機動戦士ガンダム 第8話 戦場は荒野

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ナレーター:「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が経っていた。地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。宇宙世紀0079、宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。この戦いでジオン公国と連邦は総人口の半分を死に至らしめた。人々はそのみずからの行為に恐怖した」

タイトルコール:「戦場は荒野」


リード:「ぶ、ぶつかるぞ!」
ミライ:「は!」
アムロ:「ああっ」
フラウ:「きゃっ」
アムロ:「あ・・・」
ハロ:「ハロハロハロハロ、ハロロ、ハ、ハロ、ハロ」
コーリー:(泣き声)
アムロ:「サブブリッジに誰かいる」
ペルシア:「コー君、あなた男の子でしょ。このくらいのことで泣かないの。ごらん、これが地球よ」
「ここがあなたのお父様の育った所なのよ。お父様はあなたがいくらでも威張れるような立派な方だったの」
アムロ:「母親ってみんなあんなもんかな?」
フラウ:「アムロはお母さんにずっと会ってないのよね。でも・・・」
ハロ:「アムロ、ブライト、ヨンデル」
アムロ:「OKハロ。うわっ!」
フラウ:「あっ」

リード:「無茶だ、ブライト君。もっと高度を取りたまえ」
ブライト:「あなたにはあれが目に入らないんですか?」
「できれば地面を走りたいぐらいです」
リード:「しかしだな、満足に操艦できないパイロットで」
ミライ:「いいえ、できます!」

ジオン兵A:「こちらはバイソン。木馬は山脈越えにかかる様子です」
ガルマ:「山脈を越えさせるな。地上軍のマゼラアタックと接触でき次第攻撃を」
シャア:「ガルマ」
ガルマ:「なんだ?シャア」
シャア:「木馬がなぜあんな飛び方をしていると思う?」
ガルマ:「我々のレーダーから逃れる為だろ?」
シャア:「違うな。ミノフスキースクリーンの上に地形を利用した強力な妨害網を引くつもりだ。こうだな。となれば、ミノフスキー粒子の効果は絶大だ」
ガルマ:「どんなに強力な誘導兵器も使わせんということか」
シャア:「待ち伏せるんだ、我々の有利な地点で」
ガルマ:「そして一挙に叩くか」

セイラ:「どういうこと?ドップの編隊が引き上げていく」
ブライト:「何かある・・・」
「これが我々のいるグレートキャニオンだ。ホワイトベースの現在位置はここだ。そして、敵はおそらくこのミッド湖あたりに戦力を結集してくるだろう」
リード:「うん、同感だな」
ブライト:「ここが我々の最も不利な地点だからだ。ガンダムの働き如何で我々の運命が決まる」
ミライ:「アムロ、頼むわよ」
アムロ:「はい!」
カイ:「俺達はどうでもいいんだとよ」
セイラ:「カイさん・・・」
カイ:「いや。ん?フラウ・ボゥ、なんだいその人達は?」
フラウ:「艦長、この方達がどうしてもお話をしたいことがあるそうです」
ペルシア:「実は、私達をここで降ろしてもらいたいんです」
ブライト:「ええっ?」
セイラ:「ええっ、降ろす?」
リュウ:「戦闘中だっていうのに」
ペルシア:「この先にあるセント・アンジェは私の夫の故郷なんです」
リード:「故郷?こんな所でこんな言葉を聞くとは」
ペルシア:「ご無理は承知の上です。でも私はこの子を父親の故郷で育てたいんです」
リード:「あなた達はよくもそんな自分勝手なことが言えたもんだ!ブライト!」
ブライト:「大尉、私にアイデアがあります」
リード:「ア、アイデア?」
ブライト:「はい、ジオンに一時休戦を申し入れてこの人達を降ろすんです」
避難民達:「おおっ・・・」

ガルマ:「どう思う?シャア。避難民を降ろしたいからという休戦理由は?」
シャア:「気に入りませんな。しかし・・・」
ガルマ:「ん?」
シャア:「敵がどういうつもりか知らんが、こちらも時間が稼げる」
ガルマ:「それで?」
シャア:「足の遅い陸上兵器を今の内に補強すれば」
ガルマ:「我々の勝利の確率は高くなる訳か。よし」
シャア:(どうもお坊ちゃん育ちが身に染み込みすぎる。甘いな)

カツ:「なんで壊しちゃうの?」
レツ:「もったいないじゃん」
キッカ:「にゃんにゃん」
カイ:「うるせえな!!穴開けとかなきゃごまかせねえんだとよ!!」
レツ:「・・・」
キッカ:「・・・」
子供達:「うわーっ」

ガルマ:「フフ、これなら必ず勝てる」
シャア:(これで勝てねば貴様は無能だ)

