「黙っていろ」

刹那:(今度こそ・・・)

グラハム:「・・・!」
マリナ:「どうして!」
シーリン:「マリナ様!」
マリナ:「・・・ガンダム」

市民達:「おぉ・・・」

刹那:(今度こそ・・・ガンダムに・・・)

刹那:「王宮へ」
ラサ:「うむ、あまり良い乗り心地ではないな」
刹那:「申し訳ありません」
ラサ:「礼を言わせてもらう」
刹那:「お早く」
池田特派員:「マスード・ラフマディ氏です。ソレスタルビーイングがラフマディ氏を保護、王宮へと移送しました!」
マリナ:「・・・!」
黒服:「姫様!」
シーリン:「危険だわ!」

マリナ:「刹那・F・セイエイ!本当に、本当にあなたなの?」
刹那:「マリナ・イスマイール。これから次第だ。俺達がまた来るかどうか」
マリナ:「刹那・・・」
刹那:「戦え、お前の信じる神のために」
マリナ:「刹那!」
ハワード:「中尉、追いかけましょう!今ならまだガンダムを・・・」
グラハム:「できるものか!そんなことをしてみろ、我々は世界の鼻つまみ者だ!」

ロックオン:「ふう、ヒヤヒヤもんだぜ。けどよ、お嬢さん。これでこの問題が解決するのかい?」
ワン・リューミン:「できないでしょうね。でも、人は争いをやめるために、歩み寄ることができる。歩み寄ることが・・・」

ナレーション:「マスード・ラフマディは誘拐の首謀グループが傭兵部隊であり、この内紛が仕組まれたものであると公表。黒幕はアザディスタンの近代化を阻止しようとする勢力との見方が強いが、犯行声明などは出されていない。その後、マリナ・イスマイールとマスード・ラフマディは共同声明で、内戦およびテロ活動の中止を国民に呼びかけた。しかし、アザディスタンでの内紛は未だ続いている・・・」

次回予告:「3つの国家軍による合同軍事演習に仕掛けられた紛争。死地へと赴くマイスターの胸に去来するものとは。次回『決意の朝』それがガンダムであるなら」


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