機動戦士ガンダム 00 ダブルオー 第4話 対外折衝

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人革連国家主席:「セイロン島におけるソレスタルビーイングの武力介入により、我々は148名の尊い兵士達の命を失いました。紛争根絶をうたいながらも、ソレスタルビーイングが行っている行為は、国家の秩序を乱すテロリズム以外の何者でもありません
わたしたち人類革新連盟は、断固とした態度で彼らのテロ行為に挑んでいく所存です」
リヒテンダール:「嫌われたもんっすね」
ラッセ:「当然の反応だな」
クリスティナ:「けど、わたしたちのしたことで人革連の軍備が増強されていくんじゃ・・・」
人革連国家主席:「まず手始めにソレスタルビーイングの武力介入に対抗するため、特別軍事措置法を制定・・・」
ティエリア:「彼らがそうすると言うのなら、我々は武力介入を続けていくだけです」
人革連国家主席:「地上、宇宙を問わず、我らの領土内に踏み込んだ場合、軍事力をもって彼らに対抗していくことを皆様にお伝えしましょう」
フェルト:「戦争の根絶・・・」
ティエリア:「そう、それこそがソレスタルビーイングの本懐」

人革連国家主席:「また、ソレスタルビーイングの暴挙をこれ以上、続けさせないためにもユニオン・・・」

ナレーション:「地球の化石燃料が枯渇した西暦2307年、3つの国家群により建造された3本の軌道エレベーターと太陽光発電システムによって、人類は半永久的なエネルギー供給を手にするまでに至っていた。しかし、各国家群は、己の威信と繁栄のため、大いなるゼロサムゲームを続けていた。そう、24世紀になっても人類はいまだ1つになりきれずにいたのだ。そんな世界に対して楔を打ち込む者たちが現れる。モビルスーツ、ガンダムを有する私設武装組織、ソレスタルビーイング。彼らは、世界から紛争を無くすため、民族、国家、宗教を超越した作戦行動を展開していく。そして、また、ガンダムマイスターに与えられる新たなミッションが始まる」

タイトル:「#04 対外折衝」

シーリン:「ついに都市部にまでテロの波が押し寄せてきたようね」
マリナ:「ええ・・・」
シーリン:「穏健派が手を組む前に改革を推し進めないと」
マリナ:「わかっています。化石燃料に頼ってきたこの国を立て直すためには、太陽光発電システムを有する国家群に援助してもらうしか方法はありません」
シーリン:「ですが、わが国は軌道エレベーターの建設計画へ参加せず、エネルギー供給権を保有しておりません。虎の子である石油が輸出規制を受けている今、無償で援助してくれる国が果たしてあるかどうか」
マリナ:「それを探すために議会は王政を復活させて、私を担ぎ出したのでしょう?なら、やるべきことは1つです」
シーリン:「それでも状況は切迫しているわ。このまま国内が荒れ続ければ、程なく彼らが現れる。私設武装組織ソレスタルビーイングが」
マリナ:「ああ・・・ソレスタルビーイング・・・」

ロックオン:「聞いたか?アレルヤ。リアルIRAの活動休止声明」
アレルヤ:「ええ」
ロックオン:「あの声明で、俺たちを評価する国も出ているようだが、それは一時的なものだ。武力介入を恐れて、先手を打ったにすぎん」
アレルヤ:「僕たちがいなくなれば、彼らはすぐに活動を再開する・・・わかってますよ。紛争根絶は、そんなに簡単に達成できるものじゃない」
ロックオン:「だからさ、休めるときに休んどけよ。すぐに忙しくなる」
アレルヤ:「恒久和平の実現・・・そのためのガンダム」