アムロ:「もう引き返せませんよ。いいんですか?」
ペルシア:「覚悟はできてます。どんな事があってもこの子を大地で育ててみたいんです。こんな気持ち、あなたにはわからないでしょうね」
アムロ:「地球には住んだことはありませんから」
ジョブ:「来ましたよ」
リュウ:「うん、予定通りだな」

バムロ:「こちらビッグ・ジョン。ホワイトベースの搭載機を確認しました」
ジオン兵A:「何か変わった点はないか?」
バムロ:「胴体側面に弾が当たったような穴があります」

フラウ:「ん?あれがつけ馬っていうのね。はあい!」
アムロ:「おい、よせよ」
フラウ:「あら、妬いてんの?」
アムロ:「そんなんじゃないよ、作戦の心配してるんだ」
フラウ:「フフフ」

コム:「機長、子供が手を振ってますよ」
バムロ:「ああ」

ペルシア:「湖。この辺にあんな大きな湖があったのかしら?」
リュウ:「なんて湖だ?」
ジョブ:「爆撃された跡でしょ、きっと。どこに着陸しましょう?」
リュウ:「うーん、むこうがミッド湖だな。よーし、そっちに降りろ」
「うん、住めそうな家もある。よーし、着陸しよう」
ジョブ:「はい!」
リュウ:「作戦開始だ!」
カイ:「おう」
「すぐすむからね」


バムロ:「おい見ろ、どういうことだ?」
「おい、大丈夫か?」
リュウ:「とうとうガタが来ちまったらしいぜ、みんな貴様らのせいだ。不時着する」
バムロ:「了解。ボブスン、応答願います。こちらビッグ・ジョン」

バムロ:「どうやら我々の攻撃が今頃になって効いてきたようです」
ガルマ:「運の悪い連中だ。監視を続けろと言え」
ジオン兵B:「了解」
シャア:「気になるな」
ガルマ:「何が?」
バムロ:「ローターの一つが止まりました」
シャア:「ん?私の考えすぎだ」
バムロ:「高度を下げています」

リュウ:「・・・不時着らしく見せるんだ、いいな?」
ジョブ:「わかってます!」
ペルシア:「ああっ!」
カイ:「ああ!っ」
フラウ:「きゃっ!」
アムロ:「うっ・・・!」
ペルシア:「ああっ」
コーリー:(泣き声)

カイ:「ヘヘッ、こういうのなら俺も好きなんだけどな」
アムロ:「騙せたんだろうか?」

ジオン兵B:「老人4人、女2人、子供3人の計9人です」
シャア:「いなかったようだな」
ガルマ:「誰が?」
シャア:「戦闘員を潜り込ませるつもりかと思ったのさ」
ガルマ:「ははははっ、我々も監視しているんだぞ。できる訳がない」
シャア:「もっともだ」

避難民A:「わしらはさっき見た家にとりあえず住むつもりじゃ。どうしてもセント・アンジェに行きなさるのか?」
ペルシア:「ここからならたいしたこともありませんから。St.アンジェがなくなっていましたら皆様の所へ戻らせていただきます。では」

バムロ:「ん?あの親子はどこへ行くつもりだ?この先は何もないぞ」
コム:「機長、あれを」
バムロ:「パイロットが脱出、ホワイトベース方面に向かいました。追いかけます」
リュウ:「ははは、アムロ、やったぞ。引っ掛かった」

アイキャッチ

ペルシア:「きゃっ!!」
コーリー:「ああっ!!」
ペルシア:「ああっ!!・・・ああ!!」

コム:「ぐふふ・・・あれ・・・」
バムロ:「・・・もういいだろう。ちょっと寄り道をするぞ」
コム:「あの親子が気になるんでしょう。怒られますよ?」
バムロ:「ガルマ大佐はまだお若い。俺達みたいな者の気持ちはわからんよ。よし、行くぞ」
コム:「ああっ!ああっ!・・・」

リュウ:「おっ・・・」
アムロ:「どうしたんです?リュウさん」
リュウ:「奴ら、引き返してきやがった」
アムロ:「え?」
リュウ:「ありゃ、どこ行くんだ?」
アムロ:「あ・・・リュウさん、急いでコンテナを開けてください」

リュウ:「よし、アムロ、湖の中に隠れていろ。作戦が始まったら敵のうしろからお前が、おお、おい、アムロ、どこ行くんだ!?」

アムロ:「無線は使うな!敵のパトロールがあの親子の方へ行った、気にならないのか?」
リュウ:「アムロ!!」

リード:「うまくいったのか?」
フラウ:「わかりません」
ブライト:「結果は15分後には出ます。さて、カイ、試してみる自信はあるのか?」
カイ:「ああ、戦場になる地形も見てきた。やってみるさ」
ブライト:「よし、ガンキャノン、ガンタンク発進準備にかかれ!」
ハヤト:「了解!」
カイ:「了解!」

