機動戦士ガンダム 00 ダブルオー 第12話 教義の果てに

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信者達:「ラサ、議会は神の教えに反している。この国の土地は神に与えられし場所。その契約の地に異教徒を招きいれるなど!」
「改革派はいずれわしらからこの地を取り上げにきますぞ」
「ラサ、あなたの言葉で多くの民が立ち上がるでしょう。今こそ!」
ラサ:「落ち着きなさい。教えに背いた皇女と議会には、いずれ神罰が下されよう。我らは神の報いを待てば良い」
信者達:「いつまでそのようなことをおっしゃるつもりか!このままでは我々もクルジスの二の舞になる。我々が神の矛となり、改革派に神の罰を与え」
「異教徒をこの地から追い出すのです!」
「私腹を肥やす改革派に神の雷を!」
「すべての恵みを!我らへ!」
「教えを忘れた信者たちへ神罰を!」
信者達:「ラサ!ラサ!・・・」
「・・・!?」
「なんだ?」
「銃声!?」
「まさか改革派の連中が!?」
若い信者:「ラサ、族が侵にゅ・・・がはっ!」
ラサ:「何者だ?この場をどこと考えておる?」
族:「へっ!」

ナレーション:「中東、そこに位置する多くの国々は石油輸出産業で経済を支えていたが、太陽光発電システムの建設計画により、その存在価値を失おうとしていた。国連決議により、一部を除いて大幅な石油輸出規制が採択され、それに反対する中東国家の一部が武力を行使。戦火は拡大、これが20年続いた太陽光発電紛争である。この紛争で疲弊し、世界からも見放された多くの中東国家は、貧困から分裂や統合を繰り返している。それが、現在の中東の現実であった。カスピ海とペルシャ湾に挟まれた、アザディスタン王国もそんな事情を抱えた中東国家の1つである。内政の悪化した隣国、クルジス共和国を6年前に吸収、新興国家として王政を復活させたが、国教の解釈の違いにより、国民は大きく2つの教派に別れ、政治的に不安定な状況が続いていた」


タイトル:「#12 教義の果てに」

マリナ:「マスード・ラフマディーが何者かに拉致されたですって?まさか、そんなことが・・・」
シーリン:「保守派は私達改革派の仕業だと思い込むでしょうね。いいえ、それが事実である可能性もある。国連の支援は災いを運んできただけだったようね」
マリナ:「太陽光発電は議会で承認されたのよ」
シーリン:「すべての国民が納得しているわけじゃないでしょう。議会はすでに治安部隊の出動を決定させたわ。超保守派が過激な行動に出るのは時間の問題。そして万が一、マスード・ラフマディーが死亡しているとなると」
マリナ:「やめて!そんな不吉なこと!」
シーリン:「考えなさい。最悪の事態を回避するためにも」
マリナ:「・・・最悪の・・・事態・・・内戦」

市民:「教えを捨てた者達に神の雷を!」

紅龍:「プトレマイオスとの連絡、とれません。ラグランジュ4から戻るにはまだ時間がかかるかと」
ワン・リューミン:「アザディスタンで内戦が起こるようなら、現行戦力で対処するしかないわね」

ワン・リューミン:「私です。そちらの状況は?」
アレハンドロ:「各所で小競り合いが起こっているようだが、大事ではないよ」
ワン・リューミン:「ただちに国外への退去を」
アレハンドロ:「ここに残るよ」
ワン・リューミン:「残る?なぜです?」
アレハンドロ:「この国の行く末を見守りたいのだよ。それに、君達がどう行動するかをこの目で確かめたくてね」

部下:「200年前から遡って、調べてみましたが、博士号取得者の失踪、または行方不明者の数は138名ですね」
絹江・クロスロード:「一番最近の失踪者を調べてくれる?」
記者:「特報!!アザディスタンの宗教的指導者、マスード・ラフマディーが武装勢力によって連れ去られた模様!!」
上司:「アザディスタンだと?国連の技術支援の取材に特派員が行っていたはずだ!連絡をとってリポートさせろ!」
記者:「はい!」
部下:「出ますかね?ソレスタルビーイング」
絹江・クロスロード:「たぶんね」