キム司令:「で、どうだった?中佐。ガンダムと手合わせしたのだろう?忌憚の無い意見を聞かせてくれ」
セルゲイ:「はっ。私見ですが、あのガンダムという機体に対抗できるモビルスーツは、この世界のどこにも存在しないと思われます」
キム司令:「それほどの性能かね?」
セルゲイ:「あくまで私見です」
キム司令:「なら、君を呼び寄せた甲斐があるな。中佐、ガンダムを手に入れろ。ユニオンやAEUよりも先にだ」
セルゲイ:「はっ!」
キム司令:「専任の部隊を新設する。人選は君に任せるが、1人だけ面倒を見てもらいたい兵がいる」
セルゲイ:「ん?」
キム司令:「入りたまえ!」
ソーマ:「失礼します。超人機関技術研究所より派遣されました、超兵1号、ソーマ・ピーリス少尉です」
セルゲイ:「超人機関?司令、まさかあの計画が」
キム司令:「水面下で続けられていたそうだ。上層部は対ガンダムの切り札と考えている」
ソーマ:「本日付で中佐の専任部隊へ着任することになりました。よろしくお願いします」
セルゲイ:「それにしては若すぎる・・・」

女市民A:「それが本当におかしくてー」
女市民B:「えーなになに?」
カップル男:「そうなんだってー」
カップル女:「えーやだーほんと?」
市民達:「うわー!!」

刹那:「・・・」

市民:「本当に思ってるー?」
「えーやだ本当?」
「あはは!」

沙慈・クロスロード:「あ、君・・・」
刹那:「沙慈・クロスロード・・・」
沙慈・クロスロード:「うん。そう、名前覚えてくれたんだ」
ルイス:「だれさん?」
沙慈・クロスロード:「ああ、隣に住んでる・・・えっと・・・」
刹那:「刹那・F・セイエイ」

レイフ:「バックパックと各部関節の強化、機体表面の対ビームコーティング、武装はアイリス社が試作した新型のライフルを取り寄せた」
グラハム:「壮観です、プロフェッサー」
ビリー:「その代わり、耐Gシステムを稼働させても全速旋回時には12Gもかかるけどね」
グラハム:「望むところだと言わせてもらおう」
ハワード:「おお!これが中尉のフラッグですか」
「ハワード・メイスン准尉、ダリル・ダッジ曹長、グラハム・エーカー中尉の要請により、対ガンダム調査隊に着任しました」
グラハム:「来たな、歓迎しようフラッグファイター」

大統領:「デビット、昼のニュースは見たか?コメンテーターが、ソレスタルビーイングを世界警察として任命してはどうか、なんてことを言ってたよ」
デビッド補佐官:「妙案ではあります。国連と違って、維持費がかかりません」
大統領:「ふ、人間の多くはすでに傷を持っている。国家もまたしかり、彼らと手を組むものなどいるはずがない」
幹部:「大統領、タリビアが明日、声明を発表するとの報告が」
大統領:「うーむ・・・」

スメラギ:「ヴェーダ、あなたの予測を聞かせて・・・、わたしの予報と同じね・・・、対応プランは12種、そのどれを選択しても私達の立場は危うくなる。・・・わかっていてもやりきれないわね・・・」
クリスティナ:「スメラギさん!たった今、タリビアで声明が発表されました!」
スメラギ:「やはりタリビア・・・」

タリビア首相:「ユニオンは50を超える国家の議会制を取りながら、実質は太陽エネルギー分配権を持つ米国1国の独裁体制で運営されている」
大統領:「デビット、ユニオンの特別議会を開く。主要国代表を召集してくれ」
デビッド補佐官:「わかりました」
タリビア首相:「太陽光発電システムは、1国家の思惑だけで運営されるべきではない!

タリビア首相:「わがタリビア共和国は、ユニオンを脱退し、独自のエネルギー使用権を主張する!」

タリビア首相:「この主張に反対し、他国から政治的、軍事的圧力が掛かった場合、わが国は軍事力をもってこれらに対抗するだろう!」

タリビア首相:「わが国は、劣悪なる米国支配に断固反対する!」

シーリン:「タリビアが動いたようね」
マリナ:「あの国は、昔から反米意識が根強いけど、ユニオンを脱退して一方的にエネルギー権を主張するなんて」
シーリン:「次の選挙のための布石かしらね」
マリナ:「そんな。軌道エレベーター周辺国家の情勢悪化は、太陽光発電システムの運営に支障をきたすわ」
シーリン:「当然、アメリカの要請を受け、ユニオンは軍事的干渉に踏み切るでしょう。そして、そのことをタリビアも予測しているわ」
マリナ:「予測・・・」