コーリー:「・・・」
ペルシア:「あっ」
コーリー:「・・・ああっ」
ペルシア:「・・・あなた、コーリーを助けて」
アムロ:「いた!」
「ん?」
「あ!」

ペルシア:「あっ・・・」
アムロ:「気付いてくれるなよ・・・」
バムロ:「ん?」
コム:「なにか?」
バムロ:「光だ。確認するぞ。ミサイルセーフティ解除」
アムロ:「クッ、発見されたか」
バムロ:「連邦軍のモビルスーツか?」
アムロ:「見つけなけりゃいいのに」
バムロ:「ああっ!」
コム:「わあっ!」
ペルシア:「あっ」
バムロ:「スロットルレバーを絞れ!」
コム:「は、はい!」
アムロ:「ああっ!」

ジオン兵A:「ビッグ・ジョンからの通信が止まりました」
シャア:「どういうことだ?」
ガルマ:「パトロールは放っておけ。戦闘開始だ」

カイ:「ちぇっ、もう少し高度を下げてもらえないのかい?セイラさん!」
セイラ:「無理ね。これ以上下げればホワイトベースが動けなくなります。頑張って、カイさん」
カイ:「やってみるよ、セイラさん」

カイ:「ううっ!着地した!・・・うっ?」
「うわあっ、ね、狙ってやがる」
「ああっ・・・ぐ・・・」
「ああーっ!!」
「うわあ!」
「つ、つ、つええ・・・」
「お、俺だって、俺だって!」

ジオン兵C:「ガウ、見えるか?木馬のうしろ、右に新しいモビルスーツだ、援護してくれ!」
カイ:「ああっ・・・、た、弾が、弾がない・・・わあっ!!!」

シャア:「で、我が軍は湖を背中にして木馬を攻撃しているわけか」
ジオン兵D:「は、左翼のブラックジャックはまた3キロ移動しました」
シャア:「ガルマ、湖を背中にしているブラックジャックを木馬の前へ移動させろ」
ガルマ:「なぜだ?木馬が沈むのも時間の問題だと思うが」
シャア:「湖に着陸した輸送機からモビルスーツが出てくる。私ならそうする」
ガルマ:「シャア・・・」
シャア:「我々はあの輸送機の中を調べていないんだ」
ジオン兵D:「左翼うしろからモビルスーツだそうです!」
シャア:「な、なに?」
ガルマ:「ば、馬鹿な!」

カイ:「ア、アムロ!!」

フラウ:「ガ、ガンダムです」
セイラ:「作戦通りよ、アムロはうしろから」
ブライト:「よし、ホワイトベースは火力を前方にのみ集中する。各員、前方のマゼラアタックを撃破せよ!」
「ううっ」

キッカ:「わあっ!」

ジオン兵C:「いかん、同士討ちになるぞ。攻撃中止!」
アムロ:「やらせるか!」

コム:「戦いはどうなってんでしょう?」
バムロ:「さあな、どちらが勝つか」
ペルシア:「どちらが勝っても負けても、私のように夫をなくす人がこれからも大勢出るんでしょ・・・コーリー、おねむになったのね」

ジオン兵E:「うわあっ」
アムロ:「・・・いくらガンダムでもあれだけのザクを防げるか?」
カイ:「ヘッ、俺にだってこれくらいはな」
アムロ:「カイ・・・」
ジオン兵F:「あ、新手のモビルスーツだ!わあーっ!」

ジオン兵G:「最後のザクがやられたぞ!」
ジオン兵H:「隊長どの、応答してください!隊長どのーっ!!」
ガルマ:「・・・」
ジオン兵I:「マゼラアタックは全滅だ、動いているものは一つもないぞ!!」
ジオン兵J:「退却だ、退却しろーっ!!」
ガルマ:「・・・こ、このような失態を姉上になんと言って報告したらいいのか・・・」
シャア:「挽回するチャンスはまだある。それに、我々指揮官は最前線で士気を鼓舞しなければな。次は私も行かせてもらおう」
ガルマ:「た、頼む・・・」

バムロ:「我々は原隊へ戻らなければなりません、今夜は救助カプセルで休むといいでしょう」
ペルシア:「ありがとうございます」
バムロ:「ぼうず、強い男になって母さんを守ってやれよ。では」
「奥さん!」
ペルシア:「は、はい」
バムロ:「ここが一年前までセント・アンジェのあった所です。奥さんは湖の仲間の所にお帰りになった方がいいでしょう」
ペルシア:「え、ここが、ここが、セント・アンジェ?」
「コーリー・・・・」
コーリー:「ママ・・・」

アムロ:「あの親子はセント・アンジェに着けたんだろうか?」

次回予告:「ガルマ・ザビみずからがホワイトベースに攻撃を掛ける。戦いに疲れきったアムロは、体に鞭打ってガンダムを操り、ついに空中戦を行わしめる。共に、シャアの深い陰謀も知らずに。機動戦士ガンダム、次回、『翔べ!ガンダム』。君は、生き延びることができるか?」


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