ルイス母:「まあ、おいしそう!わざわざ差し入れなんてしなくてもいいのに」
沙慈・クロスロード:「あ、あはは」
ルイス:「いったでしょ?ママは物に弱いの!」
沙慈・クロスロード:「ピザ1枚だけど?」
ルイス母:「あなた」
沙慈・クロスロード:「はい」
ルイス母:「その格好は?」
沙慈・クロスロード:「あ、僕この店でアルバイトしてるんです」
ルイス:「ママ、沙慈はね、ご両親が早くに亡くなられて、今はお姉さまと2人で暮らしているの。ううう・・・」
ルイス母:「まあ、ご両親を・・・それでわざわざアルバイトして・・・ううう、えらいのね・・・」
ルイス:「ママは涙もろいの」
沙慈・クロスロード:「もろすぎだよ」
ルイス母:「あなた沙慈君っていったわよね?」
沙慈・クロスロード:「あ、はい」
ルイス母:「よく見ると凛々しい顔立ちをしているのね」
沙慈・クロスロード:「え、そうですか?」
ルイス母:「似てるわ」
沙慈・クロスロード:「え・・・何に、ですか?」
ルイス母:「主人の面影がある」
ルイス:「ないって!つーか、パパ生きてるし!」

マリナ:「ラサ・・・マスード・ラフマディー」

(ラサ):「そうか、ついに決意なされたか」
(マリナ):「はい、私はこの国の皇女に即位することを決めました。たとえ、神聖アザディスタンの象徴、飾りの存在だとしても、私にできることがあるなら、やらなければと考えたのです。ですから・・・ラサ」
(ラサ):「ならば、私は反対の立場をとらせてもらおう」
(マリナ):「な、なぜですか? 」
(ラサ):「よくお聞きなさい、マリナ姫。国が新しく生まれ変わろうとも、この土地で暮らす民には歴史があり、家族があり、神の教えがある。変化を嫌う者も多い。私もその1人だ。あなた方に反対する者が争いを起こさないためにも、彼らの想いを受け止める存在が必要だ」

マリナ:「・・・ラサ・・・私のしたことは間違いだったのでしょうか?・・・シーリン、議会は私の意見を取り入れてくれそう?双方の歩み寄りを・・・」
シーリン:「そんな状況じゃないわ。保守派は議会をボイコット。改革派はユニオンから秘密裏に打診された軍事支援を受ける方向で話を進めているわ」
マリナ:「そんなことをしたら、超保守派を刺激するだけだわ。それにどうしてユニオンが。この国を守っても、利益なんて」
シーリン:「あるんでしょ。きっと・・・」

ハワード:「中尉、久しぶりにガンダムに会えそうですな」
グラハム:「そうでなくては困る」
ダリル:「しかし、アザディスタンに出兵とは」
ビリー:「軍上層部が議会に働きかけた結果だよ。人革に遅れをとるわけにはいかないからね」

紅龍:「内戦が始まるまで、お2人は機内でお待ちください。狭いですが、部屋を用意しておきました」
ロックオン:「・・・気が利くね」
ハロ(オレンジ):「ホテル、ホテル」
ロックオン:「で、そっちは?」
ワン・リューミン:「アザディスタンの内紛を鎮めるには誘拐されたマスード・ラフマディー氏を保護し、全国民に無事を知らせる必要があります」
紅龍:「とはいえ、この国の人々は異文化を嫌います。どれだけの成果が出せるか」
刹那:「俺も動こう」
ワン・リューミン:「あなたが?」
刹那:「俺はアザディスタン出身だ」
ロックオン:「・・・?」
ワン・リューミン:「この国の?」
ロックオン:「刹那、故郷の危機だからって感情的になるんじゃねえぞ」
刹那:「わかっている」
ワン・リューミン:「マスード・ラフマディー氏を誘拐した組織は改革派ではない確率が高いとヴェーダが推測しています」
ロックオン:「保守派のマッチポンプか?」
紅龍:「第3勢力の可能性もあります」

刹那:(この国に紛争をしかける者たちがいる・・・)

刹那:(あんなことを、まだ続けるつもりなのか・・・ん?)