セルゲイ:「少尉、タリビアがなぜこのような強硬策に出たかわかるか?」
ソーマ:「ユニオンが軍事行動を起こせば、ソレスタルビーイングが介入してくると考えての行動だと思います」
セルゲイ:「その通りだ」

グラハム:「誘い出されて現れるか?ガンダム」

マリナ:「タリビアがソレスタルビーイングを利用していると言うの?」
シーリン:「うらやましいわ。あのような恐喝じみた強硬姿勢を貫けるのも、タリビアが軌道エレベーター近くにあればこそ・・・わが国とは違い、切れるカードがある」
マリナ:「ソレスタルビーイングは本当に現れるかしら?」
シーリン:「さあ?でも、ソレスタルビーイングがどうタリビアに対応するかで、この国の未来が変わるかもしれないわね」
マリナ:「この国の未来が?」
シーリン:「利用できるということよ・・・彼らを」
マリナ:「・・・」

ワン・リューミン:「たとえ利用されているとわかっていても、私たちは動く」

アレハンドロ:「そう、それでこそソレスタルビーイング」

フェルト:「・・・!」
ラッセ:「・・・!」
リヒテンダール:「・・・!」
スメラギ:「ミッションを開始します。ガンダムマイスターたちに連絡を!」

男性キャスター:「ユニオンは、議会の賛成多数で軍をタリビアに派遣することを決定しました。また、アメリカは独自に軍を派遣すると表明しており・・・」
刹那:(タリビア・・・)

ロックオン:「ハロ、行くぜ!」
ハロ(オレンジ):「リョウカイ!リョウカイ!」

刹那:「・・・!」

アレルヤ:「キュリオス、アレルヤ・ハプティズム。介入行動に入る」

ロックオン:「デュナメス、ロックオン・ストラトス。撃ちに行くぜ!」

刹那:「エクシア、刹那・F・セイエイ。出る」

ハワード:「ついにガンダムとご対面ですか、楽しみですよ、中尉!」
グラハム:「わたしもだ。さて、このカスタムフラッグがどこまでガンダムに対抗できるか・・・いや、そうする必要があるとみた!」

フェルト:「ユニオンの艦隊とアメリカ第2艦隊が、タリビア近海に到着」
クリスティナ:「ブラジルの駐屯基地からも航空兵力が出撃。タリビアの主要都市の制空権を掌握した模様です」
スメラギ:「タリビア軍は?」
クリスティナ:「3カ所の主要都市に陸上用モビルスーツ部隊を集結させています」
ラッセ:「まさに一触即発だな」
リヒテンダール:「スメラギさん、どうするんです?」
スメラギ:「決まってるわ。わたしたちのやるべきことは1つよ」

ユニオン兵A:「・・・!艦長!ガンダム出現!」
艦長:「う、あれがガンダムか!」

ユニオン兵B:「こちらブルーシャーク、ガンダム2機を視認した。首都方面へと向かっている。対応を乞う」
「う、通信が妨害されている。ガンダムの仕業か」

側近:「首相、ソレスタルビーイングが現れました」
タリビア首相:「やはり来たか」

ユニオン兵C:「ガンダムは分散し、3つの主要都市へそれぞれ向かうと思われます」
艦長:「武力介入する気か、ユニオンと我ら米軍を相手に」

男性キャスター:「ただ今、タリビア共和国の領土内に私設武装組織ソレスタルビーイングが所有するモビルスーツが現れたとの情報が入りました」
シーリン:「ソレスタルビーイングが武力介入をすれば、タリビアの強硬姿勢を手助けすることになるわ」
マリナ:「逆に、ユニオンの軍事行動を許せば、紛争根絶という彼らの行動理念が瓦解する」
男性キャスター:「ユニオンからの脱退を表明したタリビア共和国は現在、ユニオン艦隊に包囲されており、ソレスタルビーイングは、南米地域への武力介入を行うものとみられています」