子供:「お兄さん!水買わないか?」
刹那:「いや、間に合っている」
子供:「ひょっとして、ここははじめて?」
刹那:「ずっと世界を旅している」
子供:「・・・!ねえねえ、族長に聞いたんだけどさ、この世界にはすごく高い塔があって、宇宙まで行けるって本当なの?」
刹那:「ああ、本当だ」
子供:「もしかして行ったことある?」
刹那:「まあな」
子供:「すっげー!マリナ様がいってたよ。いつか僕たちも宇宙にいけるって」
刹那:「・・・?マリナ?」
子供:「知らないの?ほら、あそこにあるポスターがマリナ・イスマイール様だよ」
刹那:(マリナ・イスマイール・・・)
じいちゃん:「おい、何してる。お前クルジス人だな?顔みりゃわかる」
子供:「おじいちゃん?」
じいちゃん:「ここはお前がいていい場所じゃない!とっとと出て行け!」
子供:「・・・」

アレハンドロ:「まさかな、ユニオンに支援を要請するとは。彼らは軍の中にも保守派がいることを知らないと見える」

ラサ:(どうにかしてここから逃げ出さねば。このままではこの国が再び動乱の時代に戻ってしまう)
サーシェス:「さて、今回神はどちらを選ぶ?ま、どちらにしても戦争だがな、ふふふふ」

兵士:「・・・?どうした?」
超保守派兵士:「この地を荒らす不信仰者共に神の雷を!」

ダリル:「・・・ポイントDで交戦!」
グラハム:「やはりアンテナを狙うか。行くぞ!フラッグファイター!」
ハワード:「了解!」
ダリル:「了解!」
ハワード:「中尉、味方同士でやりあってますぜ!」
ダリル:「どうします?」
グラハム:「どちらが裏切りものだ?・・・?レーダーが?」
「何!?この粒子ビームの光は、ガンダムか!」

ハロ(オレンジ):「ゼンダンメイチュウ、ゼンダンメイチュウ」
ロックオン:「待機しておいて正解だな」
サーシェス:「ところがぎっちょん!」
ロックオン:「なに?」
グラハム:「ミサイルだと?」
ロックオン:「数が多すぎるぜ!」

マリナ:「太陽光アンテナが破壊された?いったい誰が?」
側近:「警備にあたっていたモビルスーツのパイロットの中に超保守派の者たちが入り込んでいたようです」
マリナ:「そんな・・・」
シーリン:「まるでマスード・ラフマディーが拉致されることを予測しているような行動ね」
マリナ:「計画的犯行・・・まさか・・・」

グラハム:「ハワード、ダリル、ミサイル攻撃をした敵を追え。ガンダムは私がやる」
ダリル:「了解!」
ハワード:「ガンダムは任せますぜ!」

ロックオン:「おいおい、ユニオンはアザディスタン防衛が任務じゃないのか?やっぱり俺らが目当てか。狙い撃ちだぜ!」

ロックオン:「な!」
グラハム:「ぐ・・・人呼んで、グラハムスペシャル!」
ロックオン:「ハロ!」
ハロ(オレンジ):「リョウカイ、リョウカイ」
ロックオン:「2度目はないぜ!・・・俺がはずした?なんだこのパイロット?」
グラハム:「あえて言わせてもらおう!グラハム・エーカーであると!」
ロックオン:「蹴りをいれやがった!」
「ちっ!俺に剣を使わせるとは」

グラハム:「身持ちが硬いな、ガンダム!」
ロックオン:「こいつで!」
グラハム:「な、なに!」
ロックオン:「受け止めた!」
グラハム:「よくも!私のフラッグを!」
ロックオン:「このしつこさ尋常じゃねえぞ、ハロ、GN粒子の散布中止!全ジェネレーターを火気にまわせ!」
ハロ(オレンジ):「リョウカイ、リョウカイ」
ロックオン:「たかがフラッグに!」
グラハム:「ガンダム!」
緊急通信:「アザディスタン軍ゼイール基地よりモビルスーツが移動開始。目的地は王宮の模様。全機、制圧に向かってください」
グラハム:「・・・?緊急通信?」
ワン・リューミン:「おそらく他の基地からも何らかの動きが起こると思われるわ」
ロックオン:「アザディスタン軍が」

マリナ:「ゼイール基地から、モビルスーツ隊が無断発進?まさか、クーデター?」
シーリン:「モビルスーツは全部で5機。まっすぐここに向かってるわ」
側近:「姫様、シェルターに避難を」
マリナ:「でも・・・」
側近:「お急ぎください!」

超保守派:「我々は神の矛である!我々は蜂起する!」
「神の教えを忘れた者達に神の雷を!」
「契約の地に足を踏み入れた異教徒たちを排除せよ!」

リボンズ:「非難しなくて良いのですか?」
アレハンドロ:「リボンズ、君も良くみておくといい。ガンダムという存在を」

刹那:「刹那・F・セイエイ、エクシア、目標を駆逐する!」

ロックオン:「クーデターだとよ。どうする?フラッグのパイロットさんよ」
グラハム:「ようやくガンダムとめぐり合えたというのに・・・。口惜しさは残るが、私とて人の子だ!ハワード、ダリル、首都防衛に向かう!」
ハワード:「了解!」
ダリル:「了解!」
グラハム:「ミサイルを発射した者は?」
ダリル:「モビルスーツらしき機影を見かけましたが、特殊粒子のせいで」
グラハム:「ガンダムの能力も考え物だな」

リボンズ:「あれがガンダム・・・」
アレハンドロ:「力任せだ。ガンダムの性能に頼りすぎている。パイロットは刹那・F・セイエイだったか」

刹那:「ん・・・?なんだ?」
ワン・リューミン:「カズナ基地からもモビルスーツ部隊が発進。現在ケシ地区を通過中よ」
刹那:「了解」

ロックオン:「まったく次から次へと!」

刹那:「ん?これは?・・・!」

(少年兵達):「・・・!」

少年兵達:「・・・!」

刹那:「・・・エクシア!」

刹那:「・・・」
 
刹那:「うああああああ!!」

アナウンサー:「国連が技術支援を行っている、中東のアザディスタン王国にソレスタルビーイングが武力介入を行った模様です」
ルイス母:「アザディスタン王国ってどこだったかしら?」
沙慈・クロスロード:「ああ、確か中東の・・・」
ルイス:「ベタベタしないで!」
池田特派員:「アザディスタン王国は宗教解釈の違いから国内で内紛が起こっていますが、国連の支援を受けエネルギー供給が行われようとしているこの時期になぜ彼らは・・・」

クリスティナ:「スメラギさん、ヴェーダから緊急暗号通信です」
スメラギ:「・・・!アザディスタンでクーデター」

通信:「増援部隊は首都圏全体の制空権を確保しました」
グラハム:「信心深さが暴走すると、このような悲劇を招くというのか」

サーシェス:「くそったれが!やってくれるぜガンダム!お楽しみはこれからだってのによ」

マリナ:「クーデターの勃発、そしてソレスタルビーイングの介入を許してしまった」
部下:「今はユニオン軍によって守られています。クーデターは沈静化に向かっています。ご安心を」
マリナ:「でも、国民の心に怒りの炎を灯してしまった。私のしたことがこの国を戦いに導いてしまった。う・・・」
シーリン:「毅然としなさい!マリナ・イスマイール!」
マリナ:「・・・!」
シーリン:「まだ終わってないわ、まだ・・・」
マリナ:「・・・」

ロックオン:「こりゃひでえ」
ハロ(オレンジ):「エクシアハッケン、エクシアハッケン」
ロックオン:「刹那・・・」

刹那:「俺は、ガンダムになれない・・・」

次回予告 :「信念を砕かれた刹那に立ちはだかる、アリー・アル・サーシェス。紛争根絶のため、エクシアが再び立ち上がった。次回『聖者の帰還』刹那、ガンダムとなる」


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