大統領:「さあ、どちらを選ぶ?ソレスタルビーイング」

男性キャスター:「しかし、現状において両軍は戦闘を開始していません。ソレスタルビーイングがどのような武力介入を行うのか・・・

スメラギ:「ミッション、スタート」

タリビア兵A:「何だ!?」
タリビア兵B:「ユニオンの先制攻撃か!」
「ん?」
「うわ!ガ、ガンダム!」
「なぜだ!?」
タリビア兵A:「われわれは、まだ何もしていないぞ!」

ワン・リューミン:「ソレスタルビーイングの創設者、イオリア・シュヘンベルグは声明でこう言ったはずよ」

アレハンドロ:「ソレスタルビーイングは、戦争を幇助する国も武力介入の対象であると」

刹那:「タリビアを紛争幇助国と断定、目標を駆逐する!」

アレルヤ:「キュリオス、介入行動を開始する!」

ロックオン:「デュナメス、目標を狙い撃つ!」
「人様のこと利用して、勝手しなさんな!」


アレルヤ:「しかし・・・これは一方的だ」

ユニオン兵D:「ガンダム、タリビア軍に攻撃を開始!」
艦長:「何だと!」

タリビア首相:「そうか・・・ガンダムはわが軍に攻撃を・・・ブライアン大統領へホットラインを」
側近:「はっ!」

大統領:「どうやらソレスタルビーイングは、貴国を紛争を引き起こす存在と見なして攻撃を開始したようだな。私は彼らの行動を遺憾だと思っている。・・・もちろん、ユニオン脱退を撤回していただけるなら、我々は貴国を守るために喜んで軍を派遣しよう。・・・そうか、わかった」
「我が軍は、友好国であるタリビア共和国防衛のため、ソレスタルビーイングに攻撃を開始する」

クリスティナ:「アメリカのモビルスーツ部隊が発進しました。予想通り、タリビアの防衛行動だと思われます」
スメラギ:「そう」
フェルト:「ミッション通り、各ガンダムは撤退を開始。安全圏へと離脱」
ティエリア:「とんだ茶番だ・・・」
クリスティナ:「あっ、待ってください!エクシアに接近する機影があります。米軍のフラッグです」
スメラギ:「米軍?どういうこと?」
クリスティナ:「スペックの2倍以上のスピードでエクシアを猛追してます!」

刹那:「あのフラッグは?」
グラハム:「これでガンダムと戦える。見事な対応だ、プレジデント!」
刹那:「はっ!」
グラハム:「うっ、くううっ」
刹那:「速い!」
グラハム:「ぬぅっ!」
「よし!」


ハワード:「お見事です、中尉!」
グラハム:「逃げられたよ」
「カスタムフラッグ、一応対抗して見せたが・・・しかし、水中行動すら可能とは、汎用性が高すぎるぞ、ガンダム」


マリナ:「まさか・・・タリビア軍を攻撃するなんて」
シーリン:「タリビアも、そしてアメリカも、こうなることを予測していたようね」
マリナ:「予測していた?」
シーリン:「ソレスタルビーイングに武力介入されたタリビアは、率先して米軍の助けを借りたのよ」
マリナ:「・・・」
シーリン:「これによりタリビア国内の反米感情は沈静化し、アメリカ主導の政策に舵を切ることができる。タリビアの現政権も、アメリカの支援を受けて安泰。他の国々もタリビアの二の舞を避けるべく、露骨な反米政策を打ち出そうとはしないでしょう」
マリナ:「あ・・・」
シーリン:「この一連の事件で、一番得をしたのはどこかしら?もしわからないのなら、あなたにこの国を救う資格はないわ。アザディスタン王国第1皇女、マリナ・イスマイール様」

沙慈・クロスロード:「ねぇ、どういうことなの?姉さん。ソレスタルビーイングがタリビア軍を攻撃って、あの国は戦争も何もしてないじゃないか!」
絹江・クロスロード:「そうね」
沙慈・クロスロード:「戦いをやめさせるとか言っていたくせに、戦いを引き起こしてる。そんなのおかしいよ」
絹江・クロスロード:「・・・そんなに簡単じゃないのよ、世界は。・・・世界は簡単じゃないの」

次回予告:「低軌道ステーションでの出会いが、アレルヤを過去へと誘う。急げキュリオス、命朽ち果てる前に。次回『限界離脱領域』抗えぬ重力が、ガンダムを蝕む」


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